サルシカ隊がいく 第94回 「薪集めイベント2010」

投稿日: 2010年01月26日(火)14:31

今回の参加者は8名・・・
写真左から、新隊員のつよぽん、まさやん、はっせん、たかお、なおやん、もりやん、そして立ってるのが隊長のワタクシだ。
(おのおののプロフィールなどを知りたいという物好きな人は、右上の検索窓にそれぞれの隊員名を入れて検索してくれたまえ。笑)

さあ、2010年も、「サルシカ隊がいく」は、薪集めイベントからスタートなのだ!
サルシカがスタートして早まる2年。
いつのまにかサルシカ隊員は200名を超え、しかも薪ストーブユーザーの隊員も20名を超えた。
なんだかすごいのだ。

2ちゃんねるに、サルシカのスレッドがあって、「三重のアウトドア系カルト集団」(笑)と書かれていたが、あながち間違っていないのかも知れない。
ただし、青空の下でゲンキいっぱいに遊ぶ、清く正しいおじちゃんおばちゃんの集団であるのだが・・・(笑)。

さて、薪集めイベントだ。

開催日は1月23日(土)。朝8時半にいつもの玉城ICそばのコンビニに集合であった。

写真左上から時計回りに・・・・。
今回、集合場所から一番遠かったのが、隊長であるワタクシの家であった。
家を出て現地向かう途中、キレイな朝焼けが・・・・眠い!(笑)

玉城ICそばのコンビニに8台の軽トラが結集!
薪ストーブユーザーにとって軽トラは必須アイテムであるのだ。
みんな何台も車を持てる身分ではないので、軽トラがファーストカーという者が多い。
ちなみに隊長のワタクシもそうである。
テレビ局にいくのも薪を集めに山にいくのも、名古屋に買い物にいくのも、すべてこの軽トラだ、わははは、文句あるか!(笑)

隊長のワタクシはコンビニに到着するなりトイレに駆け込む!
道半ばからずっと「大」がしたかったのだ。
ああ、もうダメとケツをギュッと締めつつトイレへ。
が、ツナギを着ていたのだ。
ううううう、ともだえ苦しみつつツナギを脱いで・・・なんとか間に合ってセーフ。

うんこだけしてコンビニを出るのも申し訳なく、在庫があるのにフリスクとお茶を購入。

まさやん隊員が数ヶ月前にたかお隊員から預かっていたプレゼントを、たかお隊員の目の前で受け取る(笑)。
ことの顛末は「隊長日誌」のこの記事をご覧くだされ。

スチールのチェンソーのキーホルダー(うれしいのだ)。

左下の写真は、今回初参加の新隊員「しばやん」。
が、実は仕事が入ってしまい、ここで顔を出しただけ(笑)。
みんな遊んでるのに自分だけ塾で遊べない・・・そんな子どものような悲哀を見せて、しばやんは仕事に出かけたのである。
あまりに可哀想なので、ここに写真だけ載せておくのだ(笑)。

玉城ICから車で10分ほど走ったところに今回の現場がある。
そう、去年も勝負した小高い丘である。
去年はふもとの雑木をすべて回収して終わったが、実はその頂き部分に巨大な雑木が大量に倒されており、「おおおお、宝の山だ!」とみんな歓喜して小躍りしたのであるが、そこから運び出す手立てが思いつかず、涙を呑んであきらめたのであった。

「わはははは、帰ってきたぞ、今日はやったるど~!!」

と、景観を愛でつつ、意気込んでいるのは、まさやん。

昨年、運び出せなかった木を、今年どうやって運び出すのか。
その作戦を考え出したのが、この「まさやん隊員」であった。

現場近くの小学校の前に7台の軽トラックが横付けされる。
野球をしていたお父さんや子どもたちが、「なんだなんだ、なにがはじまるのだ」と興味津々で見ている。

大勢で山に入る前は、なんだか心が躍る。
突撃ラッパでも吹いたら、みんな走り出していきそうな勢いである。

まあ実際は運動不足のおじさんばかりなので走れないのであるが(笑)。

で、今回まさやんが編み出したミッションであるが・・・。
それは・・・。

1.たかおさんのお店のレンタル薪割り機を持ち出し、山に設置!
2.山頂で木を玉切りし、しかもそれを薪割り機で割って薪にしてしまう!
3.薪になったものを少量ずつ一輪車で運び出す!
4.少人数では無理だが、たくさんいたらできる、できるはずだ~、たぶん(笑)

というものであった。
まあ、我われのミッションというのは、大体この程度のものである。
最後は必ず「~たぶん」で終わるのだ(笑)。

薪割り機をみんなで山頂へと運ぶ。
これがタイヘン!
汗が吹き出る。
この時点で、みんなの心の中に「この作戦はひょっとしたら失敗なのではないか・・・」という気持ちが芽生える。
まさやん隊員に疑いの目を向けるのであった(笑)。

