写真/フォトグラファー加納 文/隊長
もうテレビやブログで話しまくっているので、ご承知の方も多かろう。
そうなのだ。
我われサルシカ隊は、この7月30日（土）に開催される筏レースに出場する。
紀北町引本で行われるKODO祭りの中のイベントとして行われる筏レースで、
今年で4回目の開催。
毎年多くのチームが出場し、大いに盛り上がっている。
手作りの筏で競いあうレースと、既製の筏を使うレースがある。
なんと手作りの筏レースの優勝賞金は10万円！！
既製チームでも3万円！！
これが出ずにいられようか。
出るのだ！！
サルシカ隊、出撃なのだ～！！！
左/真剣なまなざし、のだっち隊員
右/本職大工さん、大工さん隊員（笑）
みなさんは覚えているであろうか。
3年前の夏、我われサルシカ隊は、8時間耐久自転車に出場した。
灼熱の鈴鹿サーキットを、拾ってきたママチャリで8時間。
我われサルシカ隊は戦い抜き、そして惨敗した！
その熱い・・・いや暑苦しい面々が、また結集したのだ。
左/サルシカ隊長、奥田
右/筏の図面をひいた、よしひろ隊員
「また8時間耐久自転車レースみたいなのに挑戦したいのう・・・」
誰からともなくそんな話になったのは、もちろん宴会のときであった。
しこたま飲んで、ぼんやりマナコになって、まったく生産性のない話をしているときに、誰かが言ったのだ。
「そういや、東紀州の方でイカダのレースみたいなのやってへんだか？」
「おお、イカダええのう、イカダやイカダや！」
「それじゃそれじゃ！」
なんか妙に盛り上がり、翌朝、ワタクシはネットでイカダレースを調べることになった。
すると、あったのだ。
しかも、驚くほどすぐに！（笑）
左/ムネちゃん隊員
右/キヨちゃん隊員
他にも、やっさん隊員やタカシ隊員、そして女性陣も出場。
３チーム、計１２人が出場するのだ。
７月９日（土）。
イカダづくりがスタートした。
手作りレースに出場するのは２チーム。
つまり２隻のイカダをつくるわけだ。
が、我われサルシカ隊はいつもお金がないので、前回の自転車レースと同じく、舟の材料を拾いにいく。
我われの基本はリサイクルである。
環境とお財布にやさしいサルシカ隊なのである！
そして！！！
８時間耐久レースに続いて、今回の挑戦も、三重テレビがカメラで追っかけ、放送することになった。
今回こそ、
我われサルシカ隊が優勝を飾り、１０万円と美酒に酔う姿を披露するのだ。
やるのだ。
エイエイオーなのだ！！
イカダの部品となるゴミを拾い集めるサルシカ隊の面々。
が、あろうことか！！
ムネちゃん隊員は、ゴミの中にまぎれていたHなDVDを発見！！
まったく浮力のないものを、アレコレ拾い集めているのだ。
イカダづくり開始から約１時間・・・・すでに我われの頭上には暗雲が立ち込めてきたのである（笑）。
ギュイ～～～ン！！！
激しい音が、キヨちゃん隊員の自動車修理工場に響き渡る。
ゴミだけで勝とうなどとは思っていない。
やはり最新の素材と、卓越した技術が必要なのだ！！
我われサルシカ隊には大工さんも、土建屋さんも、自動車屋さんも、なんだって揃っている。
足りないのはチームワークと頭脳とお金だけだ（笑）。
とはいえ、
やるときはやるぜぇ！
こういう遊びに全力投球できるのが、我われサルシカ隊なのだ。
このパワーを仕事や他に回したら、たぶん何でもできるのではないかと思う。
まあ、それが出来ないからこそ我われなのだが・・・・（笑）。
いろいろな作戦があるから、イカダを見せられないのが残念だ。
まあ、記念すべき第１回目は、プロローグである。
予告編だと思ってもらってもいい。
テレビカメラも、イカダづくりに挑む我われの姿、一部始終をとらえたのだ。
恐るべき感動巨編ができあがるに違いないのだ。
この放送、そしてこのサルシカの連載を見るものはたぶん泣く。
感動してじゃなくて、笑いすぎてだけど（笑）。
「ムネちゃん、つかまえた～！！」
大きな網をムネちゃん隊員に投げて遊んでいる隊長。
サルシカ隊がまとまりなく、何事にもテキトーなのは、この隊長の責任である。
どんな時でも、一番仕事をしないのがこの人である。
今回のイカダづくりのときも、「暑い暑い」と言って川に入って遊んでいるのである。
しかも作業着のまま（笑）。
これで昭和４０年生まれの４６歳。
いったいどんな思考回路をしているのか。
その翌日、
近くの農業用貯水池で進水式（笑）。
哀しいかな、我われは山に暮らしているのだ。
近くに舟を浮かべる川も海もないのだ。
「う・・・浮かんだ・・・！！！」
果たして我われがつくったイカダに隠された秘密兵器とは？？
作戦通り、見事優勝を獲得できるのか？？
１０万円の紀北町大宴会は開催できるのか？？？
「サルシカ隊、筏レースに出る」
いよいよ２週間後から連載スタート！！
乞うご期待！！！
