「われらはプレミアリーグなのだ!」第549回サルシカ隊がいく

投稿日: 2017年05月01日(月)09:26

津市大門大通り商店街のプレミアムフライデーイベントの続編である。

イベントがはじまる直前、すみす女将すみちゃんが生ビール型バルーンを手放してしまい、空を舞う生ビール。
あれ悲しくもアーケードの天井に張り付き、やれ大騒ぎという事件が発生したが、なんとか無事に回収できて、イベント会場にはゆるやかにライブ演奏の音楽が響き、静かにイベントははじまった。

そう。
会場は本当に静かであった。

午後4時。
関係者以外ひとの姿はない。

まあ、そもそもこの三重県の津市で、プレミアムフライデーを導入している企業がほとんどないのだから当然といえば当然である。
まだみんなまじめに働いている時間なのだ。

お客さんがいないので、「生ビールをそそぐ練習〜」などと言いつつカップにビールをそそぎ、ぐいっといってしまうまりりん(笑)。
とんでもないやつ?
いいのだいいのだ、だってプレミアムフライデーなんだもん(笑)。

てなわけで、隊長のわたくしも、様子を見にきたワッキーとかんぱーい!!(笑)

いやー、青空の下でのむビールもいいが、こういう商店街で飲むビールも格別だなあ。
気持ちいい!!

ヒマなので、まりりんはワッキーにむりやりつまみを売りつける(笑)。
そして「あーん」。
明るいうちからこんなことをしてていいのか。
いいのである。
だってプレフラ(プレミアムフライデーを勝手に略)なんだもん(笑)。

5時を回って花屋の中村さんがやってきてくれる。
ヒマだと言いつつも、サルシカブースにはお客さんがやってきてくれるが、それはみな呑んべえな隊員たちばかりだ。
これじゃあ、店の出張所じゃないか(笑)。

「どの店のつまみが一番早くなくなるか競争だな」

隊長のわたくしはそんないじわるなことを事前にみんなに話していた。
が、売り子はまりりんなのだ。

まりりん、自分の店のおつまみを熱烈PR!
そしてほぼ強制販売(笑)。

そんなこともあって、圧倒的に歌声サロンまりりんのおつまみが売れ続ける。

まりりんのお店では生ビールを販売していないため、まりりんはサーバーの扱いを知らない。
で、注いだ分は飲んでいいから練習しろ、と言ったら、すごくまじめに練習する(笑)。
どんどんがんばる。
やれば出来る子なのだ。

サルシカの呑んべえたちは、あろうことかこのお得セットをどんどん注文し、どんどん飲んでしまう。
売れ残るのは悲しいからこれはこれでありがたいのだが、なんか本来の主旨から反しているような・・・(笑)。

大門大通り商店街に少なくとも人は来たわけでし、まあいいか(笑)。

イベント開始から2時間半。
6時半でおつまみはごらんの状況。
あともうちょっと!!

そして、7時過ぎにはすべて販売!!
手伝ってくれたみんなには、販売が終了次第宴会だ〜っと言ってあったので、みんなすごいイキオイで撤収する。
たぶん10分ぐらいで片付けたのではないか。
飲みたいという渇望は、人をここまで動かすのであるなあ(笑)。

「さあ、飲もう!!」

おばんざいバルすみすへ行こうと思ったが、花屋の中村さんが偵察にいき、満席であることを報告してきた。

「じゃ、2号店のランタンで!!」

と、キャンプバー・ランタンに飛び込んだら、カウンターもテーブルも満席。
2F席なら空いているだろうと思ったが、飛び込みの団体さんが入ってしまったという。

なんてことだ・・・。
3号店のまりりんは8時からの営業で、ただいま鋭意準備中。
そのとなりの「串揚げまるう本店」へいくと、これまた満席で、知った顔がわれわれを見てニマニマ笑っている。

「くそう!」

しかしこんなことで負けるわれわれではないのだ。
こんなこともあろうかと、商店街に許可を取り、臨時席を用意していたのだ。

それが通路宴会場(笑)。

ここでカンパイ。
が、非常にこの席はいい。

まるうで串揚げを数人前出前をとり、ランタンからビールを。
なんなら「うを九」で寿司を注文しちゃってもいい。
自由な宴会場なのだ。

われわれが宴会していると、次から次へとお客さんがやってくる。
みな店に入れず、そしてわれわれの通路席へとやってくる。
どんどん席が拡張されていくのだ。
恐るべし、大門商店街!!

よく考えたら、きょう隣の商店街でやろうと思っていたことはこれなのではないか。
別に屋台など必要ないのだ。
商店街・・・ひとつの通りのお店が協力すれば、毎日プレミアムフライデーだ(笑)。

いろんなお客さんとお別れして、われわれプレミアリーグ(本日のスタッフね。笑)は、満を持して「歌声サロンまりりん」に突入!
歌いまくる!(笑)

まりりんのお店に次の団体さんがやってきたので、席が空いたばかりのキャンプバー・ランタンの2Fに移動。

ランタンのまえに大きなカバンを引きずった家出少年のようなオッサンが立っていて、ぼーっと店の中を覗いている。
一体誰かと思ったら、大阪から里帰りをしてきたスズキックスであった。
元サルシカの社員(笑)で、現在も隊員で、津のローカルブランドTシャツ「Sal-T(サルティ)」の担当者である。

「Facebookを見たら賑やかそうになんかやってたんで覗きにきました」

「そうかそうか、おかえり、まあ飲もう!」
「ビール?」
「あ、酎ハイにする?」
「でもまだ家に帰ってないんで」
「あ、じゃあワインね」
「はあ・・・」

そんなイキオイのままカンパイ。
すでに某テレビ局のボーちゃんも紛れ込んでいるし。
このあと色んな人がぞくぞくとおしかけつつ、宴会は激しく続いていくのであった。

というわけで。
大門商店街ランタン通りは、毎日がプレミアムフライデーに決定(笑)。