第12回激闘!制作編⑦「雷雨の中の激闘!」(制作編ファイナル!)

投稿日: 2009年06月11日(木)22:41
012-01

ツリーハウス制作2日目。
午後2時。
ここまではすべてが順調であった。

ツリーハウスの床、棟、壁と仕上がり、あとは竹で屋根をつくるのみであった。
その竹もほとんど昨日のあいだに切断され、半分に割られ、フシが抜かれていた。

竹を重ねていくだけの作業なので、16時の終了予定時刻よりも早めに終わるのではないかと思っていたのだが、最後の最後で大きなトラブルが発生した。

012-02
苦労して用意してもらった竹だが、真っ直ぐなものが少なく、組み合わせることができない。
隙間だらけ、雨漏りだらけの屋根になってしまう。

100本ほど用意した竹の中で使えるものは20本程度。
急きょ竹伐採班、竹割班が組織される。

これまで静かだった竹林にチェンソーの爆音が響く。
時間がないのでノコギリでも切る。

真っ直ぐな竹を探す、切り倒す、運ぶ、割る・・・。
この作業をえんえんと繰り返す。

012-03
午後3時を回っても、作業は終わらない。
ツリーハウスのそばにはもう真っ直ぐな竹は残っていない。
どんどん下に下りて探す。
そして運び上げる。

雲行きが怪しい。
が、誰も口を開かない。
汗を流しつつ、肩で息をしつつ、必死に作業する。

012-04
終了予定時刻の4時を回った。
あともう少し!
あともうちょっとだ、と誰もが思いつつ動く、走る。
012-05

4時半。
非情にも雨が落ちてくる。
遠くで雷も。

足場が滑る。
雨が目に入って見あげられない。

012-06

このツリーハウスの象徴ともいえる、巨大な木をすえる。
みんな渾身の力で。
雨で手が滑る。
人と木の重さで足場の木がきしむ。
下から必死にみんなで支える。

「よし!」
「もっと右!」
「よし!」

あたりがどんどん暗くなる。

そして、下で見守る人たちから拍手がおきる。
できた・・・・!!

012-07
012-16

象徴の木に火の入ったランタンを灯す。
ツリーハウスに生命が宿った瞬間・・・・・・・・・・・・・。

012-17
012-18
012-19
2009年5月24日午後6時10分。
三重県津市美里町の、ろぷろすの山にツリーハウス完成。

総参加者数110人の熱意と汗の結晶である。

banzai
012-20
012-21
「このツリーハウスを見てみたい!」
「遊んでみたい!」
という子供たちに、ツリーハウスを公開していく予定です。

ある程度のまとまった人数でお申込み。
NPO法人まるごと三重情報センターのスタッフ、もしくはサルシカ隊のメンバーの立会いのもと、体験していただく予定です。

手すりなどの細部など、まだ出来ていない部分があるのでもう少々お待ちください。

【協賛】
株式会社アイシーエー・アソシエイツ

【協力】
・増井建築
マルゼン有限会社
・吉川自動車
加納フォト
・ライスセンターいとう

「ツリーハウスをつくろう!」~激闘!制作編~    >>>>「完」