2016年も無事に稲刈りまで終わり、今年もおいしいサルシカ米が収穫できた。
というわけで、
これまで田んぼを手伝ってくれたみなさん、そして応援してくれたみなさんに感謝の気持ちを込めてサルシカ新米収穫祭の開催なのだ。
朝から玄米を精米してきて、小さな袋にサルシカ米を詰めていく。
これは手伝ってくれたみなさんへの心ばかりのプレゼント。
決して朝慌てて作業をしているわけではなく、精米したてを食べていただこうという心遣いである・・・はず(笑)。
今年、あるありがたいところにこのサルシカ米を奉納することになっている。
その際、「サルシカ米です」ってのは、あまりにイケてないネーミングだってことで、改めて名前をつけた。
それが・・・・!!
経ヶ峰の清流が生んだ「美里の真珠米」
これを新米収穫祭でみんなに食べていただくのだ。
11時半すぎ。
米を炊かせたらこの男ってことで、サルシカ副隊長兼農業事業部部長兼釜炊き爺のキヨちゃんが、「ああ煙い煙い」と言いながら、釜でごはんを炊きはじめる。
イベントの開始は正午から。
みんなが集まったところで、釜のフタをあけて、湯気立つ白いごはんをいただこうという作戦なのだ。
12時が近づくにつれ、参加者がどんどん集まってくる。
サルシカ新米収穫祭の参加条件は、ごはんの友(おかず)を1品以上持ち寄ること。
酒を飲みたい人は自分で用意。
来年の苗代の一部にする参加費は志でという仕組みだ。
12時になって、サルシカ新米収穫祭、開始のごあいさつ〜。
ま、このイベントはゆるゆるとはじまり、みんな途中からどんどん参加してくるので、最初はこんな感じ。
サルシカ隊長のわたくしが、こめづくりに協力してもらったみなさんへの感謝の気持ちを述べ、新米をいただくまえの心がまえや、酒は飲んでも酒に飲まれるな等々の注意事項を話す。
挨拶が終わると同時に、コメが炊き上がる算段なのであるが、釜爺のキヨちゃんを見やると、「あと3分!」と厳密に蒸らし時間を守る。
わたくし、しょーもない話をして場をつなぐ。
もうそろそろよかろうと再びキヨちゃんを見やると、「あと1分!」
わたくし、どんどんしょーもない話をする(笑)。
そしてようやくキヨちゃんの許しが出る。
いよいよ、釜のオープンだ!
「よっしゃ〜、炊けたで〜!!!!」
キヨちゃんがしゃもじを入れる。
「ああああ、そこでストップ〜〜!!!」
そうなのだ、ここから恒例の写真タイム(笑)。
スマホを持った参加者たちが集まる集まる(笑)。
「もっとしゃもじを上げて〜」
「湯気が見えるように!」
「ああ、まだよそっちゃダメ〜」
もうみんなうるさいのだ(笑)。
もはやすっかり「おばんざいバルすみす」の女将として定着した寿実ちゃんが配給係。
「はいお次のかたどうぞ〜、慌てなくてもいっぱいあるからね〜、どんどん食べてね〜」
彼女がごはんをよそうとみんなてんこ盛り(笑)。
さあ、お好みのごはんの友をトッピングして、みんなでいただきます〜!!!
そうそう、サルシカのイベントは大体「カンパーイ!」からはじまるが、この新米収穫祭だけは「いただきまーす!」からはじまるのだ。
最初はごはんだけ頬張って、
「うんま〜!!!」
「最高〜!!」
「ほひ〜〜〜!!!」
続いてごはんの友といっしょに、
「うんみゃ〜!!!」
「たまらん〜!!!」
このみんなの顔が見たくて、中谷の父ちゃんをはじめとした農業事業部のメンバーはずっとがんばってきたのだ。
最初に2升を炊いて、続いて1升、追加で2升。
そのあと栗ご飯を2升炊いたので、なんとすべてで7升のごはんを食べ尽くした。
すさまじい食欲である。
正午にはじまって、2時、3時になっても、みんな食べつつ、酒を飲みつつ、大いに盛り上がっていた。
途中からどんどん参加者が増えていたが、その人数は誰にもわからない(笑)。
いつもなら、新米収穫祭は夕方には終了する。
が、今回は続きがあったのだ。
そう、ぽぽくんラーメンの試食会を夜にやる予定であった。
みんな、はげしくごはんを食べつつも、あたりを見渡しつつ、密かにラーメンを待っていたのである。
しかしなぜ新米収穫祭でラーメンなのか。
次回、明らかに・・・・・なるかな(笑)。