大門まちなかバーベキューの開催が明日に迫っていた。
開催場所を確認しているのか、商店街を行き交う人や車がいつもより多く感じられる。
まあ普段の昼間だと、1時間に車10台、ひと3人のところが、車15台、ひと10人という感じであるが(笑)。
最後の荷物の運搬。
この中谷の父ちゃんの軽トラで、いったい何回分の荷物を運び込んだことであろう。
バーベキューってのは家庭でやっても荷物がいるものだ。
それを300人でいっぺんにやろうとすると、それはもう果てしなく膨大な荷物が必要になってくるのである。
商店街の組合に、空き家のお店を事前に借りておいてもらってそこに荷物を入れてあった。
が、荷物が多すぎて1軒では足りず2軒の店に。
空き店舗をなくすためにイベントをやるのに、「空き店舗があってよかったよかった」と思ってしまうこの矛盾(笑)。
津ぎょうざ小学校の原田さん、キヨちゃんも手伝いにきてくれて、ちょうちんの設置。
ちなみに「津ぎょうざ小学校」とは、津市のご当地グルメである津ぎょうざ(直径15センチの皮を使った大きな揚げぎょうざ。1985年ごろの小学校給食が発祥)を中心に津市を盛り上げる活動をしている市民団体である。
本来ならば、商店街の人が総出で作業をするところであるが、そもそもお店がほとんど営業していないし、していても高齢の方が多いので、われわれがやるしかない。
当日の手洗いも必要ってことで、秘密基地のウッドデッキに置いてあったシンクを取り外してきて、商店街の一角に据え付ける。
予算がないのであるものを使うのだ。
中谷の父ちゃんがある作業をはじめる。
実はお座敷をつくっているのである。
お世話になっているご近所の酒屋さんの十一屋さんからビールケースを借りてきて並べ、その上に合板を敷き詰める。
さらにそのうえに畳を敷いてお座敷にするのだ。
本当は海の家みたいに、すべてお座敷席でやりたかったのだけれど、それこそ大量のビールケースが必要だし、そんなに古畳もないので、今回は2席だけ設けることに。
ちょうちんはサッポロビールに提供してもらった。
今回のバーベキューで提供する生ビールは黒ラベルなのですよ。
ビールの販売コーナーをつくる。
大門商店街の理事長であるチカちゃんも労働(笑)。
みんなで働くのだ。
各お店の準備も整ってきたよ〜。
サルシカプロデュース店舗である「キャンプバー・ランタン」「歌声サロンまりりん」「串揚げまるう本店」の面々が見えないが、彼らは自分の店舗の買い出しや仕込みに大わらわ。
いつもの数倍以上の用意をしなくてはならないのだ。
準備をほぼ終えた午後6時。
サッポロビールからランドセル型のビアサーバーが届く。
さっそく背中にしょって、うれしくて商店街を歩き回るチカちゃん。
もう完全に危ないオッサンだから!!
さすがにこの夜はお酒を飲まず、キヨちゃんも中谷の父ちゃんもわたくしも美里のお山に帰還したのであった。
そして翌朝・・・・。
大門まちなかバーベキュー初日の朝。
今回のイベントのために荷物運搬用、スタッフ用駐車場として借りてあった公園に軽キャンカーを入れる。
おおおお!
いい雰囲気じゃん!!
すぐそばの商店街でバーベキューして、ここで寝たら、もう立派なキャンプじゃん!!
が、そんな馬鹿なことを妄想している場合ではない。
あれこれ事前の準備に追われていたのであった。
午後2時に大門商店街を通行止めになる。
そこから開場の4時半までにバーベキュー会場を設営しなくてはならないのだ。
事前にできることをやっておかないと、絶対に時間が足りない。
で、メシを食う(笑)。
朝からドタバタであまり食欲がなかったが、たぶんこのあとイベントが終わるまで食事をする時間などないのだ。
いま食べておかないとあとで辛くなる。
様子見にきたおばんざいバルすみすの女将すみちゃんもいっしょにお昼ごはん。
中谷の父ちゃんとわたくしは冷やし中華。
すみちゃんが天丼。
いつもの大森屋仲見世通り店で出前をとり、ランタンのお店のまえで食べる。
ここは風が抜けて気持ちいいのだ。
メシを終えたらいよいよ通行止めだ。
ノンストップのバトルがはじまるのである。
さて、やるか!!!!