サルシカ隊がいく 第78回 「岩田川ハゼ釣り大会」

投稿日: 2009年09月23日(水)12:55

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2009年9月13日。
三重県津市で開催された、第15回「岩田川ハゼ釣り大会」に参加してきたのだ。

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午前11時30分。
写真家・浅田政志さんがこよなく愛する津マリーナにサルシカ隊結集!

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今回の参加メンバーは・・・

①サルシカ隊バカエミ班1号(バカエミとかっちゃん、末娘)
②サルシカ隊バカエミ班2号(克昌の父、母、長男、次男)
③サルシカ隊すぎの班(すぎの氏、息子)
④サルシカ隊姉川班(アネさん、息子、息子の友だち)
⑤サルシカ隊いたろう班(マスター、もりママ、子供たち)
⑥サルシカ隊やっさん班(やっさん&ZIG夫妻、よーじ、裕一郎)
⑦サルシカ隊隊長班(隊長、M子、娘のm子)

・・・の23名(たぶん)。

数打てばあたる方式で、参加者を増やし、大物賞や大釣り賞などをかっさらおうという、卑劣な手段に出たのである(笑)。

そこに突如現れたのが、三重テレビチームである。
隊長も出演する「とってもワクドキ!」番組スタッフ5名が、にわかに「TEAM NEGAKAERI」などというものを結成し、我われサルシカ隊に勝負を挑んできたのである!

これは負けるわけにはいかないのである。
我われは、三重の海、山、川で暴れまくるサルシカ隊なのである。
しかも、180名ほどの総参加者の15%近くを占める大部隊なのである。
負けたらサルシカ隊解散の危機なのだ!!

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主催者、来賓の挨拶、ルール説明などがはじまる。
うー、これが結構長い。
みんな早くハゼ釣りにいきたくてウズウズしている。
ずーっとこのまま閉会式までしゃべっていていいから、早く釣りに行かせろ、コノヤロウ・・・などとイケナイ大人になりつつある(笑)。

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12時30分。
いよいよハゼ釣り大会開始!
それぞれ自分が「ここだ!」と思ったポイントに移動する。
我われは、すぐ横の河口付近へ。
だって遠くまでいくのが面倒だったんですもん(笑)。

が、あとで聞いたのだが、ラーメンのいたろうチームは、スタートと同時にすぐさま駐車場へいって車に乗り込み、指定範囲ぎりぎりの橋まで一気に移動したのだという!

まあ確かに、ルールには、船に乗って釣るとダメとあったが、車で移動しちゃダメとは書いてなかった・・・しかしだな・・・くそう、身内に出し抜かれたのだ!(笑)

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岩田川の河口付近です。
大会参加者があちこちで糸をたらしてます。

この岩田川は、「とってもワクドキ!」の番組の中で、隊長のワタクシと林家染弥隊員がカヌーでくだったところですね。

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昨年もハゼ釣り大会に出場し、なんと大物賞3位に輝いたバカエミたちは、昨年と同じ河口付近の船着場に腰をすえる。

この「昨年の実績」につられて、何気なく隊長班、姉川班、すぎの班は、そのあたりに竿を伸ばす。

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「克昌に釣りを教えたのはオレだ! わはははは! ハゼなどちょろいちょろい! バンバン釣ったるでぇ!」

とはまったく言っていなかったが、ひそかに自信をみなぎらせていた「克昌の父」。
が、その自信にあふれた竿先にまったくアタリがこない。

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この釣り大会の制限時間は3時間。
つまり3時30分に終了である。
スタートから30分が過ぎたが、姉川班のバケツはごらんの通り。

一応小さな魚の姿は見えるが、セイゴとコチ。
ハゼは1匹も釣れていない。

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「きたぁ!!」

ようやく隊長が叫ぶ。
が、あげてみると、それは大きなトンカチ。
漫画のような展開だ(笑)。

続いてM子も「きたぁ!」と。
が、引っかかっていたのは空き缶。

絶対にこれは漫画だ。
ありえない展開なのだ(笑涙)。

「どうやら上流の橋の方では釣れているらしい・・・・」
「どうやら入れ食いらしい・・・・」

というウワサが流れてくる。
が、我われは動かない。
意地?
いやいや今さら場所を変わるのが面倒だったのだ(笑)。

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開始から1時間。
ようやく隊長が小さな小さな小さなハゼを釣りあげる。
小さくて引きなど全然なく、なんかエサを確認しようと思っていたらもれなくついてきましたぁ・・・みたいな感じだったのだ。
いまひとつ喜べない隊長。
それでも一応、勝利のポーズ(笑)。

