翌朝、バカエミのとんがり頭ファッションからスタートであった。
暑いのでウェットを着ないで潜るという。
今日は、海の達人ぽぽちゃんを真似て魚を突くのだと息巻いている。
メジャーで計ってみたら、全長86cm。
持ち上げるのも一苦労だ。
寡黙かつ孤高の海の達人は、口元だけ微かに笑いつつ、「これは置き土産」といって、フッと風に吹かれるように帰っていった。
どこまでもカッコいいのだ。
私もカヌーで無人浜めぐりとか楽しんだが、もう今回はこのあたりのことはすべて省略しちゃうのである。
またしても狂乱の夜・・・二日目の宴会がやってくるのである。
生ビールは午前中からいただいてました。
海の家の裏窓におかわりをしにいくと、和具のおっちゃんが「おつまみつくったったで」と、サザエの刺身を出してくれる。
午後3時のすんごいオヤツである(笑)。
心ふるえる至極の2ショットです!
各もう1皿ずつあります。
食べても食べても食べ切れません!
そして、またまたサザエがつぼ焼きで登場!
持参の肉にいつまでもたどりつかない。
なんとかスペアリブだけ焼くが、これまたいい具合に焼けちゃって、もう腹いっぱいで動くのさえおっくうなのに、ついつい手を伸ばしてしまう。
この日も和具のおっちゃんと飲む。
なぜ初めての我われにここまで親切にしてくれるのか。
聞いてみると、
「この辺りは過疎で商売もままならん地域や。あんたらみたいな人がどんどん来てくれやんと、この地域は死んでしまうし、それに寂しいやないか。そやから、ワシのできることで頑張っとるんや。
また来年もこうして大勢で来てくれたら、それだけでええんや」
胸が熱くなるような話だった。
みんな一瞬、食べる手を止めて、日本酒をうまそうに飲むおっちゃんを見た。
もちろんくるともさ。
今度はサルシカ隊全員を引き連れてやってくるともさ。
明日で連休も終わり。
おっちゃんも明日で店を閉めるという。
「また来年、会おうな」
おっちゃんはそう言いつつ、今度はとなりのキャンプグループへ飲みにいった(笑)。
最終日。
午前中は目一杯、海で遊んだ。
お昼は残った食材でバーベキュー。
それにしても肉が残りすぎ!
最後の最後でまたしこたま食べた。
孤高の海の達人ぽぽちゃん、
そして和具のおっちゃん、おばちゃん、
本当にどうもありがとう。
来年もよろしく。