みさとの学校マルシェ

「給食まで突っ走れ!」第594回サルシカ隊がいく 2017年08月14日

写真/フォトグラファー加納   テキスト/サルシカ隊長

「工事ってもんはやねぇ、大体やねぇ、初日の午前中・・・そう、つまりは昼ごはんまでが勝負なわけよ。
昼めし食ったらそのあとは眠くなるだろ。
夕方になると宴会のことが気になってそわそわして仕事にならないだろ。
で、翌日の朝は間違いなく二日酔いで使い物にならんだろ。
それで片付けがはじまって終わり。
だから、ほんま、初日の午前中が勝負なわけよ」

数年にわたって、ツリーハウス、秘密基地、おばんざい店、キャンプバー、カラオケ、串揚げの店舗をつくってきたある男(匿名希望。笑)はいう。

さて。
小学校での工事の続きである。

お化け屋敷づくりは重労働からスタートしたため、女性チームは食事スペースをつくる作業に入ってもらった。

山積みにしてあった会議用テーブルや椅子を一度外へ放り出す。

イベント用にもらった畳がたくさんあるので、それも放り出す。
畳は重いのでおっさんの仕事(笑)。

そして教室を食事スペースにしていく。
食事スペースにする教室は2つ。

廊下側は、食べ物ブースが並ぶフードコート。
教室から直接外にも出れて、そこはキッチンカーや露天がずらりと並んでいる。
そこで買ってきたものをここでゆっくり食べてもらえるのだ。

続いて、お化け屋敷の重労働から開放された男性陣もいっしょに引き連れて2階へ。
音楽室、理科室、視聴覚室、家庭科室と教室がある。

音楽室から椅子を運び出す山ピー。

音楽室はモスリンさんの鼻笛教室、販売、ライブ会場になる。
ステージもあって、すばらしいライブ会場になった。

モスリンさん、あとはよろしくお願いしますね!!

続いて視聴覚室。
ずらりと並んでいた机をすべて外に出して、のたうつヘビのように露出していたLANケーブルや電源を整理。

ここでは、林家菊丸さんの落語が行われる。

なぜ視聴覚室なのか?
それは菊丸さんが大の汗かきなので、エアコンのあるこの部屋をあてがったのである(笑)。
まあ、落語だと年配のお客さんも多いかもしれんしね。

そういや、工事班長の中谷の父ちゃんはどこへいったのか・・・・?
姿が見えんではないか、と心配した人も、この日本にひとりやふたりはいたのではなかろうか。

中谷の父ちゃんは給食室にいた。
給食のおいちゃんと化して、女性メンバーといっしょにカレーをつくっていた。

サルシカの工事といえばカレー。
もう定番だし、何十人前もつくれるメニューはこれしか思い浮かばない。

今回は参加人数が30名なので50人分を用意。

メシと酒だけは残るほど用意する。
これがサルシカの基本。
昼メシが足りないとか、酒がなくなったとかいう事態になれば、もう暴動が起きる(笑)。

学校にかまどを持ち込んでごはんを炊く。
これ公開して怒られないかな?
でも許してね。
だって学校にはガスが来てないんだもん。
メシ炊けないんだもん。

お化け屋敷の方も、外の窓塞ぎが終わり、廊下側の窓に入っていた。
予定を上回るスピード。
順調である。

「給食の時間ですよ〜!!!!
みなさん、どうぞ〜!!」

廊下から漂ってくるカレーのにおい。
そうそう、これが学校のお昼の匂いであった。

なつかしい。

真っ先に並ぶ副隊長のキヨちゃん。
嬉しそう(笑)。

給食室の中は大忙し。
左から、ひでやん、あやちゃん、谷和美(なぜかこいつだけフルネーム呼び捨て。笑)

あやちゃんはこの長野小学校の卒業生で、司書として働いていたこともある。
あちこちで「なつかしい」を連発しつつ働いていた。

「ごはんどれぐらい?
ルーは?」

ひでやん、的確に盛り付けていく。

そして、食堂となった教室で「いただきま〜す!!!」

マルシェに出店していただく3人。
遠くから手伝いにきてくれた。
ありがとね〜。

食堂だって言ってるのに、教室のように正面を向いて並んで食べるおっさんたち。
習性? (笑)

なぜか男子部屋、女子部屋に分かれて食べてるよ(笑)。
こちらはもちろん男子部屋・・・つまりおっさん部屋。

さあ、おネムになる午後の部を乗り越えることができるのか。
次回、「描いて書いてかきまくれ!」

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