ふたりの愛とまるうの営業は永遠に続かもしれないが、工事はあっという間に終わってしまうのである。
津市の大門商店街ではじまった「串揚げまるう本店」の工事2日目。
きのう、主だった作業をほとんどやってしまい、きょうは仕上げや細かい作業の残りを片付けるのみ。
しかも昨夜飲みすぎてみんな二日酔いなので、テンションは相当低い(笑)。
きのうの宴会から参加した大山さんが比較的ゲンキなので、どんどん働いてもらう。
きのうは客席の壁板を貼り付けたが、きょうは厨房側。
厨房内はそのほとんどがステンレスの壁と棚なので、壁はほんのちょこっとしかない。
1時間もしないうちに終えてしまう。
天井を走る換気扇がどうやら壊れているらしく、窓に取り付けた家庭用換気扇がメインになっている。
なんとか天井の換気扇が直らんかと、意を決して中谷の父ちゃんが点検口から天井へ。
真っ暗な中、ときおり「うわあ!」「いやん!!」という声があがる。
クモの巣が顔にかかったらしい。
換気扇のモーターを取り外し、洗浄もしてみたが、かなり振動がはげしい。
動かすと天井がぶるんぶるん揺れる。
とても使えないので諦める。
が、点検口に戻ってくる途中、中谷の父ちゃんが何かを発見したのだ。
「あああああああああ! あったよ、見つけたよ〜!!!」
中谷の父ちゃんが天井裏で見つけたものは、小さな手洗い。
実はお店をやるには、厨房内と客席に専用の手洗いをそれぞれ作らないと営業許可が下りないのだ。
客席側にはあったものの、厨房内には手洗いがなく、購入するしかないかと話していたところだったのだ。
なぜ手洗いが天井裏にあるのか。
その理由はまったく謎のままだが、ひとまずよかったのだ。
外では、坂倉さんとまるう奥さんのあーちゃんが出入口の扉の手入れ中。
外側は塗装し、内側は木目を活かすために軽くペーパーがけを。
お昼前。
絵本作家でさまざまな活動をしている浦中さんがやってきてくれる。
絵本の専門店を出してくれたらいいのになあ(笑)。
ケロリンが壁掛けフックを取り付ける。
これはもともとついていたものを再利用。
もう本当に仕上げ作業だ。
出入口の扉を最後に綺麗に磨き上げてガラスを入れる。
もともとはすりガラスが入っていたが、透明のガラスに変更。
ある程度中が見えたほうが安心できていい。
「ええ感じやな〜、隙間からみえる店の雰囲気がいい!」
みんなでその仕上がりに感動した。
ガラスはわたくしの実家の隣の小林硝子に交換をお願いした。
したらば、お店開店のお祝いだ、っってことで、無料でやってくれた。
うれしいなあ。
1つ上の先輩で、なにかと面倒をみてくれる。
感謝なのだ。
お昼ごはんは、アーリー有沢のかまどやさんでいつものお弁当を!!
お店の工事でここのお弁当のお世話になるのは何回目であろうか。
「サルシカです〜、いつものお弁当を◯個、現場へお願いします〜」
と電話すると、それだけでわかってもらえる(笑)。
いつも山盛りのサービスもしてくれてありがたい限り。
お弁当を食べたのはランタンにて。
暖房も効いてて快適。
すみすの工事のときなんか、風が吹きすさぶ通りに座り込んで震えながら食べてたもんなあ。
さて、午後の工事スタート。
2階のランタンの仕切りの扉に磁石で固定する金具を取り付ける。
これで開け閉めがラクになる。
ここを通って、まるうはランタン2Fに串揚げを配達するのだ(笑)。
照明もつけねばな。
午後の工事から、美杉太郎生でコミュニティ・レストランを運営する山崎さんも参加。
彼の本業は建築関係!!
もっと早く来てよ〜!!
ランタンで行われているのは、照明器具の修繕。
行灯のようなカバーがつけられていたのを取り外し、紙をきれいなものに交換。
面倒だが、ウソのように美しく生まれ変わる!
トイレの神様前田さんと、ようこそ山崎さんによって、厨房部分のステンレス貼りが完了!!
見違えるように美しくなった!!
で、こちらが張り替えられた行灯。
美しい!!
中の照明はあとで電球色のものに交換される。
工事完了〜!!!!
たった2日で基本的な部分の工事はすべて終わった。
これから照明をいじり、来週にはすべての厨房機器、エアコンが入る。
そしてガスの給湯器や水道の最終設置もされるはずだ。
午後3時。
撤収。
こんなに早く終わった工事はこれまでないのではないか。
当日参加のメンバーはありあまるパワーを持て余しつつ、そして昨日から参加して二日酔いのメンバーは「やれやれ」と言いながら、解散していくのであった。
串揚げまるう本店。
4月7日(金)午後5時、オープン予定。
場所は津市大門24-20
大門商店街 キャンプバー・ランタン、歌声サロンまりりんの並びです。
ぜひふたりの新たな挑戦を応援しにきてください。
4月7日は、イベントも行う予定です。
詳細は改めて発表いたします!