「完成!サルシカ軽キャンカー①〜基本スタイル編」第466回サルシカ隊がいく

投稿日: 2016年11月19日(土)09:22

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写真/フォトグラファー加納     文/サルシカ隊長

2016年7月の下旬からつくり続けてきたサルシカ軽キャンカーが、4ヶ月の月日をかけてようやく完成した。
その全容をご紹介したい。

まず第一弾は、基本スタイル編。
細かい機能などは置いておいて、基本的な部分をお見せしようと思う。

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まずベース車について。
スズキ・エブリィ2016年型のDA17V。
エブリイには業務用のバンタイプと乗用車用のワゴンがあるが、チョイスしたのはバンタイプ。
ノンターボで最上位タイプのJOINで、パートタイム4WDである。

JOINより下のタイプは、後部座席が一体型のベンチタイプなので、セパレートタイプのJOINを選択した。

外部ボディにはまったくタッチをしていない。
ルーフキャリアを装着しただけ。
あと、後部バンパーに、外部充電用のコンセント、そして排水用のホースを引き出す穴のみ開けられている。

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フルベッド状態を助手席うしろのスライドドアから撮影。
運転席うしろのスライドドア上にはフタつきの収納棚を設置。
扉は磁石でキャッチしているので簡単に開け閉めができる。
日常的に使うティッシュやタオルなどの収納をイメージしている。

そのさらにうしろにあるのがギャレー(キッチン)。
棚の上にタンクが収納されており、ポンプを使わず、コックをひねるだけで水を出すことができる。
下部には、外部充電器、インバーターなどの電装機器が収納されている。

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助手席の荷台部分。
上部に引き出しタイプの棚。
その下にテーブルが引き出せるようになっている。
この下には携帯冷蔵庫も収納可能。
テーブルは棚にもなり、ここに寝袋などの大きなものを収納可能。

バッグなどを一番下に置き、寝袋やシーツなどをテーブルの上に置くなど、大量の収納が可能になっている。

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フルベッドにした場合、長さは190センチを確保。
横幅は、120センチ。
セミダブルのベッドサイズを確保しており、おとな2人が余裕で就寝できる。

マットは3センチのウレタンを使用。
シートは十分の厚さを持つ6号帆布を使用。

ただし、マットについては、今後、立体縫製タイプに変更していく予定。

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改めてギャレー部分。
左上(緑)、右下(赤)の引き出しを設けてある。
調味料や食器を機能的に収納できる。

特にキャンプの際は、引き出しのまま取り出して外に出せるので本当に機能的。
これはずっと以前から導入したかった私(サルシカ隊長オクダ)のこだわり。

使い倒して傷がついても気にならないようにエイジング加工がされている。
タフに使うがテーマなのだ。

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助手席うしろの収納棚。
壁に固定されている形で、下部にはなにもなし。
よって、足元も100センチ以上の横幅をキープ。
広々と寝ることができる。

こちらの上にも引き出しが2つ。
革のベルトで飛び出してこないように固定されている。

最上部にはシーツが収納されている。
こちらはゴム紐で固定できるようになっている。

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後部座席のひとつを椅子にして、自由に回転して動くテーブルをまえに持ってくると、簡単な作業スペースが誕生する。

横のベッド、倒した助手席にも人が座ることができる。
その場合は、テーブルを囲んでのリビングのようなスタイルにすることができる。
(せまいけどね)

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カチカチ、テーブルでパソコンを打って仕事して、疲れたら横のベッドでごろり。
小さなギャレーでコーヒーを沸かして飲んでもいい。

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このスタイルは、おひとり様の旅行スタイルでもある。
ひとりだったら、ベッドにしたり直したりせず、このまま荷物を放り込んで何泊もすることができる。

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最後にお見せするのは、通常の4人乗りスタイル。
回転テーブルも取り外しできるので、通常のバンとして、普段乗りの車として使用可能である。

使わないベッドマットはすべて後部の荷台に収納ができる。

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つまり、
サルシカ軽キャンカーは、
日常の車として、
移動オフィスとして、
そしてキャンピングカーとして使用可能。

小さいボディに工夫を詰め込んだ機能的軽キャンカーなのだ!!

次回は機能の紹介をしようと思う。
その次は、使用イメージ編。

計3部作で、サルシカ軽キャンの魅力を伝えます。
乞うご期待!!!