みなさんは、「津ぅのドまんなかバル」ってのをご存知であろうか。
いま全国で開催されている「まちバル」「まちなかバル」のひとつで、2013年から三重県の県庁所在地である津市の繁華街、大門で開催されている。
そう!
われわれサルシカが、無謀にも「おばんざいバルすみす」という店をみんなで作り上げ、出店している商店街である。
まず、
この「津ぅのドまんなかバル」について、簡単に紹介しておこう。
チケット制の飲み歩き、食べ歩き企画で、おつまみ1品とドリンクを格安で提供。
普段なかなか入れないお店や、知らないお店を発見しようという企画である。
今年で3回目となる「津ぅのドまんなかバル」には、なんと66店舗が参加!!
6枚つづりで500円のエントリーチケットを購入して、各店で500円から1000円の現金で、バルメニューを愉しむことができるのだ。
今週末の19日(土)も開催です。
みなさん、ぜひおでけください。
さて、
昨年末から、サルシカの隊員たちが中心となって、店作りを繰り広げてきた「おばんざいバルすみす」。
3月上旬に工事が終わり、その後、関係者への試食ふるまい会がえんえんと続き、そして4月15日に正式オープン!!
そこまでは、もう毎日のようにサルシカに登場していた「すみす」であるが、オープン以降はHPを別にしたこともあり、サルシカにはほとんど登場することがなくなった。
「おい、あの店はどーなったのだ?」
「もう潰れたんか」
「ちゃんとやっとるんやろな、おい」
などと、特に遠方の方からはご質問をいただいていたのである。
はい、ご安心ください。
おばんざいバルすみすは、ゲンキに営業しております。
本当にたくさんのお客さんに支えられ、私たちが思っていた以上に順調にやっております。
というわけで!!!
おばんざいバルすみすの開店半年を記念して、お客様とやさしく迎えてくれた大門に感謝の気持ちをこめて、津ぅのドまんなかバルでどどーんとふるまおうではないか、ということになったのである。
その大きなネタが、これだ!!!
バル前日の11日の夕方、津市の久居インターそばのショッピングセンターの駐車場で、三重県漁連の方から巨大な物を引き取る。
南伊勢の神前浦で育てられている「伊勢まぐろ」。
身が引き締まり、天然に近い脂ののり方をしているのが特徴で、東海地方を中心に話題になっている養殖まぐろである。
今回、三重県漁連の協力により、通常ではとても出せない価格で、バルメニューを提供することが出来たのである。
感謝、感謝なのである。
「大きいっすよ」
とは電話で聞いていたが、入れ物の発泡スチロールがバカでかい。
しかも氷がしっかり入っているので、めちゃくちゃ重い。
例えは非常に悪いが、棺桶サイズだと思ってもらえばいい。
そして!
津ぅのドまんなかバルに参加を記念して、われわれサルシカが2011年〜2013年までの間、50種類を販売をしてきた、津のローカルブランドTシャツ「SalT(サルティ)」が限定復活!!!
おばんざいバルすみすTシャツ・・・略して「すみティー」である(笑)。
こちらは現在もすみすで販売中。
興味のある方は、ぜひお店で女将にお声がけください。
11月12日(土)、バル当日の朝。
午前9時すぎ。
女将の寿実ちゃん、伊勢まぐろ運搬係の中谷の父ちゃん、そして隊長のわたくしは、大門の商店街の中にある「街の駅だいもん」に集合。
この街の駅だいもんの中に、今回、伊勢まぐろを解体してくれる魚屋さんの「池田屋」さんがあるのだ。
池田屋さんは、普段は市場で魚の卸販売をしているが、毎週、木、金、土だけ、この街の駅で小売販売のお店をやっているのだ。
出た〜!!!
1本まるごと伊勢まぐろ〜!!!!
胴まわりが大きいのが、養殖まぐろの特徴なんだとか。
痩せた女性ぐらいの重さがある。
「ダメダメダメ、すみちゃんが並んじゃダメだ〜、まぐろが小さく見えちゃうよ〜」
池田屋のお父さんが軽口を叩く。
はい、わたくしもそう思います(笑)。
池田屋の若旦那である谷やんが、いよいよ伊勢まぐろを解体!!
普通、まぐろを丸ごと魚屋さんに持ち込んでも、解体なんてしてくれませんよ。
谷やんは市場で働いている職人さんだからできるのだ。
すみすの近くに谷やんがいて本当によかった。
見事な包丁さばき!!
街の駅だいもんは、津ぅのドまんなかバルの本部受付にもなっているので、せっかくならまぐろの解体ショーをしてほしかったのであるが、谷やんは「人前でやるのは絶対にイヤ、はずかしい!!!」とかたくなに固辞したのであった。
「ええ色やなあ、これはうまいよ〜」
と、谷やん。
今回はすっかり甘えて、谷やんにお刺身にまでまぐろを切ってもらった。
この日、おばんざいバルすみすの営業は、お昼12時〜夜12時までの12時間ぶっ通し営業。
お昼12時から午後4時までの分として、150人まえのお刺身を用意してもらうことに。
今回の伊勢まぐろは、1本から400人分ぐらいのお刺身ができそうであった。
残りの250人まえについては、夕方4時までに販売状況を見て、どこまでお刺身にするか考えることに。
150人まえのお刺身を用意するにはそれなりの時間がかかるということで、われわれは一度、すみすへ戻り、営業準備をすることに。
すみすに戻ると、出入口のドアが取り外されていた。
中に入ると、すみすをつくった大工の池山さんがテーブル席の改造をしてくれていた。
実は、設計当初から、すみすはバルなどのイベントにも対応できるよう、テーブル席をなくして、そこをテイクアウト受付にできるようにつくってあったのだ。
ほほほほ、常に先を考えて動くサルシカなのだ。
うぉっほん(笑)。
事前に県漁連さんから借りていたノボリやポスターも展示。
ほぼほぼ準備は終わった。
いよいよ伊勢まぐろがすみすにやってくる!!!
それは次回!!