雨にも負けず、雪にも負けず。
週末降り続いた雪は、週明けになっても消えることはなく、サルシカ秘密基地周辺はごらんの状況。
この日は朝からお店に冷蔵庫などが搬入される予定であったので、誰かが店に行かねばならぬ。
四駆でスタッドレスタイヤを履いている軽キャンカーを所有している隊長のわたくしは原稿に追われて身動きできず、中谷の父ちゃんの軽トラはノーマルタイヤ。
で、マスターみずのっちと、アルバイトに出かける居候役者のイブキングは、バスで出発することに。
あ、そのまえに。
雪に閉ざされた前夜のメニューを紹介しておこう。
オトナのためのスペシャル目玉焼き。
白身と君を別々に焼いてます。
白身にはチーズがたっぷり。
パンとワインに最高!!
これ決定!
中谷の父ちゃんが思いつきで、にもかかわらず自信満々で開発したミートソースとポテトのメニュー。
見た目は抜群だけれど、ボツ(笑)。
焼き続けた餃子。
ミニスキレットで焦がさずええ感じに!!
さらに極めるのだ!!!
で、われわれ雪山組が宴会・・・・あ、いや、過酷で熾烈な試食会をしている間に、大工Iさんがテーブルをつくってくれていた。
真ん中にぽつりと空いた穴。
ここで炎が踊るのである。
キャンプファイアーなのだ!
さらに。
デザイナーの橋本さんが、なんと自ら看板の文字を取り付けてくれていた。
窓にはカッティングシートでロゴマークも!!
本当にありがたい。
みんなの愛につつまれたお店へ・・・。
雪の中、みずのっちは向かったのである。
みずのっちが店に到着してまもなく、松阪の厨房設備の「新橋」さんが冷蔵庫の納入にやってくる。
すみすでもお世話になったところだ。
まずはドリンク用の冷蔵庫。
これはランタンとまりりん、両方に同じものが2つ設置される。
すみすのときもそうであったが、こういった設備が入ると、とたんに店らしくなる。
ブオオオオオンというコンプレッサーの音は、店の鼓動のようなものだ。
さあ、店の動力がうごきはじめた。
続いて昼前。
大量のソファが届く。
ネットでサイズを探しまくったものだ。
これらのソファが2階の部屋をぐるりと囲むのだ。
雪解けを待って山から下りてきた中谷の父ちゃんもヘルプ。
それにしても。
部屋にぴったり入るソファーを見つけるのは本当に苦労した。
かなり強引なセットで組み合わせ、なんとかカタチにしたって感じ。
これは完成してからのお楽しみってことで。
雪解けを待って中谷の父ちゃんが軽トラで山から運んできたものは、二段ベッド!
スタッフの仮眠用ということで用意したのだけれど、スタッフってみずのっちしかいないよ。
ベッドは必要でも二段である必要はないじゃん。
「いやさ、店が忙しかったり何かあったらオレもこなきゃ駄目じゃん。
で、山から下りてきたらやっぱり1杯飲んじゃうだろ。
そしたら帰れないからここで寝てさ・・・・」
おいおい!!
このベッドは中谷の父ちゃん用かーい!!!
町の秘密基地は、波乱を含みつつも確実に完成しつつあった・・・(笑)。