サルシカ隊がいく 第79回 「サルシカ海の家合宿09秋」1日目

投稿日: 2009年09月23日(水)14:42

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2009年9月20日(日)から22日(火)まで。
秋のシルバーウィーク、サルシカ大キャンプにいってきたのだ。

え? タイトルが違うじゃないかって。

そうなのだ。
今回のキャンプで、我われはタープはおろか、ランタンやバーナーすら出さなかったのだ。
そのすべてを海のおっちゃんに頼りきり、我われは堕落した楽園生活を楽しんでしまったのだ。

これはこれでいいと思うのだが、これはもはやキャンプではない。
というわけで、みんなで相談し、キャンプという言葉をタイトルから消した。

で、「海の家合宿」である(笑)。
まあ、つまり、もう開き直っているわけである。

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恒例の場所に一番乗りだったのは、まさやん親子であった。
すぐさま磯に出て遊んでいる。

続いて、キャンプ初参加の宴会部の面々が到着。
大人6人、子供6名の大所帯だ。

本来、一番最初に到着して、場所取りおよび、全員にキャンプ場所を指示するはずであったバカエミ一家はそのあとに到着。
宴会部に「遅い、バカバカバカエミ」とののしられる。

そして隊長一家が到着すると、続いて、ごんちゃん一家、やっさん隊員、そして今回初参加のmanbow02さんも到着。

本日の参加者は、これに孤高の達人「ぽぽちゃん」とその友人2名。
大人計19名、子供計16名。
なんと合計35名!
すさまじい人数である。
まさに合宿という名がふさわしい(笑)。

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子供たちは到着するなり、海に飛び込んで遊ぶ。
彼らには5月であろうとも9月であろうとも関係ない。耐えられる気温と水温であれば、思い切り水に飛び込むのだ。
たくましくてよろしい(笑)。

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日帰り予定だったゴン隊員一家は、予定変更で宿泊することに。
初めてのテントを苦戦しつつ組み立てる。
それを宴会部の面々が手伝う。

おおお、なんという人間愛にあふれた組織であろう。
もはやサルシカ隊は「友愛」(by鳩山総理)の集団なのである(笑)。

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あっという間にテント村・・・ならぬ難民キャンプができあがる。

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初参加のmanbow02さん。
ツリーハウスづくりのときも、このラブラドールを連れてひょっこり登場した。
なかなかすばらしいキャンピングカーを持っていらっしゃる。
話を聞くと、なんとラブラドールは3匹いるらしい。
今回は初参加のキャンプなので、一番おとなしいのを連れてきたらしい(笑)。

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海で遊びつかれて横たわっているのは、タカシ隊員のところのラブラドール「ファンタ」。
つまり、この日は2匹のラブラドールがいたわけですね。
どっちがどっちか全然わからなかった(笑)。

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寝るところもつくったし、荷物もおろした。
で、いざ出撃準備!!
左は隊長、右はやっさん隊員ですね。
スタイルがまったく違いますね(笑)。

が、ここでバカエミが「いややややーん!!」とワケのわからぬ悲鳴をあげる。

「どしよ、M子さんどしよ、ウェイト忘れてきてしもたぁ!!」

ウェットスーツを着て海にもぐる際は、ある程度のウェイト(オモリ)をつけないと全然潜ることができない。
ウェットスーツ自体にかなりの浮力があるせいであるが、バカエミの場合はそれ以上に浮力のある皮下脂肪を全身にためこんでいるため、ウェイトがないと、ずーっと海面を漂っているだけになってしまうのだ。

