「明日に向かって走れ!〜四日市リレーマラソン」第637回サルシカ隊がいく

投稿日: 2017年12月03日(日)08:42




ハーフに出場の「三重テレビ」チームはすでゴールしていた。
さわやかな笑顔が憎い(笑)。

フルに出場のわれわれサルシカチームは当然まだ半分しか走っていないのだ。
ますます笑顔が呪わしい。
裏切り者、と言いたくなる。






とはいえ、「三重テレビ」チームもずいぶん苦しんだようだ。
ハーフの制限時間は2時間。
それを1時間56分43秒で滑り込んだのだ。
3分17秒まえ。
まさにぎりぎり。

順位はハーフ最下位。
よいではないか。
よいではないか。
思わず笑顔になる。

大切なのは順位やタイムじゃないのだよ(笑)






さて、われわれサルシカチームであるが・・・・もちろんフルで最下位独走中であった。

しかもがむしゃやの、よれよれの、髪の毛ふり見出して走りつつの最下位である。
余裕まったくなしなのだ。






いつもは毒舌ばりばりの姉御。
息は荒いが静か。
そのまま消えて客席の椅子に座る。

これは相当ダメージが来ているようだ。






まだわれわれは半分の13周に入るかどうかというところなのに、フルのチームもぞくぞくとゴールをはじめる。

「え、ハーフのチームじゃないの??」
「おかしいだろ〜」
「あいつらインチキしてんじゃないの〜」

往々にしてダメな奴らは人を認めないのだ(笑)。





リレーマラソンのフルの制限時間は4時間。
午前9時半にスタートであったから、午後1時半までにはゴールしなくてはならない。

すでに時刻はお昼近くになっていた。

走るワークショップ高木。
1周目はサルシカチーム最速の7分台であったが、さすがにタイムが落ちている。






前走者を待つアンジェラ。

「ちょっと計算してみたんですけどぉ・・・・・
 この調子でいくと、確実に制限時間に間に合いませんねぇ・・・・。
 25周に入ったところでタイムアップです。
 つまりひとりぶん時間が足りませんねぇ・・・・」

なんとも冷静にひょうひょうと話す。

「じゃ、どーしたらええんだ??」とわたくし。

「えっと・・・あと10周あるわけですから・・・・
 ひとり1分ほど早く走ればゴールできますねぇ・・・・」

が、このあと走ったアンジェラは、1分を稼ぐどころか逆に1分を追加して帰ってくるのであった。






「なにくそ、がんばらんでどーする!!!!!」

気合だけは十分なサルシカ隊長のわたくしであるが、体力はまったくついてこず、1回目のタイムをキープするのが限界。






そうこうする間に午後1時。
上位チームの表彰式がはじまる。

まだ走っているのは、われわれとあと3チームほど。






自分たちのチーム以外誰もみていないコースを走るエネオス稲ちゃん。
走る走る。
ただ仲間を信じて走る(笑)。

あと4周。






ゴールして表彰されないチームは荷物をまとめてどんどん帰っていく。
まだ走っているわれわれを見て「なにやってんの?」って顔でみていく。
くやしい。

もはや走っているのはわれわれのみ。

あと2周。
しかし残り時間は10分を切っていた・・・・・。





「男なら、危険を顧みず、死ぬと分かっていても行動しなければならない時がある。
 負けると分かっていても戦わなければならないときがある・・・・・」
  byキャプテン・ハーロック

ニッシーが、10人のメンバーの願いと汗がこもったタスキを握りしめて旅立った。
最後の26周め。

残り時間は3分を切っていた。
もう制限時間内にゴールは絶対に不可能であった。

が、彼は旅立った。






もう四日市ドーム内には、リレーマラソン参加者はわれわれ以外誰も残っていなかった。
片付けを待つスタッフだけが、笑顔でわれわれを見守っていてくれた。

そして制限時間はすぎた・・・・。






それでもニッシーは痛むふくらはぎをかばいながら、ただひたすら走っていた。
われわれは全員でゴールのはるか手前までニッシーを迎えにいった。
みんなもう足はパンパンでくたくただった。
が、最後はみんなで走りたかった。






そして!
感動のゴール!!!

「やりました!! サルシカチーム!! ようやくのゴールです!!!!!」

三重テレビの若林アナが、誰もいないドームでコールしてくれた。
スタッフや関係者が大拍手してくれた。

やったのだ。
われわれはやったのだ。
42キロを走りきったのだ・・・!!!






気力も体力も使い果たし、真っ白になって荷物をまとめていたわれわれのところに、記録係の方がやってきた。

タイムオーバーで失格のはずなのに、完走証を手渡してくれた。
うれしい。
みんなの目がうるんだ。

タイムは4時間3分15秒。

あと3分15秒だったのだ。

しかし、一生忘れられない3分15秒であった。






会場をあとにして、みんなで近くのマグロレストランにいった。
遅めの昼食。

みんな疲れ果て、口数は少なかった。
しかし、またひとつ絆が深まっていた。
われわれは共に戦った仲間なのだ。






疲れた身体にマグロのタンパク質がうまい(笑)。
みんな、わしわしと食べた。






最後の1枚は、感動のコールをしてくれた若林アナとの記念撮影。
誰もいない四日市ドームにて。
表彰台はわれわれのもの!(笑)