月に一度の「やまびこカフェ」。
三重県津市美里町の一番奥の集落である平木で開催されているコミュニティカフェのレポートである。
やまびこカフェを主催しているのは、平木地区の活性化を目的とした「平木やまびこ会」である。
2代目の会長の谷田さんは、いつもカフェがはじまる1時間前には会場入りして、足りないものを補充したり、掃除のお手伝いをしたり。
この日は、枕木に落ちたヤギの糞の掃除を。
すみませぬ。
この日のメニュー。
メイン料理はまだ一度もダブったことがないのでは。
お母さんたちは本当に工夫してメニューづくりをしている。
参加者からいただく200円のみで、原材料をしっかりとまかなっている。
もはや定番となったお母さんの差し入れデザート。
毎回お母さんたちが家でつくってきてくれる。
これは無料でふるまい。
多いときは、モーニングにつくデザート、差し入れのデザートが2種・・・なんてこともある。
本当にすばらしいのだ。
コーヒーの他に温かいお茶も用意してあるので、お客さんはデザートをいただきながら、ゆっくりと会話を楽しんでもらえる。
朝8時5分前。
待ちきれないお客さんたちがやってきた。
が、その頃、厨房は大騒ぎ。
きょうのメインであるチンジャオロースーがうまく味付けできない・・・と、お母さんたち右往左往(笑)。
モーニングセットが出るまでに、すでに客席の半分ほどが埋まっていて、大急ぎで提供!!
両手にセットを持って走る田中さん。
やまびこカフェのリーダー。
本日のメニュー。
チンジャオロースーもうまいが、小さな新玉ねぎがまるごと入ったスープも絶品!!!
あっという間にウッドデッキは満席。
今年に入って、ますますお客さんが増えてきている。
この日も、集落のひとで初参加の人がいた。
みんなが声をかけて、ひとりでも多くの人に出てきてもらうようにしている。
一方、外では、M子と姐ゆかりが大鍋でカレーの準備。
実はこの日、カフェが終わると同時に、サルシカの紅茶づくりイベントがはじまる。
そのお昼ごはんの用意なのだ。
モーニングを提供しつつ、お昼の準備!
コーヒーを出しつつ、紅茶の準備!
なんとも慌ただしいサルシカ秘密基地なのだ。
神奈川県川崎からやってきたM子の父と姐ゆかりも、やまびこカフェではじめてのモーニング。
朝からどんどんやってくるお客さんの数と、そのにぎわいに驚いていた。
まったくゼロからはじめ、ますます熱く盛り上がっているコミュニティカフェ。
今や平木の誇れる存在になりつつある。