写真/フォトグラファー加納 文/サルシカ隊長
完成したサルシカ軽キャンカーの紹介レポート第2弾は、機能編!
ちょっと写真の枚数が多いので勘弁してもらいたい。
4人のりの乗用車タイプからフルベッドスタイルへの変更方法。
まず、助手席、運転席をともに一番まえまでスライド、そして助手席はぺったんとまえに倒し、運転席は限界の60度ほどまで倒す。
後部座席を足元に倒して、マットをそのうえに置く。
マットしたには短い足がついていて、それが運転席と助手席のスライドレールのうえに固定できるようになっている。
不安定さはまったくない。
マットを敷き詰めると、長さ190センチ、横幅120センチのセミダブルサイズの寝室ができる。
運転席うしろのスライドドアの上にのみ、棚が設置されている。
日常的に使うティッシュなどを収納しよう。
扉は磁石でとめるタイプなので、簡単に開け閉めができる。
ギャレーのライトをつける。
実はこのライトは充電式のLEDライト。
磁石で固定出来るタイプなので、あちこちに移動させることができる。
リビング空間だけを明るくしたいときは、サイドの棚の下に設置。
車内全体を照らしたいときはカーテンレールに。
もちろんそのまま車外でも使用可能。
シガーソケットから充電しながら使用もできる。
あとこのタイプの照明以外に、スタンドライト型の照明もある。
こちらも磁石とクリップで好きな場所に設置可能。
充電型。
無駄を省き、合理的に考えた結果である。
ギャレーの上の棚に水タンクが入る。
サウスフィールドの15リットルのウォータータンクを収納。
自然落下型の水道。
電気をまったく使わない。
しかもタンクの出し入れが簡単。
キャンプの際はこのまま外でウォータータンクとして使用もできる。
夏場はルーフキャリアの上に置き、シャワーヘッドを使用して水浴びもできる。
タンクから直接水を出すので、衛生的でもある。
軽キャンカーなので車内でするのは簡単な料理やコーヒーを飲むぐらいだろうからこれで十分と考えた。
ちなみに排水タンクは積んでいない。
排水ホースは、ボディの横を通って、後部バンパーの下から地面へと出ている。
使用する場合は、バケツで排水を受けるか、そのまま排水を流してよい場所で使用すると割り切った。
サルシカ軽キャンの大きなポイントは、この引き出し型収納。
軽4つの引き出しが設置されている。
この中に調理器具、ガス関係、調味料と仕分けして収納し、そのまま引き出しごと取り出して外に持ち出せば、すぐさま料理などを愉しむことができる。
サルシカ隊長のわたくしが、長年のキャンピングカー生活で、あればいいなあと思っていたのがこの引き出しスタイルなのだ。
助手席うしろの収納棚の下には、テーブルが折りたたまれている。
フックを外せばすぐさまテーブルに。
横からゴム紐を通すことができて、テーブルは寝袋などを収納する棚としても使用可能。
テーブルの下には、カバンやクーラーボックスなど重い荷物を置けばいい。
かなりの荷物を整理して収納できる。
また、いずれ紹介するが、テーブルの下には携帯型冷蔵庫を設置できる。
冷蔵庫は上にフタがあくタイプなのだが、テーブルも上にはねあがるので、そのまま下部に設置、使用できるようになっているのだ。
テーブルにして。
ライトをこの上にも設置可能。
椅子に座って仕事するも良し、ここであぐらで仕事するもよし。
ふたりで仕事をすることも可能(あんまりしたくないけれど、そんなこと。笑)
さて、
ギャレーの方に戻って、電装関係が入っている下の扉を開けて、横からつっかえ棒を出すと、こちらもテーブルにすることができる。
なんと、こんな小さな車に3つのテーブルが用意されているのだ。
ただし、ギャレーのテーブルを出すと、下の電装機器はむき出しの状態になる。
この状態で水を使うのはあまりオススメできないが、調理をしたりするとテーブルが必要になってしまうから困った問題。
このあたりは今後、調整の必要ありである。
ギャレーしたのスイッチとコンセントパネル。
一番上のスイッチを入れると、インバーターがONになってコンセントが使えるようになる。
家庭用AC電源が利用可能。
しかもこのコンセントは、外部電源がつながると、自動的に外部のAC電源へと切り替わるようになっている。
そんなコントローラーが中に設置されているのだ。
その下のスイッチは、シガーソケットの1,2のスイッチ。
シガーソケットの1は、このスイッチのすぐ下にある。
シガーソケット2は、助手席側の棚の横。
冷蔵庫などの電源を供給する。
こちらがギャレーしたにあるシガーソケット1。
USBの口も2つ。
電圧計もついている。
ちなみにサブバッテリーは後部座席の下部分、ボディの下に隠されている。
ギャレーや棚の下にサブバッテリーがいないからこそ、こんなに大きくスペースをとることができるのだ。
どれどれ。
コーヒーのためのお湯を沸かしてみようか。
十分なスペースとはいえないが、ひとり旅や夫婦旅ならなんとか使える。
マット下にも、浅いけれど収納スペースがある。
窓に貼り付ける斜光断熱マットや、空気を入れ替えるようのファンが収納されている。
ちなみにファンは、キャンピングカー専用グッズのFIAMMAのモノ。
スライドドア上の棚に金具が取り付けてあるので、それにひっかけて使用する。
外気を取り入れることも、排気も、どちらも可能。
ファンの強さも二段階で変えることができる。
電源はシガーソケットから。
電池でも使用可能だ。
ファンの威力を最大限に発揮してくれるのは、このリアドア全体を包む網戸。
リアドアを跳ね上げて、ファンを回したら、どんどん空気を入れ替えることができる。
しかもサイドドアにも網戸が入っているので、虫よけ対策は完璧!!!
「どーよどーよ、このパーフェクトな空間!!!」
サルシカ隊長であるわたくしが自分のライフスタイルに合わせ、考えに考え抜いた軽キャンカー!!
他の人にはどうかわからんが、わたくしにはもう最高の居心地なのさ!!!!
続いて次回は、使用イメージ編。
次回で軽キャンカー完成披露レポートは完結!!
お楽しみに!!!