「軽キャン、エイジング加工で仕上げる」第443回サルシカ隊がいく

投稿日: 2016年10月03日(月)09:45

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前回は、テーブルの高さ調整と固定、そして外部充電器のコンセントと排水のホースの取り付けをおこなった。
仕事を終えてから、吉川自動車へ行き、4時から急いで作業を開始。
午後6時に終了。

6時からは、サルシカ秘密基地にて、大工の坂下さんによる木工作業がはじまるのである。
みんな忙しい仕事の合間にやっているので、本当にドタバタなのだ。

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で、大工の坂下さん。
秘密基地にやってくるなり、キャンカーに乗り込み、さっそくテーブルの使い心地をチェック。
ぐりぐり回し、パソコンを打つ真似をし、弁当を食べる真似をして、

「いいねえ、ばっちりじゃん! これオレの車にもほしい!!」

どーぞどーぞ、パーツはみんな型取りしてあるので、いつでも作ってあげますよ(笑)。

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で、そのテーブルの天板なのであるが、実は軽キャンカーに取り付けていたのは予備のもの。
実は本ちゃんのものは、中谷の父ちゃんが仕上げてくれていたのだ。

今回、木工部分は、使い古された感じのエイジング加工というものを施す。
加齢を感じさせないアンチエイジングというのが女性のあいだで流行っているけれど、こちらはあえて加齢、オンボロ感を出すのである(笑)。

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その作業工程としては、まず濃い茶色の塗料で木材を塗る。
乾くのを待って、その上からまたペンキ(今回は白)を塗る。

で、またまたしっかりと乾かしてから、ペーパーなどをかけて、表面のペンキが剥がれたような感じにしていくのだ。

下地の色を変えると、ぼんやりうっすらと全体の色を変えることもできる。
今回は3色ほどを使ってデザインする予定である。

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「あんまりね、丁寧にやったらダメだから。
だからね、テキトーな隊長にぴったりな作業だから、がんばってね」

中谷のとうちゃんにそう言われて、ペーパーがけは隊長であるわたくしが担当。
なんか納得出来ないけれど、まあいいか(笑)。

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ごしごしやっていくと、おおお、いい感じじゃん!!
確かに古くて使い込まれた感じがする!!

端っこは特にペーパーをかけて下地を出す。

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これにて、テーブル完成!!
金具づくりからはじまって結構な時間と手間がかかった。

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一方、大工の坂下さんも作業に入る。

前回、途中までつくったところで計画が破綻し、ゼロから考え直したのである。
図面だけで30枚以上もつくった。

で、気持ちを新たに作業再開なのだ。

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かなり出来上がっていた床をここまでばらす。
悲しい作業。

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そして新たに木材を加工し、床となるベースをつくっていく。
前回より20センチほど短くつくった。

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今回ポイントとなるのは、この小さなボックスのようなパーツ。
これをセパレートにすることで、大きな問題をクリアしたのだ。
シンプルなことであるが、なかなかこれにたどり着かなかった。

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床に合わせて小さなボックスを削り、加工していく。

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そして、きっちりと収まって、床部分の完成!!

ぱっと見、なんてことないように見えるだろうけれど、数々の工夫がこらされているのだ。
ふふふ。

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午後8時。
本日の作業終了!!

本日の夜のまかないは、王将の餃子!!!
生で買ってきたのをスキレットで焼く。

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サルシカ副隊長かつ吉川自動車社長のキヨちゃんもやってきて、みんなでカンパイ!
軽キャンカーが完成するまでにあと何回乾杯するのであろう。

サルシカの軽キャンカー制作、どんどん進む。