「津マルシェ①〜マルシェは準備が大変!」第681回サルシカ隊がいく

投稿日: 2018年05月04日(金)14:44

「やりましょうよ、奥田さん!!
わはははははは!
津でもっとマルシェをやりましょうよ!
もっと大きくてもっとスペシャルなマルシェを!!
やりましょうよ、ね、ね、やりましょ!!
わははははははは!!」

もじゃもじゃ頭のモルタンは、まるで熱帯の熱病に冒されたかのように頭をフリフリしながらワハハワハハと笑いつつ、しかも見開いた目だけは真剣にわたくしに訴えかけるのであった。

あれは、昨年の秋頃であったろうか。
「みさとの学校マルシェ」の運営をお願いし、ありえぬほどの大成功へと導いてくれたモルタンマルシェのモルタン川村と、次の企画を考えているときだったかと思う。

実はそのあたりで、三重県津市の大門商店街へリアル店舗の計画もぼんやりと話しつつあった。
できれば店舗展開にからめて、津を舞台にしてマルシェをいくつか立ち上げていこうということになりつつあった。

モルタンはこれまで手薄だった津でのマルシェ展開を広げる・・・。
サルシカは、商店街や学校、里山などのターゲットゾーンに人を流し込み、にぎわいづくりへとつなげていく・・・。

ふたつの団体の目的が見事に合致したのである。

そんなサルシカとモルタンの、「みさと学校マルシェ」につづくコラボイベント。
それがメッセウィングみえで開催される「津マルシェ」であったのだ。

メッセウイングみえは、伊勢自動車道津インターそばにある大規模なコンベンション施設。
この展示場を借りてマルシェをやっちゃうというのだ。

もちろんすんごい利用料金!!
金額を聞いてサルシカ隊長のわたくしは目ン玉飛び出しましたがな。

が、「みさとの学校マルシェ」につづく大きな花火を津で打ち上げたいというモルタンの思いから、ついに実現に至ったわけなのである。

開催初日(4月28日)の朝7時半。
運営ボランティアチームはメッセウイングみえの搬入口で待ち合わせ。

マルシェのスタートは午前10時。
メッセウイングに入れるのは午前8時から。

その2時間の間に、100近い出店者の区割りをしなくてはならない。
そして物販チームの大量の商品の搬入、キッチンカーの入れ込みと続くのだ。
まったく時間が足りないのである。

午前8時10分前。
会場の搬入口が開く。

あいさつもそこそこに、まずは区割り作業。
準備のことを考えると、わずか30分ほどで、巨大な展示場を区割りしなくてならない。
巻き尺などで当日に測っていたら絶対に無理、ということで、モルタンは、事前に印をつけたヒモをたくさん用意してきていた。

会場の横の長さ、およそ40m。
縦の長さ、55m。

それに合わせたヒモが10本ほど。
1区画ごとにテーブで印がつけてある。

つまり、このヒモを縦横に引っ張って固定すると、小さい四角形の区画ができあがるわけである。

みんなでヒモを持ち、縦へ横へと走りまくる。

ヒモでつくられた区割りは、カラーの養生テープでさらに囲ってわかりやすくしていく。
確かにこれはいい作戦であった。
わずか15分ほどで区割りはほぼ終わった。

が、このヒモを用意するのがいかに大変であったか。
モルタンは仲間と2人で夜なべをして区割りの作戦を考え、そしてヒモを切ってテープを貼り、準備をしてきたのだ。

モルタンの事前の準備。
そしてこれだけの数のボランティアの協力があってはじめて、マルシェは成立するのである。
そのうえ必ず成功するわけではない。
やろう、というのは簡単だが、やり遂げるのは本当に大変。
しかも絶対に割に合わない(笑)。

根っからのドMか、ちょっと頭のネジが緩んでいるぐらいのヤツじゃないと、とてもこのマルシェを継続させようなんて思わないはずなのだ(笑)。

8時20分。
区割りを予定より早く終え、出店者の方々の搬入スタート!

ここの展示場は車の乗り入れができる。
つまり自分のブース横に車を横付けできるのだ。
これは便利!!
このおかげで荷物の搬入時間がずいぶん短縮できた。

われわれサルシカも自分たちのブースの準備をはじめる。
何をやるのか、こちらの詳細は次回。

飲食ブース用のテーブルとイスをどかーんと。
どっかで見たことあるでしょ?
そうです、ベトナムカフェにも置いてあるテーブルとイスですよ。

モルタンは、マルシェ用のこのテーブルとイスを何百セットと用意しているのだ。

販売ブースの準備がある程度整ったところで、車をすべて外に出す。

そして今後はキッチンカーの乗り入れ。
なんだかすごいスケールなのだ。

開場の午前10時の15分前。
ほとんどの準備が整った。
モルタン本人が驚くほど早い準備であった。

運営、出店者のチームワークもばっちりであった。

開場のまえに朝礼。
モルタンから注意事項等が言い渡される。

ゴミの処理について。
お客さんへの対応について。
撤収時の段取りについて。

ここまでしっかりと運営が考えられているマルシェはめずらしいのではないかと思う。
さて、次回、いよいよ「津マルシェ」オープン!!!