2017年2月3日にオープンする「キャンプバー・ランタン」。
その工事はいよいよ終わりを迎えようとしていた。
入口そばにあるテーブルに、エタノールストーブが設置され、それに火が灯ったのだ。
ランタン。
その名前の通り、炎の光が店の看板なのだ。
炎を眺めつつ酒を飲み、つまみを食べる。
ゆらめく光に目を細めながら、人生を語り、愛を語るのだ。
毎週火曜日の朝に行われている、サルシカ飲食店部会議。
昨年までは、「すみす」の女将すみちゃんを囲んでの会議だったけれど、今年に入ってから、「ランタン」のマスターみずのっち、「まりりん」のアイドルまりりんも参加しての会議になった。
この日は会議のあと、うなぎのはし家さんにて景気づけ!
工事が終わっても地味な作業がつづく。
自宅で30メートルのサラシを染めて干しているM子。
これをランタン2Fの個室の天井に吊るして、テントのような雰囲気をつくるのだ。
そしてその日。
名古屋のさっさんの会社からエタノールストーブと燃料が届き、初点火の儀式。
純度ほぼ100%のバイオエタノールをストーブに注入し・・・・・
点いたあ!!!!
こういうタイミングでいつも店にいる高木さんもいっしょに「やったあああああ!」
円柱のガラスの中で25センチほどの炎がゆらめく。
官能的。
ずっと見ていられる。
続いて、まりりんとトイレの神様の前田さんがランタンの看板づくり。
観音さんの公園で枝を拾ってきて、それで文字をつくっていく。
そしてそれを、デザイナー橋本さんの指示どおりに看板に取り付けていく。
まさに手作りの看板。
愛にあふれた看板なのだ。
ランタン2Fのサラシのテントも完成!!
このアイデアは隊長の東京の友人がくれたもの。
なかなかええ感じである。
「ひかりの魔術師」鳴海さんによる電気と照明工事もいよいよ終盤。
3階のスタッフルームにこもり、灯油ランタンにLEDを仕込んでいく。
そして!!
店内の電気および照明の工事が終了!!!
ごらんあれ!!
見事に店が浮かび上がったのだ。
階段の照明も、トイレも、すべてランタン!!
もうテーマパークのようなお店である。
みんなが最後の仕上げをしている間、マスターのみずのっちはひたすらメニュー開発。
そして店で初の試食会。
まずパンを焼く。
最高の焼き上がり!!
店内に香ばしいパンの香りが広がる。
キャンプバーの売りは、出来立てをアチアチ、ハフハフと食べること。
もちろんパンも焼きたてをそのまま提供!!
そして新たなメニューもぞくぞく考案、テスト中!!!
「オープンのときはメニューが少なくても増やしていけばええんやから。
ま、そう慌てんと・・・」
すでにそういうモードに入っている(笑)。
試食会の噂を聞きつけて、どんどん人が集まってくる。
これはスタート時点。
このあと、4人ほど増えて、店内は満員!(笑)
まあ、人が集まるのはええことだ。
さあ、あともうひと踏ん張りだ!!!!