「ぴかりと輝く新年新店舗工事!①」第489回サルシカ隊がいく

投稿日: 2017年01月07日(土)08:01

ぬわ!!
のっけからスキンヘッド4人が揃い踏みなのである。
眩しいのだ。
恐ろしいのだ。
いったい何なのだ。

新年あけましておめでとうございます。
ようやく新年あけてのレポートです(笑)。

2017年に入ってサルシカは一日も休まず毎日更新されているのに、昨年末に怒涛のごとくイベントやら工事やらをやっていたので、UPが追いつかないのだ。

サルシカ2017年のはじまりは、やはり工事であった。
三重県津市の古き良き商店街につくる2つの新店舗の工事。

そこに集まったのは、4人のスキンヘッダー(笑)。
こういう写真を撮って載せるから、サルシカは「怪しい新興宗教団体だ!」などと言われるのだ。

あの〜、みなさん違いますからね。
たまたま、というか、みんな頭頂部にそれなりの退化を迎えていて、致し方なくこのスタイルにしているだけですからね(笑)。

で、こいつは新店舗「ランタン」の店長みずのっち。

「まだ髪があるじゃねぇか、コノヤロ」
「禿げてもいないのに店をやるなんぞ生意気だ」
「あ、ちょっと前の方が後退してないか」
「してるしてる」
「頭剃れ、いますぐ剃れ!」
「いますぐシェーバー持ってきてやる!」

スキンヘッダー4人に意味もなく責められ、彼も新年を迎えたわけである(笑)。

さて、2017年はじめての工事の朝。
隊長のわたくしは、2つの店舗の鍵をもって秘密基地を出た。

今度のお店は、1つを「キャンプバー・ランタン」という。
そう、キャンプスタイルのお店だ。

で、雑誌「ビーパル」についていたランタンのキーホルダーを鍵にとりつけた。
赤がランタン。
緑がもうひとつのお店「歌声サロンまりりん」の鍵だ。

新年を迎えたことなので、改めてお店の紹介をしておこう。
場所は、三重県津市にある古い商店街「大門」。

日本の三大観音のひとつである「津観音」のすぐそばにある大門商店街の一角である。

こちらが、みずのっちが店長となる「キャンプバー・ランタン」。
その名前の通り、キャンプスタイルのバーで、ランタンがあちこちに吊るされ、そしてキャンプファイアーを囲んでお酒を飲める演出がされる予定である。
開店予定日は、当初より少し遅れて2月3日。
1月下旬より、プレオープンをする予定である。

その隣にあるこちらが、熟女アイドルのまりりんが店長をつとめる「歌声サロンまりりん」。
夜、昼交互に営業する予定で、お昼はランチとカラオケ、夜はお酒とカラオケを楽しめるお店である。
生演奏の宴会もやる予定。

こちらは、ランタンより1週間ほど遅れて2月中旬にオープンする予定である。

今年初の工事で商店街にやってきたわれわれを出迎えてくれたのは、カラスのカァー子。
歌声サロンまりりんのその隣のおばちゃんが、手懐けているカラス。
人をあまり怖がらず、うちの店のまえを我が物顔で歩いている。

人通りが少ない場所なので、ランタンの工事に入っていた大工さんたちは、

「ここは人よりカラスの方がよく通る。
おまえたちはカラスのための店をつくっているのか」

などと笑われた。
面白いが、店を経営するわれわれとしては笑っている場合ではないのだ(笑)。

今回の工事には、ある特別な人が参加してくれた。
それがこの人(写真上)。

ぱぱりん。
そう、まりりんのご主人で、スキンヘッダーのひとりだ。

実は彼は北海道のニセコに単身赴任中。
まりりんは、旦那がいないスキに、あちこちで歌って遊びまくり、挙句の果てにお店までやってしまうことなったのだ。

「すんません、妻のためにいろいろと・・・・・」

「あー、いえいえ」

「たぶんすごい迷惑をかけているんじゃ・・・・」

「あー、いえいえ」

そんな話をしつつ、まりりんの真っ白な外観のお店に案内し、ドアを開けると・・・・・

「ぬわああああああああ、なんですか、このピンクは!!!!」

まりりんの夫パパリンは悲鳴をあげた。
中谷の父ちゃんやみずのっち、そして隊長のわたくしは目を伏したまま、

「奥さまの趣味です・・・・」

と言った。

すると、ぱぱりんは土下座せんばかりのいきおいで、

「すんませんすんませんすんません!!!」

と何度も頭をさげた。

まあ、まりりんのお店はそういう店である。
オープンしたら、怖いもの見たさでぜひ来てもらいたい(笑)。

さて、この日の工事であるが、昨年のクリスマス大工事でやり残したランタンの2階部分の珪藻土塗りとペンキ塗りである。
特に階段室は半分ほど残してしまったので、まずはそこからやることに。

ぱぱりんといっしょに珪藻土を練るみずのっち。

「みずのっちさん、すんません、これからも妻をよろしくお願いします」
「いえ、こちらこそ、お世話になりますんで!!」

なんか不思議な会話をしながら、珪藻土をこねこねしている(笑)。

正月早々、ムリをいって遠くから出口さんに来てもらった。
この人は昨年のクリスマス工事で一番上手に珪藻土を塗ったのである。
で、今回もお願いをしたら、快く来てくれた。
本当にありがたいのだ。

自前のコテで珪藻土をさくさくと塗っていく出口さん。

みずのっちもかなりコテづかいは上達したが、まだまだ出口さんにはかなわない。

「まあ、まずは頭を剃ることだな」

出口さんにまで言われているみずのっちであった(笑)。

同時進行ですすめられたのが、2階の部屋の床貼り作業。
これも昨年の工事で残したところだ。

中谷の父ちゃんと、ぱぱりんの共同作業ですすめられる。

中谷の父ちゃんが板を切り、パパリンがそれを合わせて貼っていく。

作業が進み、暑くなってきたふたりは帽子を脱いだ。
はげ2つ。

「すごいわ〜、つるつる頭がふたつ仕事しとる〜、なかなかない光景やわあ」

そういって写真を撮ったのは、まりりんである。
そして彼女は、

「ちょっと歯医者に行ってくる」

と、夫とわれわれを残して出かけていった。

いくつかのハゲの血管がぴくりと動いたのをわたくしは見逃さなかったが、誰もなにも言わず、そのまま作業を続けるのであった。

こうして2017年の工事がスタートした。