第18回「サルシカ隊、なんとルーブルにいく!?」

投稿日: 2008年05月26日(月)16:08

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三重県に「ルーブル」がある・・・。
その噂は、引っ越してくるまえから聞いていた。

それも隊長である私の家から車で15分ぐらいのところに、メトロポリタン美術館(米国ニューヨーク)などと並んで世界最大級の美術館のひとつである「ルーブル」が存在するというのだ!

場所はあのヌルヌルのお湯で我われが騒ぎ立てている榊原温泉。その駅前(近鉄)にデデンとあるのだ!

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日曜だというのにお客さんがほぼいません。不安。
いきなりカエルのお出迎え。ますます不安。

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今回は、川崎から三重県に遊びにきたM子の弟夫婦といっしょです。

本当は潮干狩りとかカヌーで川くだりを楽しむ予定だったのですが、あいにくの雨。
で、思いつきで、三重県のルーブルです(笑)。

入るまえから、巨大なヴィーナスや自由の女神や、カエルなどのトラップで、二人は脅えています。

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入場料は大人ひとり1500円です。
ホームページに200円の割引券があったので、M子はすかさず出しています。

ちなみに隣に33mの純金大観音という、これまたすごいのがあって、こちらの入場料は大人ひとり1000円。

しかし共通券を買うと、2000円で両方が楽しめるそうです。

私たちは、ルーブル彫刻美術館のみにしました。

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入った途端、ツタンカーメンがご挨拶です。

ここは、フランスのルーブル美術館に展示されている美術彫刻作品の実物から直接型をとり、ルーブルのスタッフが完全復刻したものを3500点ほど展示している。

正直すごくインチキくさいのだけれど、フランスのルーブル美術館から正式に姉妹館と認められているのだ。

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だからガラス張りの天井は、ピラミッドです。
フランスのルーブルにいった人、映画「ダ・ビンチ・コード」をご覧になった人は、わかりますね(笑)。

しかし、ここは、黒川紀章建築都市設計事務所が設計監理です。
あなどってはいけません。

すさまじい金額の資金が投入されてます。

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いきなり千手観音が登場!
これはフランスにはありません。当館オリジナルです!

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館内はそんなに広くはありません。
作品が所狭しと展示されています。

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ミロのヴィーナスです。誰もいないのでじっくり見ることができます。

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地下にも展示室があります。
阿弥陀如来?節操がありません(笑)。

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しかし、この千手観音は目立ちすぎです。
パリのエスプリがすべてこれで吹っ飛んでしまってます。

ヨーロッパの歴史的作品と共に、なぜか阿弥陀如来などもさりげなく並び、わけがわかりません。

ちなみにこちらは写真撮影OKです!

入口で愛想のいいおばさんに、

「ウチは写真撮影OKですので、ばんばん撮って楽しんでくださいね!」といわれた。

うーむ。
写真撮影OKの美術館とは恐れ入ったのだ。
フランスどころか、世界中探しても珍しい美術館なのだ。

しかし、携帯電話はダメ。

あちこちに「携帯の電源を切れ」という紙が貼ってある。
このあたりもわけがわからないのだ。

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千手観音の裏。あの・・・笑ってますけど??
記念撮影スポットと思われる場所で・・・。

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館内には我われ4人しかお客さんはおらず、しかも写真はばんばん撮っていい、と言われたら、当然コレをやるしかないでしょう!

「世界の美術彫刻を真似て写真に撮ろう!」

30すぎ、40すぎの男女がやることではありません。
バカです。
ちなみに左の写真の様子が・・・左下の写真になります(笑)。

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M子の弟のデジカメから写真を抜き出しました。
おバカな数々をご覧ください。

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愚かなことに、隊長である私とM子もやってしまいました。
足の手入れをする天使と、物を拾う天使?

M子は私の足が臭いと笑っております。

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なぜかこんなものまで展示されてました。館主の趣味?

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その横にロゼッタストーンがある不思議。

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館主の竹川勇次郎氏。

この方が私財を投じてこの美術館をつくられたそうですが、その理由や設立資金に関しては、どこにも説明がありません。

ネットでも調べてみたところ、何人かの人がその謎に触れていましたが、結局わからず終いです。

誰か詳細を知っている人がいたら教えてください。

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出口付近にはフランスで仕入れたお土産が。

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フランスのルーブルより安いそうです(未確認です!)。

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たぶんこれはフランスのルーブルでは売ってません。

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M子が面白いキーホルダーを見つけました。

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ルーブル彫刻美術館の名前入りです(笑)

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なんとこちらは温度計つき!(笑)

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そして、クラクラしつつ外へ出ると・・・
「世界一高さ33メートル純金大観音」が、「次はこっちにいらっしゃい」といってます。

しかしもうこれ以上はムリです。
お腹がいっぱいいっぱいです。

しかし、33メートルの純金(!)というのは、いくら何でも言いすぎじゃないでしょうか。
メッキですよねぇ。
でないと、国家予算を超えるお値段になってしまうと思われます。

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取材を終えて・・・
家に戻ってネットや本でいろいろ調べたましたが、この三重県の榊原温泉にあるルーブル彫刻美術館は、あまり紹介されていません。
意識的に気づかないフリ、なかったことにしよう、みたいな雰囲気が漂います。
代わりに、B級スポットを紹介するサイトなどには、ぞくぞくと登場します。
B系には、たまらない有名スポットのようです。

私たちもはじめてここにお邪魔しましたが、いろんな意味で十二分に楽しめるところではないかと思います。

関連リンク:ルーブル彫刻美術館