なんとか薪割り機を運び終え、まずは倒れた雑木の玉切りからスタート。
7台のチェンソーが静かな山々に爆音を響かせる。
我等はもはや森林暴走族だ(笑)。

左下の写真は、新隊員のつよぽん。
若い隊員は、常に最前線に立たされ、一番重いものを持たされる。
これがサルシカ隊である。

しかし、薪集めのときほど我われが一生懸命働くときはない。
損得ぬきに働く。
時間を惜しんで働く(笑)。

心をひとつにがんばっちゃうので、すさまじいスピードで仕事が進んでいく。

見る見る間に「玉」が出来る。
今回はこの玉を薪割り機で割って薪にして運ぶのだ。

玉切り→薪割り→運搬

この3つの連動が今回は大切なのだ。

玉がある程度たまってきたところで、たかお隊員、つよぽん新隊員が薪割り班として薪割り機のエンジンをかける。

チェンソーとは違った低いエンジン音が響く。
このコンビネーション、このスケール、これぞアウトドアカルト集団のなせるワザである(笑)。

バキバキバキ!!
たかお隊員が持ってきてくれた薪割り機はすさまじいパワーである。
わざわざ現地まで運んできてくれた、たかお隊員に敬意を表して宣伝するが、この薪割り機はレンタルもしている。
もちろん販売もしている。
興味のある方は、ぜひ「たかお農機店」まで!!!(笑)。

玉が多すぎて薪割り機でも作業が追いつかない。
で、人間が斧で薪割り!!

人間2名と薪割り機の大バトル!!!

結論からいうと、人2名だと機械より全然早い。
が、人間はすぐに疲れてしまう。
機械はえんえん作業可。
人間が「ふひ~」とか言って休んでいる間に、機械はちゃくちゃくと作業し、結局人間を追い抜いてしまうのであった(笑)。

午前中は玉切り班と薪割り班の二手に分かれ、えんえんと作業をする。
昼食後は、玉切りを終え、薪割り班と運搬班で作業を続けよう・・・・ということに。
このあたりの指揮は隊長のワタクシがとる。
いつもはぼんやりしているが、やるときはやるのだ!!(笑)。

そして・・・・
作業開始から2時間30分・・・これだけの薪ができた!!

すごい量だ。
こんもりと山になっている!!

うまく使えば、すでに1冬分ぐらい(1家庭のね)ありそうだ。

お昼。
昨年と同じくみんなでぞろぞろとコンビニまで歩き、お弁当類を買いあさる。
お弁当コーナーから、見事なほどに米粒関係のものが消える(笑)。

こういうときは「米」なのだ。
パンや麺類ではダメなのだ。
米粒を食わねば、力が出ないのである!!

午後の作業がはじまった。
午前中に切った玉を薪割り機、はっせん、もりやんの人2名が薪にしていく!
バキバキ、パコン! バキバキ、パコンパコン!

不気味かつ軽快な音がリズミカルに山に響く(笑)。

薪の運搬もはじまるが、これが思ったよりタイヘン!
薪を運ぶ道のりは500メートルぐらいなのだが、結構な斜面な上に、大きな段差が3つほどある。
一輪車で一気に運ぶわけにはいかず、段差から薪を落とし、次の者がその薪を拾って次の段差へ・・・という非常に非効率な作業を繰り返すハメになった。

予想以上に運搬に手間取るため、玉切りを途中で終え、全メンバーで運搬にあたる。

山頂付近に2名、中腹に2名、ふもとに2名、そして車に詰め込む者が1名。
最初のうちこそ、すれ違うたびに、

「あとどれぐらい?」
「がんばれよ」
「もうちょっと薪を載せろよ」

などと会話があったが、だんだんみんな寡黙になる。
斜面でふんばるため、足がメチャクチャ痛い。
腕も足も笑って力が入らなくなってくる。

予定時間を1時間ほど越えて、午後4時30分にすべての薪を運び終えたとき、もはや全員、体力の限界ギリギリのところであった。

途中、近所のおじいちゃんがやってきて、楽しそうやから、と薪割を手伝ってくれた。
もう体力の限界が近く、玉切りで残っていたヤツは放置していこう、といっていたヤツであったが、ご丁寧にたくさん割ってくれた(笑)。
改めて、謝意を伝え・・・・る・・・・・のだ!! ありがとう!!(笑)

もりやんが計算してくれたところによると・・・・

「今回参加者7人で、現場で割って、運んで軽トラ7杯分、軽トラ一台0.8立米としても7台分合わせて5.6立米ぐらいか・・・」

ということであった。
なんだか数字にしてしまうと、ずいぶんと少なくなってしまうが、いいのだ、いいのだ。

なんだか今回はすごく達成感があるのだ!(笑)。

まさやん隊員、見事なミッションであった。
そして参加した隊員はみな、よく働いたのだ。

この薪集めミッションは、大成功としてサルシカの歴史に残るであろう・・・(笑)。

日が沈みかけた頃、7台の軽トラはそれぞれ帰路についた。

朝焼けを見て出発し、夕焼けを見ながらかえる・・・・そんな薪割りミッションが終わった・・・。