「木津川で極寒カヌーなのだ!」第733回サルシカ隊がいく

投稿日: 2018年12月17日(月)14:38

サルシカといえば、キャンプ!
そうだ!
そうだった!!
われわれのミッションは、三重県の海、山、川で遊び、地域の魅力を全国に伝えることではなかったか。

基本に戻ろう。
もう12月だし、寒いし、しぐれた雨が落ちてきているけど、キャンプに出かけるのだ。
それもカヌーキャンプなのだ!

軽キャンカーのサルシカ号を「キャンプ仕様」に変更!!
ルーフキャリアにボックスを積んだだけやけど(笑)。

中には超軽量カヌーのパックラフトが2艇入っている。

真ん中に鎮座しているのは、薪!(笑)

寒いからタープの中で薪ストーブを焚くのだ!
これぞ冬キャンプの醍醐味。
が、大きくて邪魔すぎ。
存在感ありすぎ。

そして!!
土曜日の朝から向かったのは、京都!

「え、いまなんつった?  京都っていったか」
「はい京都です」
「三重県の魅力を伝えるのがサルシカの使命じゃなかったのか」
「えっと・・・・」

まあ、許してよ。
三重に近い京都だし、前を流れている木津川は伊賀から流れてきてるんだから。

というわけで、強引に京都府相楽郡笠置町のキャンプ場に向かう。

サルシカ秘密基地のすぐそばを走っている国道163号線で伊賀方面へ。
そのままずっとずっと西へ、京都方面へ向かう。
車で1時間ちょっと。

赤い鉄橋の笠置大橋が目印。
その大橋のすぐ下の河原に、今回の目的地、笠置キャンプ場が広がっている。

河原を利用したキャンプ場には、ここから降りる。
料金表が目印。

ひとり1日500円。
1泊2日の場合1000円だが、チェックイン・アウトの時間がないからフルに遊ぶことができるのだ。

しかもね、すぐ近くにある天然わかさぎ温泉「笠置いこいの館」の100円割引券をくれる。

「お好きなところへどうぞ〜」

キャンプ場はやたら広い。
まあ河原といえば河原だけれど、芝生ゾーンもあるし、ええ感じ。
河原ゾーンは直火の焚き火もOK!

12月の午前中だというのにすでにたくさんのテントが張られている。
キャンプブームの流れを受けてか、男性だけでなく女性のソロキャンパーも目立つ。

かなり奥まった広いスペースに駐車。

大きなハイエースは「空飛ぶ若旦那」こと、大澤さん。
伊賀のコンビニで待ち合わせ、2台でやってきたのだ。

午後、ヴァナゴン太田さんと奥山ヨウちゃんもやってくるので、荷物を四方に広げ、場所を確保する
まるでお花見の場所取り部隊みたい(笑)。

荷物で場所取りをしたあとは、車2台で木津川の下流へ。
カヌーで川をくだるので、先に上陸ポイントに車を置いておくのだ。

恭仁大橋そばの駐車スペースに大澤さんのハイエースをデポ。
私の軽キャンで再びキャンプ場へと戻る。

キャンプ場に戻ったらパックラフトの準備。
1艇10分で終わるが慌ただしいことこのうえない。

準備のあいだにお湯を沸かしておいて、まずは腹ごしらえ。

えー。
実は、サルシカ隊長であるわたくしは、気が急くあまり、沸騰もしていないお湯をカップ麺にそそいでしまい、生ぬるくてバリバリのカップ麺になってしまう。

「あー、本当はアツアツのスープで身体を暖めてから川に出たかったですけどね、バリバリ」
「ごめんね、大澤さん、バリバリ」
「麺が上顎に刺さって血が出ましたよ、バリバリ」
「ごめんね、大澤さん、バリバリ」
「まあ攻めて温かい飲み物を持っていきましょうよ、バリバリ」
「ごめんね、ポットを忘れて、キンキンに冷えた烏龍茶しかないの、バリバリ」

そこから大澤さんは何もしゃべらなくなった。
ただバリバリとカップ麺を食べていた。

まあ、出発前にいろいろあったが、お昼すぎに、笠置キャンプ場から入川。

大澤さんはパラモーターやパラグライダーで空を飛んでいるが、カヌーにもハマっている。
かつてわたくしが所有していたカナディアンのオールドタウンは、いま大澤さんが大切に乗ってくれている。

パックラフトは初めてだが、その操舵性のよさに感動している。
そして安定度のよさには驚きが隠せないようだ。

「すごい安定がええですねぇ、こんな船でチンする人はいないでしょうねぇ」

わたし、しましたけど、チン!
松阪の櫛田川で激流に飲み込まれてひっくり返りました!

サルシカ隊長のわたくしも、12月にカヌーをするのははじめて。
この日の気温、朝津市の美里を出るときに2度。
京都の笠置はもう少し温度が高く、たぶん5〜6度はあったのではないだろうか。

が、風が思いのほか強く、そして冷たかった。

でも陽射しを浴びていたらご機嫌の暖かさ!!
さあ、川をくだろう!!!

パドルを置いて川の流れに身を任せてみる。
川の流れは本当にゆっくり。
逆に向かい風に押し戻されてしまう。

今回くだるのはほんの5キロ程度。
1時間もあれば十分だと思われるコースであった。

流れに身を任せつつ、スキットルのウイスキーを喉に流し込む隊長のわたくし。
かっと身体が熱くなる。

はー、幸せだなあ・・・・・。

が、幸せは長くは続かないのだ。
次回は、わたくしと大澤さんに与えられて試練!
果たして乗り越えられるのか!?