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ところで。
大会の前、隊長のワタクシと妻のM子は、とあるチェーンの釣具屋でエサを買っていたのであるが、そこで帰り際、「あ、今日はハゼ釣りですね、がんばってくださいね!」と声をかけられたのだ。

ワタクシはM子の知り合いだと思い、「あ、はい、どうも!」ととっさに返事をしたのだが、車に乗り込んで確認すると、M子はワタクシの知り合いだと思って挨拶したのだという。
つまりは見知らぬ人である。

が、釣り大会の途中、その見知らぬ人がまたまた笑顔でやってきたのだ。

「あのぉ・・・ブログではいろいろとお世話になってます、yocchelです」

おおおおお、あの三重県の空をずっと切り取り、レポートしているブログ「空色博物館」のyocchelさんだったのだ。

互いのブログでコメントをしあって長いお付き合いになるのだが、お会いするのは今回が初めて。
南島町のキャンプ場でニアミスをしたり、かなりのところですれ違っているはずなのに、なかなかお会いできないでいたのだ。

「会ったときはサルシカ隊入隊のときですよ」の約束をしていたので、約束どおりサルシカ隊に強制的に入っていただく(笑)。
しかも写真を撮影しているワタクシの代わりにハゼ釣りをしていただく(笑)。

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ふと気づくと、三重テレビの「TEAM NEGAKARI」は、サルシカ隊隊長班のすぐ隣にいた。
置き捨てられた廃トラックをはさんでいたので、全然気づかなかったのだ。
それとなく偵察にいくと、すでに10数匹のハゼを釣り上げている。
そしてなぜか巨大なワタリガニが1匹。
制作アシスタントで釣り初心者のすがちゃんが釣り上げたのだという。
なんとも器用な女の子なのだ。

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娘のm子もヒット!
バカエミチームもポツリポツリと釣りはじめる。

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何にしても、時間が遅すぎた。
釣れて来たな・・・と思った途端に大会終了のアナウンス。

結局、バカエミ2班でこの程度。
隊長のところはハゼ2匹、セイゴ1匹という始末(涙)。

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このままではなんの入賞もできない!!
子供たちに指示を出し、堤防のゴミを徹底的に拾わせる。
サルシカ隊には子供の数が多いし、そして堤防には残念ながらゴミがわんさかとあるので、すぐさまゴミ袋がいっぱいになる。

ゴミ袋は、大会開始の前に各チームに手渡されたもの。
昨年、ゴミをたくさん拾って「特別賞」をもらっていたチームがあったとバカエミがいうので、急きょ卑劣な作戦に出たわけである(笑)。

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計測し、いよいよ結果発表である。
そんな最中、我われは驚くべきものを発見するのである。

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なんと、サルシカ隊いたろう班の釣果である。
大会開始ともに車で上流ギリギリの橋まで移動した、ラーメン屋である。
もう入れ食い状態で、80匹以上を釣り上げているのだ。
すごいのだ。
よーし、これならイケるかも知れん!
まともに賞を狙えるのだ。

チームとしては負けてくやしい半面、サルシカ隊としてはうれしい・・・複雑なそのほかのサルシカ隊の面々であった(笑)。

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果たして結果は・・・・。

サルシカ隊いたろう班は、見事、ファミリー部門大釣り賞で3位入賞!
やったのである。
いたろうマスター、もりママ、あなたたちはエライ!
ラーメンはうまい!

さあ、みんなもいたろうのラーメンを食べにいくのだ(笑)。

そしてその釣り大会のレポートはこちら。

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一方、ライバルの三重テレビ「TEAM NEAGAKARI」は、巨大ワタリガニで外道賞3位に入る!!
外道賞とはいえ3位である。
並ばれてしまったのだ。
やばいのだ。

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が、しかーし!!
我われサルシカ隊は、どんな手段を使ってでも勝つときは勝つのだ!
狙いどおりゴミを大量に拾って特別賞を受賞!

わははははは、ひとまず三重テレビのチームには勝ったのだ。
しかし、きわめて低レベルの戦いなのだ。
大会の中では、はっきりいって惨敗だったのである!(涙)

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表彰が終わったら、各自、釣ったハゼをさばいてその場で天ぷらに。
やまがDが意外な包丁さばきを見せる。

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主催者から、オニギリ、豚汁のふるまいもあるのだ。
これで保険代込みで1チームの参加費1000円。
非常にありがたいのだ。

今回は、非常に情けない結果であったが、来年こそはがんばるのである!