去年の暮れから4月初めまでに我々サルシカは大門商店街に飲食店を三軒開店させた。
サルシカの本部のある美里町平木の人々からはあいつらはもうこの集落を見捨てて街へ行ってしまうのではないかと噂されていたようである。
サルシカのブログの読者の方々にもあいつらやっぱりもう田舎暮らしに飽きたんだなと思われていたはずである。(笑)
しかし季節はめぐり春はやってきて、街への出稼ぎを終えて我々は故郷の山に帰ってきたのだ。
きっぱりと街の誘惑を断ち切って。
お店プロジェクトのイベントを終えたちょうど翌日から農作業は始まった。
まずは田んぼの塩ビパイプの設置から。
直径15センチほどの塩ビパイプを水路に固定する。
大水が出ると下流に流されてしまうので秋には外して安全なところに保管しておき、毎年春になると水路に戻すのだ。
このパイプで水路から取水し田んぼに流すのだ。
冬の間眠っていた田んぼをサルシカ隊副隊長のきよちゃんのトラクターで起こしてもらう。
私の耕運機でもできないことはないが10倍以上早いトラクターにおまかせする。
無理は禁物。
続けられるようにやることが重要なのだ。
そして4月下旬に入って田んぼに水を入れ始めた。
経ヶ峰の山腹に山桜が美しく咲いているのが見える。
明日から毎朝の田んぼの見廻りが始まる。