サルシカ隊がいく 第83回「涙と哀愁の海鮮BBQ」

投稿日: 2009年10月13日(火)22:02
これは昨年のカキです(M子10個食べる)

これは昨年のカキです(M子10個食べる)

カキのシーズン到来!
待ってました、とばかりに隊長一家は鳥羽にGO!

「みんな!カキを買いにいくぞ!まだ身は小さいがかまうものか!宴会だ宴会だぁ!」

いつもの宴会部(ま、ようするにご近所メンバーね)を中心に召集!

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さすれば、のだっち隊員とキヨちゃん隊員が吼えた!

「よーし、それやったら俺たちは三重のグアムへいくで!アオリイカを釣ってくる!アルミホイルと刺身包丁を用意しといて!今晩はもう海鮮BBQパーティやでぇ!!

これは9月の海の家合宿の際の写真です(キヨちゃんが釣ったアオリ)

これは9月の海の家合宿の際の写真です(キヨちゃんが釣ったアオリ)

カキ三昧、イカ三昧、肉三昧!
うおおおおおおお、燃えてきたぁ!!!

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イチローこと「やっさん」隊員にもお誘いの電話をすると、

「いやー、それが今日の午後から三重のグアムに「よーじ」隊員といくんすよ。すいません、あっちで大海鮮バーベキューやります!」

「そうか、わかった、がんばれよ!」とワタクシは電話を切る。
いつもなら「なにお~、オレに黙ってキャンプにいくたぁどーいう了見だ、えっえっえっ!!」と怒るくせに、今日はこっちも海鮮BBQだから、「いいのいいの、行ってらっしゃい」という余裕だ(笑)。

が・・・・・・・・・・・・・。

何の運命のいたずらか。
悲劇はここからはじまったのだ。

まず。
鳥羽にいったワタクシたち隊長一家は、1個もカキを手に入れられなかった。
ほとんどのカキ直売所が閉まっていたのだ。
開いているところにもカキはなかった。

台風18号でカキのイカダが流され、業者のみなさんはその回収や修理に追われ、販売どころではなかったらしいのだ。
うかつといえばうかつであった。

で、ショックのあまりフラフラしつつワタクシはキヨちゃん隊員に電話。
頼るは、イカしかない。

が・・・・・・・・・・・・。
風が強く、ぜんぜん釣れない・・・とキヨちゃんの重い声。

海の幸、全滅。

M子、姉ゆかり隊員と共に自宅にどんよりした気分で車を走らせていると、今度はやっさん隊員からどんよりした声で電話。

「今日のバーベキューいきます。よーじ隊員がカゼでキャンプは中止になりました」

「そーか、そーか、でもカキもイカもないが、それでいいか」とワタクシが述べると、やっさん隊員は「は?」と言ったきりしばらく無言となった。
そして、「いきますよ。もういいです、なんだって・・・」とヤケクソ気味にいうのであった(笑)。

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そもそもカキもない、イカもないのに、バーベキューをやる意味があるのか、と女性陣を中心に意見があったが、こんな状況で飲まずにいられるかっていうんだ!!

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「さあ焼くぞぉ、海の幸だ!」

と言いつつ鶏肉です。
藤ヶ丘食堂の若鶏です。
いつもなら大喜びでうひゃうひゃ言いながら焼きますが、今日は違います。

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ご覧ください、この「のだっち」隊員の苦りきった表情・・・(笑)。

この日の参加者は・・・・。
のだっち隊員一家。
キヨちゃん隊員一家。
隊長一家。
やっさん隊員、単身。
ゆかり川崎支部長、単身、という構成。

スペシャルゲストでのりとんファミリーやバカエミファミリーがくる予定でしたが、キャンセルになってよかったと心から思う(笑)。

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タープの中で宴会するも、非常に寒いです。
心にぴゅーぴゅー隙間風です。

「あああ、このイカうまい、カキうまい」
と言いつつ、藤が丘の若鶏とマルシンハンバーグを食べます。

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わざわざ生ビールサーバーまで用意したのに、ビールが苦いです。
ちょっぴり涙の味がします(笑)。

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「こんなに寒いのになんで外でバーベキューなわけ?」
「カキとイカが食べ放題というからきたのに、なんなんこれ?」
「あー寒ぶ、めっちゃ寒ぶいわー、海の幸で暖めて」

こういうときの女性は残酷です。

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のだっち隊員はビールもすすまず、えんえんと焼き続けます、鳥を(笑)。

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「こんなときは飲むしかないで! 日本酒いっとく?」

夜の蝶さまがいたずらに酒をすすめます。
ワタクシたちは飲みました。飲んで飲まれて飲みつくすまで・・・・。

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楽しかったのは子供ばかり。
テントの中でごはんを食べて大満足の子供たち。

大人は悪酔いして大暴れして終わりました。
こういうときもあります。
はい。