「サンタさんありがとう!クリスマス大工事」第480回サルシカ隊がいく

投稿日: 2016年12月28日(水)09:19

img_6837

12月25日。
2016年のクリスマス。

たくさんの素敵なサンタさんたちが集まって、みずのっちとまりりんのお店の工事をすることになった。
参加表明をもらったサンタさんの数およそ20人。
わずか5坪、客席数8の小さなお店のために集めってもらって本当に感謝なのだ。

img_6811

この日の早朝。
中谷の父ちゃんは、ひとりでもち米を精米し、30キロすべてを洗って水に浸してくれた。
数日後に迫った年末恒例のサルシカ餅つき大会の準備である。

工事のまえであるが、事前にこちらの準備もしておかねばならぬ。

今回、隊長のわたくしが年末進行という名の仕事に追われ、寝る時間を惜しんで原稿を書いていたため、こうした準備作業をほとんど中谷の父ちゃんにお願いすることになってしまった。
本当に申し訳ないのだ。

このドタバタが終わったら、すみすで1杯おごるからね、許してね。

img_6039

朝8時。
みんなよりひと足早く津市大門の現場に入る。
工事は9時からだが、やはり事前の準備が必要なのだ。

クリスマスの朝。
カラスすら鳴いていない。

サンタさんは孤独な仕事であるのだなあ(笑)。

img_6815

現場に着くなり、ブルーシートを通路に敷いたりして養生。
共有スペースを汚しちゃいけないからね。
みんなが集まったら、すぐさま作業にとりかかえるよう、時間をムダにしないための努力。

ここでもがんばるのは中谷の父ちゃん。
緑のシャツね。

早く到着した花屋の中村さんが手伝ってくれる。

img_6825

15台ほどの車がくる予定ということで駐車場をどうしたものかと悩んでいたら、津観音のご厚意で貸していただけることに。
本当に感謝。
大門の活性化のためにがんばります!!!

img_6828

9時前。
参加メンバーがぞくぞくとやってくる。
中には塗装のプロの方もいて、道具一式をもってやってきてくれる。
心強い。

img_6831

どんどん人が集まってくるぞ〜。
日曜日、クリスマスの大門がにぎやかになってきた〜(笑)。

img_6833

割烹やまきの山ちゃんもやってきたと思ったら、そのまま商店街の中にある理容店で散髪。
店の中に突入して撮影してやる(笑)。

img_6841

ほぼほぼ参加メンバーが集ったところで、開始の儀。
まず隊長のわたくしから、

「クリスマスというこんな大切な日に工事に来てくれた、寂しいみなさんどうもありがとう!!!!」

と、あいさつ(笑)。

img_1004

続いて、まりりんからも女将およびママとして挨拶してもらうことに。

「みなさーん! きょうはまりりんのために、この津市大門の活性化のために、世界の平和のためにお集まりいただき、ありがとうございます〜!!!
まりりんは感謝感激!! お店が完成したらお店に招待しますからね、しっかりと歌って飲んでお金を落としてね〜!!!」

手伝わせておいてカネをとる。
もうめちゃくちゃである(笑)。

このあと、みずのっちがあいさつ。
えー、ボロボロ(笑)。
しかも、そこをまりりんに思い切り突っ込まれて、もうズタボロ。
大丈夫かいな、ホンマに(笑)。

img_6848

工事はまず大きく2班に割ってはじめることに。

ひとつは、まりりんの店班。
壁をピンクに染めた珪藻土で塗るための準備をはじめる。

img_6860

もうひとつは、みずのっちの2階班。
予算の都合により、商店街が業者さんに工事を発注したのは1階のみ。
なので2階はわれわれサルシカで工事をして、可能であれば店舗として利用する予定なのである。

畳を引っ張り返し、外へ出す。
ここは白い珪藻土で壁を塗り、天井も白く塗る。
つまり真っ白にしてまうのだ。

img_6871

まりりんは基本的に作業に入らず、連絡および調整係。
さっそく参加人数をチェックし、お昼の弁当の手配をはじめる。

お弁当が足りないなんて事態になったら大事件である。
流血騒動にすらなりかねない。
これから来る人も含め、慎重に数えていく。

中谷の父ちゃんはみずのっちの2階担当、隊長のわたくしはまりりんのお店担当および全体統括として動いた。
リーダーも作業をしていいが、没頭をしてはいけない。
常に全体を見回し、みんなが効率的に動けているか、足りないものはないか、無駄になっているものはないか、確認をしなくてはいけないのだ。

大人数で作業をする場合、この司令塔があるかないかで、作業の効率は驚くほど変わってくる。
ツリーハウス、秘密基地、店舗と工事を繰り返してきて体得したポイントである。

img_6880

珪藻土に赤い塗料を入れ、色を整えていく。

「まりりんが希望しとるんわ、このカバンのような上品なピンクやで〜、下品な色にせんといてな」

この女は何かとうるさいのである。

「こんなんでええか」

と、おっさんたちが下僕のようにおうかがいを立てるのに、

「うーん、ちょっと違うかなあ、もうちょっとがんばって〜」

まさに女王様なのである(笑)。

img_6888

なんとか女王まりりんに納得してもらい、壁ぬりがはじまる。

「いや〜、懐かしいなあ、この感触! また壁ぬりをする日がくるとわなあ・・・」

おばんざいバルすみすの壁に漆喰を塗った高木さんがしみじみと言う。
薄汚れたベニアの壁がピンクになっていく。
ピンク、ピンク。
とにかく壁をピンクに塗れ、なのだ(笑)。