ジャジャ~ン!筍です!はじめてタケノコ掘りにいってきましたぁ!
先日道ばたで、隊長とM子のズガニの師匠である新居さんとバッタリ会い、
「おいタケノコはいらんかぁ。ほしかったら一緒に堀りにいこかぁ」
と誘われた。
M子は海のものではカニエビ、山のものではタケノコに目がない。
ただちに「出動よ!」となるわけである。
もはや隊長の私には決定権も命令権もないのである。
畑作業で疲れたぁ、といっていたサトーさんまで駆りだされる。
師匠・新居さんの軽トラの助手席にM子。
荷台にサトーさんと私が乗って、タケノコ山へと移動する。
そのタケノコ山は、新居さんをはじめ、近所の人が手入れをしている山であるらしい。
何人かの人がタケノコを掘りにきていた。
自分がその日に食べる分だけ掘って帰っていく。
荒らす人はいないらしいが、イノシシが片っ端からタケノコを食べてしまうので「困ったものだ」という。
さっそく新居さんが掘りはじめる。
隊長の私もM子も、タケノコを掘るのは今回が初めて。
去年は新居さんにもらってばかりだったし。
サトーさんもほとんど経験がないという。
細いクワで最小限に掘っていく新居さん。
「タケノコ掘りは重労働やでぇ。思っとる以上に大変や。そやからなるべく小さく掘って採るんや」
理屈はよくわかるが、それがなかなか難しい。
私やサトーさんがやると、タケノコ自体を削ってしまう。
師匠・新居さんは無駄のない「掘り」でいい形のタケノコを次々に掘っていく。
根元のブツブツ(あずき)が見えてきたら、その下にクワを入れて切るのだそうだ。
聞くのは簡単だが、これがなかなかできない。
掘りたてのタケノコ。
プーンと新鮮ないい香りがする。
M子はたまらず根元の方の実をへずって口に放り込む。
どこまでも食い意地が張った女なのである。
しかし、それが意外とウマイらしい。
新居さんに聞くと、いまの時期のタケノコは新鮮であればナマでも食べられるという。
ま、タケノコの刺身ってのもあるらしいしね。
しかしちょっとぐらい待てんのかぁ!!!!
「ちょっとボクも掘らしてもらおう」
とタケノコ掘り初挑戦のサトーさん。
1つ目で、息が切れる。
「これはハードだわ。大変だわ」
M子も挑戦。
「このクワ、コメリに売ってるかなぁ」
何でも欲しがるのはやめなさい。
それよりもタケノコをしっかり見て掘らんかぁ!!
「あ、ボクはね、きのう岩田川でカヌーやって疲れてるから、いいの、いいの」
と、隊長の私。
しかしそんなことが許されるはずもなく・・・。
「やったるでぇ!」
ズババババッ!!
隊長は思いのほか大雑把な人間です。
人の話をあんまりよく聞かず、まあこんな感じだろ、でやってしまいます。
で、タケノコの途中で切ってしまいました。
大失敗です。
「まあ、いいって。食えるって」
本当に大雑把です。
テキトーともいいます。
新居さんと別れた後、サトーさん宅で戦果を褒め称えあう。
新居さんと半分こしても、まだこのタケノコの量である。
Mはすでに興奮状態である。「好きなだけタケノコ食べていい!?」とか言ってる。
M子作、タケノコと豚肉の煮物。
これからしばらくタケノコ料理が続きます。
確かにタケノコ掘りは大変だけれど、その分自分で掘るとなお更美味しいです!!!