「熊野川パックラフト⑦〜帰りは極楽なのだ」第565回サルシカ隊がいく

投稿日: 2017年06月02日(金)09:35

午前10時。
ジェット船が小川口乗船場に到着した。
河原から乗り込む。
そこが乗船場だとわかるのは、放置されている緑の板のみ(笑)。

われわれ以外のお客さんは、早朝パックラフトで到着したカップルと、老夫婦。
きのうはたくさんの人が乗っていたのにきょうは寂しいのだ。

ウォータージェット船は、すさまじいスピードで川を遡上していく。
ああ、あそこはさっき下ってきたときに見た岩場だ・・・・ああ、あそこはキャンプ地だ・・・・と、ゆっくり回想しているヒマはない。
どんどん遡っていくのである。

パックラフトを下りた中谷の父ちゃんは、カメラマンと化してパシャパシャ撮影しまくる。

これは亀岩。
確かに甲羅干しをしているガメラのよう(笑)。

瀞峡に入ると、ジェット船の屋根がフルオープンになる。
大喜びしているおっさんたち(笑)。

見てよ、この開放感!!!

「こんなに気持ちいいならさあ、カヌーになんて乗らなくてもいいかもねぇ」

中谷の父ちゃんが決して言ってはいけないことを言う(笑)。

30分もしないうちに出発地点に到着!
人力でプカプカ数時間をかけてくだったところを、ドガガガガガ〜と一瞬で。
マシンの力はすごいなあ。

そして荷物を下ろすのにヒイヒイゼエゼエいった坂をのぼる。
手ぶらでも苦しい。

荷物を預けてきてよかった。
でなければ途中で挫折してたよ(笑)。

一晩車を置かせてもらった駐車場。
お世話になりました。

瀞流荘に荷物を取りに帰り、そのまま湯ノ口温泉へ。
新しくなった温泉に入るのは初めて!
これはこれで美しくていいけれど、あの味わい深かった古い温泉も懐かしい。
最後に写真師マツバラと取材にいって温泉に入ったなあ。

しっかりと温まって身体の疲れを追い出す。

そして熊野市内へ戻る。
なんでも、シェークの専門店があるとかで、どこからか情報を仕入れてきたケロリンが、

「シェークが飲みたい!シェーク!シェーク!シェーク!」

うるさいので行ってみた。
片岡シェーク店。
潔い名前だなあ(笑)。

が・・・・・
おやすみ。
ケロリンは中谷のとうちゃんとわたくしの冷たい視線攻撃を受ける。
また半べそ。

続いて尾鷲に移動。
今度は、中谷の父ちゃんが念願だったラーメン店「風見鶏」へ。
尾鷲市街の42号線沿いにある。
妻M子も絶賛の白鶏湯のラーメンなのだ。

「来たよ〜、来た来た来た!!!」

しかしなんだろう、ここのラーメンのパーフェクト度は。
塩加減が抜群!
麺の固さも、スープのコクも、すべてのバランスが抜群にいい。
中谷の父ちゃん、ケロリン、そしてポポくんも(笑)大絶賛であった。

旅の締めくくりはラーメンで。

こうして熊野川パックラフトツアーが終わった。
熊野川・・・いや北山川は偉大であった。
美しく、たくましく、そしてやさしい川であった。
その自然の包容力の中ですごすキャンプは最高だった。

次はどこの川をくだろうかなあ。
まだまだ三重にはたくさんの川がある。