三重の山里から写真集「村の記憶」をお届けします

投稿日: 2011年05月29日(日)10:49

2006年の春。
平成の大合併によって三重県の地図から「村」が消えました・・・。


「ある村は町へ、ある村は市へ名前を変えました。
名前を変えたからといって、すぐに人々の暮らしやその土地の風景が変わってしまう訳ではない・・・。
それはわかっています。
それでも「何かが変わってしまうような気がする」そんな衝動が私に起きてしまったのも事実。
かつて「村」と呼ばれていたところに場所や人々の余韻が残っているうちに
写真記録しようと思い立ち足を運んで個人的に撮影をさせていただいた。
『村の記憶』はそんな写真記録の数々です・・・・」

2004年。
自然ある暮らしを求め、家族と共に名古屋から三重県安濃郡美里村に移住してきたカメラマン。
しかし美里村民でいられたのは1年とわずか。
平成の大合併によって「美里村」は「津市美里町」へと変わり、それと同時に三重県から「村」と呼ばれる行政区分が消滅したのです。

名前と共に「村の雰囲気や匂いや気配が消えていく・・・・」。
それをしっかりと写真に定着させたい、できる限り細部まで描写したい・・・という思いから、
4×5インチの大型カメラを使用して1枚1枚少し時間をかけて撮影しています。

カメラマンが残しているのは、まぼろしの村ではありません。
まだそこに足を運び、触れることができるところです。

現在はかつての9村だけでなく、三重県内各地の農山漁村に息づく
「村」の面影を求め撮影を継続中・・・・。


カッコええですね。
しかしこのカッコええ写真を撮っているカメラマンが、銭湯企画でお馴染みのフルチンカメラマンこと、写真師マツバラであるのが、衝撃的である!!

驚きついでに彼のちゃんとしたプロフィールをここで紹介してみたいのだ。

写真師・松原 豊

三重県津市(旧 美里村)在住写真家。
1967年 三重県生まれ。
東京写真専門学校名古屋校(現 名古屋ビジュアルアーツ)卒業後、撮影アシスタントなどを経て独立。
2004年美里の古民家に移住。
office369番地主宰。
ローカル誌 NAGI、Kalasなど三重県を中心に活動するかたわら、村を記憶する写真師としての撮影をライフワークとする。
母校でモノクロプリントの講義を担当。
(社)日本写真家協会会員。

・・・・なのである。
サルシカではアホなことばかりやってるが、立派なプロカメラマンなのだ!

実は写真師マツバラと隊長のワタクシはご近所である。
よって、ワタクシが暮らす集落も撮影してもらっているし、なんとワタクシもちらりと写っていたりする・・・!!
(写真をよーく目を凝らしてみてください、ワタクシがおりますよ!!)

そんないろんな楽しみ方がある(笑)写真師マツバラの「村の記憶」。
いよいよ6月1日に三重県内の書店および通信販売等で販売となるのだ。

よければ是非手にとってもらいたい。
そして三重県の「村の記憶」をどうか脳裏にとどめておいてもらいたい。
そう願うのである。

「村の記憶」の詳細・お求めは・・・
「村の記憶」写真師松原豊オフィシャルサイト