「わたし、今から家に戻って取ってくるわ!」

紀北町のここから津市のバカエミ宅まで90キロはある。
片道2時間。
ほんの1時間ほど前に到着したばかりなのに、往復4時間かけて戻るという。
すさまじいガッツだ。

「だってさ、キャンプは2泊3日なんやに、明日もあさっても潜るのに、ウェットがなかったら台無しやんか!!」

幸いにも、キヨちゃん隊員が乗ってきた車が、バカエミが普段乗っている車と同じであった。
で、バカエミはその車を借りて去っていく。

その去っていく車を見て、隊長であり兄であるワタクシと、夫であるかっちゃんは思わずつぶやいたのである。

「やっぱりバカエミだ・・・・」

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隊長、M子、やっさん隊員に続いて・・・・
山に生まれ育ったくせに、母方の実家が海沿いのため、「オレは海の子だ」と言い張る「のだっち隊員」も海に入る。

が、台風の影響で波が高く、海水もにごって視界が全然よくない。
波にもまれて魚をついているどころではないのだ。

遅れてやってきた孤高の海人「ぽぽちゃん」も海に入るが、すぐさま撤退。
あろうことか全員ボウズ状態なのだ。

こんなことは、サルシカ大キャンプがはじまって以来、絶対になかったことである。
しかし、台風の影響だから仕方がない。

通常は会費1000円のところ、今回は2000円を徴収し、海の家のおっちゃんに市場へ魚を買いにいってもらうことにする。
これも大きな敗北なのである。
自分たちで食べるものは自分たちで獲る・・・このサルシカ大キャンプの原則からも、今回大きく逸脱してしまったのである。

キャンプ道具は出さないわ、食材はおっちゃんに買ってきてもらうわ・・・サルシカ隊は落ちるところまで落ちた、という感じである。
堕落のサルシカ隊である(笑)。

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なんて自虐的に反省するも、宴会が近づくにつれ、そんなことをすっかり忘れてしまうのがサルシカ隊である。
海の家のおいちゃんによる恒例の魚の解体ショーがはじまる。
買ってきた魚であろうと、もらった魚であろうと、そして自ら獲った魚であろうとも、うまいものはうまいのだ、わはははは。

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ついにキャンプにまで参加してしまったさゆりん隊員。
非アウトドア系と自称していたが、じわじわとサルシカの女になりつつある。
そして解体ショーに釘付けである(笑)。

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本日のメニュー。
おいちゃんが漁師さんからもらったカツオ。
そのお刺身をドカーンと。

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おいちゃんが買ってきてくれたカマスの煮付け。

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他のごはんができるまで、リエちゃん隊員はハエよけ係。
ダンボールの切れ端を持って、えんえんとハエを追い続ける(笑)。

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バカエミが戻ってきたのをきっかけにして宴会開始。
今回は5時スタート。
よくここまで我慢したものだ。
ま、その前からみんなガンガン飲んでいたが・・・(笑)。

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もちろん肉もバンバン焼いてます。
まずは、鳥焼きの名店「藤ヶ丘食堂」の若鶏です!!
この肉のやわらかさ、みそタレの味は、一度食べたら病みつき!

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と同時にカレーもドカーンと!
すべてがすごいボリューム。
ちなみにごはんは、おっちゃんが1升5合を炊いてくれた。

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35人の大宴会だ。
季節はずれの海の家で、こんな大騒ぎをしているのは我われぐらいのものであろう。

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ごはんを食べ終えた子供たち、酔っ払った大人たちに、のだっち隊員はアイスクリームを売りつけまくる。

「はいはい、安いよ、300円だよ、バニラ、チョコ、抹茶とあるよ・・・」

なかば強制的に無理やり売りつけて、売り上げを稼ぎ、おいちゃんから自分の分のアイスクリームをせしめている。
まったく・・・・昔の悪ガキのまんまだ(笑)。

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酔うと何もしなくなる・・・さんざん悪態をつく・・・その挙句、記憶を失う・・・と、みんなにさんざんいじめられ、自主的に洗いものを手伝う隊長。

となりは妻M子。
夫婦揃って、愛の食器洗浄である(笑)。

むろん、このあともしこたま飲んだのであった。
果たして、2日目、どのようなことが起きるのか・・・・?

乞うご期待なのだ!