2016年のサルシカ新米収穫祭は、いろんな人が入れ代わり立ち代わりつつ、米をどんどん炊いては食べ、缶ビールをプシプシ開けて飲んでいた。
新米を食べてお腹が満ちると、どこからともなく栗が出てきて、手の空いているものが剥きはじめる。
そう、栗ごはんの準備!!
容赦なく剥いた栗。
ごはん3に対し、栗1ではないか、と思えるほどの量である。
新米収穫祭は、いつもこの栗ごはんでシメとなる。
が、今年はいつもと違った。
栗ごはんを食べたのに再びカンパーイ!!
まだ飲むのか(笑)。
いつもは夕方には終わるイベントなれど、その後もどんどんお客さんがやってくる。
なぜか津祭りの宣伝カーまでやってくるし。
しかも乗っていたのは「たむけん」で、差し入れまでくれちゃったりするし。
日暮れ前には、釣り上げたばかりの鯛や魚がやってくるし。
釣り上げたのは、軽キャンカーの鉄工作業を担当してくれている堀井工作店の堀井さん。
ありがたやありがたや。
すっかり夜になっても宴会は終わらない。
なぜか?
なぜみんなここまでがんばるのか???
それは、今回のサルシカ新米収穫祭のシメが、ポポくんラーメンだから!!(笑)
農業担当の「中谷の父ちゃん」改め、「海外からの留学生ポポくん」が、アルバイト先のラーメン店で身につけた味と技で、ラーメンをつくるのである。
実は先日から試食会を繰り返していて、それが結構評判がいいものだから、調子に乗って新米収穫祭でふるまうと勝手に決めてしまっていたのだ(笑)。
しかも、そのラーメンは、津ぅ一番のラーメン筋肉マニアのみずのっちをうならせ、三重を代表するグルメブロガーの「ちよぞーさん」と「M子」を納得させたもんだから、もうあちこちから注目を浴び、非公式の試食会にも10人ほどが集まるほどの注目ぶり。
それを限定30食での公開試食会なんて言っちゃったもんだから、もうみんなベロンベロンになりつつも、必死にこの時を待っていたのである(笑)。
この煮玉子は、誰かが「ごはんの友」として持ってきてくれたもの。
これをラーメンに入れんでどーすると思って、すかさずキッチンの冷蔵庫に隠しておいた(笑)。
持ってきてくれた人、ごめん。
一瞬で食われちゃったと思ってたよね。
ラーメンを食べてくれたことを祈る(笑)。
ポポくん作の鶏ハム。
M子、すみす女将と、鶏ハムの達人が身近にいるので、こればかりはもうお店に出してもいいほどの出来栄え!!
そして出来上がったのが、鶏白湯ラーメン!!!
白濁したとろりスープ。
俗にいうポタージュ系という奴か。
で、あとこれは書いていいのかな。
この麺であるが、松阪にある三重県ナンバーワンの有名店がつくってくれたオリジナル麺!
平打麺!!!
こんなことがあっていいのか。
ポポくんラーメンを発売したら、いきなり行列店になるのではないか。
「麺はわたしが責任を持って茹でますよ」
そういって、ポポちゃんに代わって厨房に立ったのは、ちよぞーさん。
湯で時間は1分48秒。
それ以上でもそれ以下でもダメ。
ダメといったらダメ。
ストップウォッチとにらめっこしながらの真剣勝負!!!
ずるずるずる〜!!!
「うめ〜〜〜!!!!」
「あかん、これ〜!!!」
「腹限界なのにまだ食える〜!!!」
「苦しいけど食う〜!!!」
「たまらん〜!!!!」
絶賛の嵐。
今回のラーメンづくりに闘志を燃やした留学生ポポくん、ちよぞーさん、そしてみずのっちの3人は静かに泣く。
こうして、2016年の新米収穫祭はラーメンで終わった(笑)。
あまりにラーメンが好評だったため、11月にラーメンだけのイベントを開催予定である。
乞うご期待!!!