なんと!
「サルシカ隊がいく」連載500回なのである。
記念すべき快挙なのである。
なのに。
なのに、なぜよりにもよってこの回になってしまったのか。
ミラーボールなのである。
まりりんのお店にミラーボールがついたのだ(笑)。
ミラーボールが回れば世界も回る!
くるくる、くるくる!
みんないっしょにレッツゴークレイジー!
さあ歌え、さあ踊ろ!
工事がつづくサルシカのわれわれはもはや完全におかしくなってきているのだ(笑)。
まだ新店舗は荷物を受け取るような状態でないので、荷物はぞくぞくとお山の秘密基地に届く。
まりりんのお店の冷蔵庫もやはり秘密基地に届いてしまった。
それをまたわれわれで運ぶのだ。
メニューづくりのためほぼ秘密基地に合宿状態のみずのっち、中谷の父ちゃん、そして居候役者のイブキングで、冷蔵庫を軽トラに運ぶ。
基地で磨いていたシンクやガス台も積み込む。
続いて、サルシカ副隊長のキヨちゃんのところへ。
ランタンの2階におくための冷蔵庫をいただく。
このようにわれわれサルシカのお店は、あるものをそのまま、もしくは再利用する。
環境を考えて・・・というよりは、お金がないから、というのが大きな理由(笑)。
さあ、みんなで新店舗へレッツゴー!!
ちなみにサルシカの拠点である秘密基地から、すみすや2つの新店舗がある津市大門まで車で30分ほどかかる。
移動だけでも大変なのだ。
ランタン店長のみずのっちは、途中で離れ、サルシカIT担当の稲ちゃんのエネオスへ。
中古で手に入れたAirMacの設定をしてもらう。
このように、新店舗の展開においては、サルシカの理事、メンバー、そしてさまざまな人に協力してもらっているのだ。
開店までに協力してもらった人を並べたら、もう映画のエンドロールのようにズラーと並ぶであろう。
店舗をつくるというのは、それほどに労力がかかるのだ。
荷物運搬チームは、新店舗に到着。
まず、まりりんの店に冷蔵庫を入れる。
「な、なんすか、この空間は!!!?」
ピンクの店内を見回し、愕然としているイブキング。
わたくしは黙って作業。
「くらくらする・・・ここは魔境だ、恐ろしいピンクの魔物が住む魔窟ですよ」
ふふふふふ。
どこからかまりりんの笑い声が聞こえたような気がするが、気のせいであろう(笑)。
ピンクの冷蔵庫を所定の位置に設置。
ぴったりとはまる。
さすが大工の坂下さんがつくってくれた枠だけある。
ピンクの冷蔵庫をわざわざ探したのに、まわりがピンクすぎて目立たないのが悔しい(笑)。
ピカピカに磨き上げたランタンの椅子も納入。
カウンターは4席。
あと4人かけのテーブルができる予定。
1Fは計8人しか入らないこじんまりしたお店なのだ。
われわれが離脱したあと、ひかりの魔術師鳴海さんによる電気工事が・・・・。
その立ち会いには、まりりんとパパリンが。
鳴海さんはまりりんのお店の電気工事を終え、照明のセッティングに入っていた。
まりりんが手にしているのは、念願のミラーボール。
そして、鳴海さん、いよいよミラーボールを取り付ける。
「わが人生でミラーボールを取り付ける日がくるとは思いませんでしたよ・・・・」
と、鳴海さん。
だよね。
わたくしも、サルシカでミラーボールを購入する日がくるとは思ってなかった(笑)。
電気工事で穴をあけた壁をパパリンが補修。
鳴海さんはその間に、天井などにもろもろの照明を仕込んでいる。
そして、ついに点灯!!!
「わはははははははははははははははは!!!」
第一声は笑い声であった。
みんなで爆笑。
天井が7色に輝き、リズムに合わせて点滅を繰り返す。
ミラーボールが回る。
まさにひかりのイリュージョン。
こんな店、いまの日本のどこにも存在しないぞ(笑)。
こうしてついにまりりんの店はひかりを放ったのである。
みずのっちの「キャンプバー・ランタン」のオープンまであと19日。
まりりんの「歌声サロンまりりん」のオープンまであとちょうど1ヶ月。
もう待ったなしの状態なのだ。