キャンプバー・ランタンの工事はすべて終わった。
が、やったあ!などと喜んでいる時間などない。
だってあなた、まだ提供するメニューが決まってないんですのよ!!
どーすんの、あーた。
きええええええ、の状態なのだ。
照明や看板もすべて完了したランタン。
ちなみに、工事前に業者さんに伝えたお店のイメージは「アウトドアグッズのショップみたいな雰囲気で」というものであった。
まさにそんな感じでしょ?
そして、
その出来たばかりのお店で繰り広げられていたのが、試作試食会。
最初こそいろんなお客さんを招いて飲みつつわいわいやっていたが、さすがに切羽詰まってきて最小限のメンバーのみで。
友だちすら入れなかったのは、決してそのときの雰囲気が楽しいものではなかったからだ。
ちりちりするような緊張感、ときにはため息や怒声もあった。
メニューはもちろんこと、提供方法や価格設定も考案しては変更に次ぐ変更。
その変更のひとつが、チャージ。
もともとランタンはノーチャージの店にしようと思っていた。
しかし、マスターみずのっちは決して飲食店の経験が豊富なわけではない。
今でも1つ2つの料理をオーダーするとオタオタする。
ならば、最初は突き出しで1杯ゆっくりやってもらって、余裕をもって注文してもらおうということになったのだ。
お客さんもイライラしないし、みずのっちもオロオロしない(笑)。
突き出しメニューは、基本メニューを少しかアレンジして。
いろんなメニューを知ってもらうきっかけにもなればと思う。
秘密基地の試食会からつくり続けてきた「ちーちくのアヒージョ」完成。
これはビールにもワインにも合います。
ワインなら白かなあ。
豚パイン。
は?
と思った方もいいかと。
でもその名前のとおり。
パイナップルを豚肉で巻いて焼いたもの。
これがうまいのよ。
まあ一度試してもらいたい。
メニューはミニスキレットを使ったものが10品程度。
さらに小さなマイクロスキレットを使ったものが数品、
そしてシェラカップを使った料理も数品用意。
料金は300円と500円が基本。
ドリンクは瓶ビールとワイン、ウイスキー、焼酎・・・。
バーと名付けておきながら、カクテルなどはなし。
これは今後みずのっちがひとつずつ身につけてメニューを増やしていく。
サルシカ隊長による試食チェック。
皿の出し方、手の添え方、汚れた取り皿の交換、メニューの説明、あらゆるところを徹底的にチェック。
まさに千本ノック状態。
が、そんな状況が至極のメニューを生み出す。
赤ハムステーキ。
昔懐かしい赤いハムをぶ厚く切って、ただスキレットで焼くだけ。
が、これがうまい。
とにかくやみつきになる。
なぜだろうと考えていたら、これは赤ウィンナーと同じ味だからであった(笑)。
そしてキャンプバーでしか出せないメニューも完成!
「本気のチキンラーメン」。
このまま召し上がっていただきます。
チキンラーメンなのに500円もします。
ま、こんな具合にメニューがようやく確定した。
続いてはオペレーションのトレーニング。
これは実際にやりつつ特訓しかない。
そう、
すみすと同じように、ランタンも工事のお手伝いをしてくれた人にふるまい会を開催。
そこでみずのっちは鍛えられるのだ!!!!