みさとの学校マルシェ

「合宿が基本なのだ!」第603回サルシカ隊がいく 2017年08月24日

「みさとの学校マルシェ」を翌日に控えた19日。
お昼過ぎから本格的な準備がはじまる予定であった。

まずマルシェの統括責任者のモルタン川村が、大きな冷凍ストッカーを持って学校にやってくる。
彼はマルシェの統括をしつつ、人に任せながらも自分のお店も運営するのだ。

それがかき氷屋さん。
今回のためにかき氷の機械を買い込み、毎晩がりがりやって味を研究したものである。

思いつきにお金と時間を潔く投じるところは、サルシカ隊長のわたくしに非常に似ている。

が、大きな違いがある。
やると決めたら最後まで自分できちんとやりきるのがモルタン。
サルシカ隊長のわたくしは決めるだけ決めておいて、あとはすぐさま人に任せ、自分はさっさとどこへやら行ってしまう。
まあ、やりっぱなし、ってヤツだ(笑)。

自分たちのお店を出すことを目標に、サルシカでいろいろ準備をしてきた池田夫妻が、いよいよ「みさとの学校マルシェ」でデビュー。
朝からキッチンにこもり、準備をずっと続けている。
がんばれよ〜。

キヨちゃんの指示で、グランドの線引きがはじまる。
グランド、職員&来客用駐車場などなど、学校の周辺にあるスペースは、すべて来客用の駐車場にしてしまうのだ。

すでに先週、テストで線を引いていたが、これがなかなか大変。
作業を終えるのに数時間がかかった。

そうしている間にも前日搬入の人たちが続々とやってくる。

まずは美里のお隣、榊原温泉の「榊原未来会議」のみなさん。
ヒンメリという藁を使ったフィンランドのモビールづくり体験のワークショップをやってくれるのだが、そのサンプルを大量に持ってくる。

津ぎょうざのみなさんも、フライヤーから看板など大量に。

写真師マツバラが率いる写真研究会はポストカードの販売。

白線を引いたばかりのグランドにはすでに関係者の車がずらり。
午後、学校には搬入や準備で動いている人が100人近くいた。
すべてにおいて規模が違うし、みんな力の入り方が違うのだ。

ボランティア参加のロプロス増井さん。
案内板をつくってあちこちに貼ってくれた。

おむつを交換する場所や授乳室も用意。

このあと増井さんは校内すべてのトイレを見て回って掃除してくれた。

下井くんとアンジェラは、食事スペースの拡張作業。

2つの教室を食事スペースにしたが、まだまだ足りそうにない。
そこで、渡り廊下のすのこを片付け、そこにテーブルセットを並べていく。

使える場所はとことん使う。

夕方。
トラブル発生。
体育館の出入り口付近で蜂の巣を発見。

ただちに殺虫剤を買ってきて、トイレ前田さんに処理を頼むが、前田さんはまだ来たばかりの花屋の中村さんに、

「ちょっと仕事を頼まれてくれる?」

と、内容を教えずに押し付ける(笑)。

給食室で夜の宴会の準備がはじまる。

この日はなんとモルタンが肉8キロ!
そしてサルシカがうなぎ20匹をみんなにふるまう!!
もう太っ腹なのだ!

「さあ宴会だ宴会だ〜!! 火をおこせ〜!!!」

すばらしい勢いでテーブルが外に出され、椅子が並べられる。
七輪に火が起こされ、各テーブルで煙をあげる。

そしてまだ誰も何も言っていないのに、勝手に缶ビールをプシュッと開けはじめる始末。
まったくもう、なのだ(笑)。

日が暮れて宴会絶好調!!
出店者の人たちは榊原温泉でひとっ風呂入ってからみな宴会に参戦!!
時間と共にどんどん盛り上がる。

その頃。
第七劇場のお化け屋敷「呪いの第七霊安室」では、ゲネプロが行われようとしていた。
ゲネプロとは本番さながらに衣装や装置も使うリハーサルのこと。
今回は、テストとして、地域の子どもたちを招いてやることになっていた。

特殊メイクをしてもらっているゾンビ役(?)の三浦くん。
ティッシュと絵の具を使っていくのだが、これがなかなかリアル。

果たして。
そのテスト本番であるが、地域の子どもたちは半分以上が絶叫。
2人はマジ泣き状態で、お父さんに手を引かれて帰っていった。

おとな代表でお化け屋敷に入ったキヨちゃんは、

「これはアカンで・・・・これはお化け屋敷の怖さと違う・・・・あのな、体験するんやったらちゃんとオシッコしてからやないとアカンで」

などと言うのであった。

明日・・・
いよいよ「みさとの学校マルシェ」の開催日なのだ。

朝7時には出店者さんたちが搬入にくるので、われわれは6時半には集合して、自分たちの車を移動し、搬入のお手伝いをしていかねばならないのだ。
が、宴会はどんどん盛り上がる(笑)。

この日。
30人以上が長野小学校のグランドにテントを張って泊まった。
もはや合宿がこの学校マルシェの基本スタイルなのだ。

次回、
いよいよマルシェがスタートする。

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