「えええ!ウソん!驚愕の新店舗工事!①」第530回サルシカ隊がいく

投稿日: 2017年03月09日(木)11:08

昨年(2016年)年4月に津市大門の都ホテルの横に「おばんざいバルすみす」をオープンし、
今年(2017年)年2月に、同じく津市大門の一番古い商店街、大門商店街の中に2号店となる「キャンプバー・ランタン」、そして3号店の「歌声サロンまりりん」を連続オープン。

「おいおい何だ何だ、サルシカは一体どこへいこうとしているのだ!?」
「とうとう頭がおかしくなったか!?」

などと、まわりから言われるだけでなく、うちうちのサルシカ隊員の中からも、

「いくらなんでもやりすぎだろ」
「工事ロスとは言ったけど、これでは身体を休める時間もない」
「隊長だ、あいつが悪いのだ」
「バカめバカめ」

なんていうことになっていたのであった。

なのに。
2号店ランタンのオープンから1カ月。
まりりんに関してはオープンからまだ2週間しか経っていないにも関わらず、次の工事の招集がかかったのである。

新店舗の場所は・・・・
津市大門商店街。
ランタン、まりりんのある通りを入った突き当り。

つまり、ランタン、まりりん、そして1軒だけ別のお店をはさんで、3軒のグループ店がずらりと並ぶのである。

最初にまじめな話を書いておくが、実はこの通りにずらりとお店を並んで出店させる計画はランタン出店のときからあったのである。
ちょいと2、3年ほど計画が前倒しになっただけなのである(笑)。

だってね。
現地へ行ったことがある人はよくわかると思うけれど、実に薄暗い商店街なのである。
商店街には70以上のお店があるというが、そのうち10店舗ほどしか営業していないのだ。

正直、女の人ひとりで歩くにはちょっと怖いところである。

そんなところにポツンとお店があっても、なかなかお客さんに来てもらえないのではないか。
せめて店のある通りだけでも明るく、お店が並んでいないとダメなのではないか。

「よし! われわれはお店を作るのではなく、通りをひとつ作ろうではないか!!!」

これが当初からの計画であったのである。

で、今度の店舗は何なのか。
誰がやるのか。

いよいよ公表します!!!

2012年のサルシカ秘密基地の初工事において、工事現場に出店し、夜の打ち上げを支えてくれたあの移動販売車!!
そう!!
串揚げの「まるう」!!

まるうが、リアル店舗でついに大門上陸なのだ!!!

サルシカといえば工事!!
いま思えば、その記念すべき最初の工事に「まるう」はいたのだ。
そのとき「まるう」も開業したばかりであった。

サルシカと「まるう」。
われわれは常に共にあった。

年末恒例のサルシカ秘密基地の餅つき大会には毎年出店してもらっていたし、さまざまなイベントの陰には常に「まるう」があった。
最近では、サルシカ副隊長のキヨちゃんの自動車工場でもしょっちゅうお店を出していた。

サルシカの宴会は、「まるう」が定番であったのだ。

ランタンをはじめる前、実は串揚げ「まるう」の藤井夫妻に、ぜひ並びに出店してほしいと相談をしていたのだ。
が、移動販売としての存在も定着してきたことだし、夫婦は二の足を踏んでいた。

たぶん場所も場所だし・・・と、正直思っていたと思う。

しかし。
大半の人の予想を裏切って、ランタンは連日の大賑わいであった。
遅れて「歌声サロンまりりん」がオープンすると、明らかに前の通りを歩く人が増えた。

そんな様子を見てもらって、わたくしは熱く語ったのだ。

「この通りをさらに盛り上げたいのだ、食べて、飲んで、歌える、そんなはしご酒が楽しめる通りにしたいのだ、やろうやろうやろうやろう! サルシカといっしょにやろう! 次のステップに突き進もう!! いっしょにわ〜って盛り上がろう!!!」

「じゃ、やりますか、いっしょに!!」

と、まるうが立ち上がったのが2月下旬。
当初は、まあ年内にオープンできれば・・・なんて話していたのであるが、4月7日(金)にサプライズなイベントを大門商店街でやることになり、

「せっかくだからそのときにオープンしよう!しようしよう!」

と、隊長のわたくしが叫び、なし崩し的・・・いや、雪崩式に工事に突入することになったのだ。

それにしてもイキオイというのは恐ろしい。
唐突に工事の募集にをしたにもかかわらず、そして平日の開催であったのにも関わらず、工事初日にはなんと15名ものメンバーが結集!!!
朝8時から、工事がはじまったのである。

まず店から外に放り出せるものはすべて放り出す。
そして椅子やシンクなど、徹底的に磨く。
使えるものはそのまま使う。

椅子を磨くのは、まるうの奥さんあーちゃんと、鳥羽でゲストハウスをやっているハナタニ君。
ハナタニ君はわざわざ鳥羽からアサイチでやってきてくれた。

モノを放り出したら、天井から拭き掃除。
掃除は上から下へが鉄則!

花屋の中村さんと、ケツ竹やりの久保ちゃんが拭きまくる。

床をクレンザーで磨くのは、ランタン店長のみずのっち、そしてランタン工事で隊員になった王子。

順番としては一番最後の作業なのであるが、磨くだけで床がきれいになるのか、マットの張替えが必要なのかを判断するため、いち早く作業する。

結果としては、磨けば十分綺麗になる。
よっしゃ、費用も人手も節約できた!

外では、ベトナムコーヒーを仕入れてくれている寺村さんと、バーバー西田が、塗装のためのヤスリがけ作業。

久しぶりに登場!
サルシカ銭湯企画のケロリンは、2Fの扉部分の補修工事のため、木材の切り出し。

トイレの神様前田さんは、玄関の傷んだ木を切り、付け替え作業に入っている。

なんたってこれでお店をつくるのは4軒目なのだ。
しかもいろんなプロがまぎれこんでいるので、もう仕事がめちゃくちゃ早い。

サルシカ工務店なんてのを立ち上げたら、商売できるんじゃないかとまじめに考えたりする(笑)。

10時の休憩までに、お昼までの作業分を終えてしまった。
恐るべしスピード!!

しかも。
すぐそばには休憩所としてランタンがお店を開放!!
暖房を入れてみんなを待っていてくれるのである。

最高の環境ではないか。

こうして新店舗「まるう」の工事がはじまった!!!!