めぐみごはん第1回「庭の枇杷酒」

投稿日: 2011年06月28日(火)23:02


料理&文 M子 / 写真 隊長

前置き

最近自分が(特に食において)消費社会の権化のようになっている気がします。
これはいかん。
田舎暮らしの初心に戻らねば・・・!
ということで、自らを戒めるべく、『自然の恵み』を作った料理にトライ!
ここでいう『自然の恵み』とは、自生している山菜や果物、時には獣肉・・・採れたもの・頂きもの、なんでもあり。
基本的に、メイン食材は買いません!

でっきるっかなでっきるっかな、さてさてふふ~ん♪

第1回『庭の枇杷酒』

はい。
第一回目は『枇杷酒』。
いきなりゴハンじゃなくて酒。
まあ、作るのが私なので仕方ありません。
レッツラゴー!

庭の枇杷の実がたわわな今、これを使わないわけには行きますまい。
ひとつ残らず猿に盗られた昨年・・・その恨みを晴らすべく、取りに取りまくります。

・・・ちょっと取りすぎました。
使う量は、だいたい1㎏です。
今年は、枝も落としていないし、間引きもしなかったし、袋もかけなかったせいか、実が小さい・・・。
来年はちゃんとしなければな、夫!

枇杷ちゃんたちを丁寧に洗います。
潰さないよう、一個一個丁寧に。
特にウチのは放置していただけに、クモの巣までまとっている有様・・・。
お口に入るものですからね、しっかり洗わないと。

ちなみに枇杷以外に用意するのはコレ!
氷砂糖、4リットルビン、ホワイトリカー1,8リットル。
ホワイトリカーはもうすでにビンに入っていますに。


それから忘れちゃならないのがレモン!
ネットで枇杷酒の作り方を検索したところ、どのレシピももれなくレモンが入っている・・・何故?
梅酒には入れないのに。
しかも4つも!
このまま入れても、おそらくまったくエキスが出ないので、皮をむいて厚めの輪切り~。
レモン酒作るんか、って量ですね。


洗った枇杷ちゃんは、一個一個きちんと拭きます。
先っぽが肛門にしか見えないのは私だけ?
爪楊枝で肛門部分をクリクリして、雄シベの残こりを取り出し、局所付近の産毛をこそげ取ります。
そこはかとなくエロスな気分・・・。

見よ、すっかり垢抜け、艶やかに光り輝く彼女(?)たちの姿を。

ビンに、
枇杷→氷砂糖→レモン→枇杷→氷砂糖→レモン
の順に入れていきますが、ちっとも『層』になってくれやしません。
渾然と混ざり合います。

氷砂糖は800g投入。
・・・が、あとでもう一度レシピを見たら、明らかに入れすぎだった様子・・・失敗しちゃったかしら。
てへ。

あとですね、ホワイトリカーが先に入っていると、ボッチャンボッチャン盛大に飛び散るので、ご注意を。

飲み頃まで約1ヶ月・・・。
多分、出来上がったらすぐ飲んじゃうよなあ・・・もう一ビン作っておけば良かったなあ。
・・・と、ちょっと後悔しました。

出来上がり、乞うご期待!