ついにこの日がやってきたのだ。
7月30日(土)。
三重県北牟婁郡紀北町海山区の引本漁港で、「きほく2011夏祭りKODO」が開催される日である。
午前9時。
いかだレース出場者、およびその家族、そして応援団の面々が、津市美里町の吉川自動車(キヨちゃん隊員ところね)の駐車場に終結。
キャンピングカーのサルシカ号、いかだ搬送用トラック、ワゴン車3台にそれぞれ乗り込み、ワンダバダワンダバダと出撃したのである。
津から紀北町海山区まで高速をつかって2時間ほど。
午後11時に現地に到着した。
祭りが開催される引本漁港は、すでに準備スタッフの人たちで賑わっていた。
いかだレースに出場する人たちも何組か来ているようで、すでに手づくりいかだが置かれていた。
我われサルシカ隊もトラックからいかだを降ろす。
みんな妙に声がでかい。
存在感を示し、ちょっとでも他の出場チームを威圧しようという、みみっちい考えである(笑)。
祭りがはじまるのは午後2時。
それまでは屋台もオープンしていなくて、お昼ごはんを食べる所がない、と聞いていたので、
途中コンビニで買ってきたお弁当をみんなで食べる。
到着するなり、すぐメシを食うのが、我われサルシカ隊である(笑)。
さて、改めてここで今回のメンバーを紹介しよう。
■サルシカ1号(必勝!手づくりいかだチーム)
リーダー:のだっち隊員
よしひろ隊員、タカシ隊員、やっさん隊員。
■サルシカ2号(色気で勝負!レディース一般いかだチーム)
リーダー:リエ隊員
清美隊員(新隊員)、おたかさん隊員、M子隊員
■サルシカ3号(撃沈!手づくりいかだチーム)
リーダー:隊長
キヨちゃん隊員、ムネちゃん隊員、そして新人の岡田大工さん隊員。
この出場メンバー12人に、
子どもの面倒を一手に引き受ける、さゆりん隊員、
写真担当のフォトグラファー加納、
そして子どもたちがわらわらと10名ほどという団体である。
もうとにかく騒がしくて、子ども会の遠足状態なのだ(笑)。
正午から、いかだレースの受付開始。
保険代や参加フィーはすでに振り込んであるので、名簿の確認と出場枠の抽選。
隊長のワタクシがおごそかにクジを引いた。
なんとサルシカ3号が、第1レース枠。
「おいおいおい、なんじゃこの順番は~~!!」
「誰やクジ引いたんわ~!!」
みんな隊長のワタクシが引いたと知りつつ、ムゲに責める。
まあ、サルシカ3号は、例のペットボトルいかだである。
あろうことか、しょっぱなから我われサルシカ隊は恥を晒すのである(笑)。
手づくり真剣チームのサルシカ1号は、第3レース枠。
そして女性チームのサルシカ2号は、第11レース枠であった。
レース参加者に向けてのブリーフィングが行われる午後1時まで少し時間があったので、
他チームのいかだ視察を秘かに行う。
ま、ここで、いくつかのいかだに足場が設けられており、
「足を固定することによって必勝だあ、うひひひひひひひ!」作戦はこの時点で瓦解したのである。
そしてこれが我われサルシカ隊のいかだである!
写真左が、「必勝!サルシカ1号」。
写真右が、説明するまでもないが、「撃沈!サルシカ3号」である。
なんか3号はまわりから浮きまくっているのである。
「誰だ、こんなところにゴミ捨て場をつくったのは!!」と係の人から怒られるのではないか、どっかのガキどもがゴミ捨て場と間違えてジュースのボトルを捨てていくのではないかと不安になるのである(笑)。
そんなことをしている間にすっかり午後1時を越え、ブリーフィングを終える。
説明といっても、レースの15分前に受付に来い、さっさとスタート地点にいかだを運べ、
レースがはじまったら80メートル先のブイを回って帰ってこい・・・以上、
みたいな感じ(笑)。
そして第1レースに出場する隊長のワタクシや、キヨちゃん、ムネちゃん、大工さんは、大慌てで準備をはじめたのである。
まずは着替え。
決してウェットスーツではない。
モジモジ君のような全身黒タイツ(笑)。
ただ笑いを狙っているだけではないのだ。
保管中のペットボトルいかだに、ハエやゴキブリがたかっていたので、それをイメージしたのである。
つまり我われ黒モジ君は、ペットボトルの山にたかるハエ、ゴキブリなのだ(笑)。
大工さん(写真左)もキヨちゃん隊員(写真右)も当然着替える。
全員40代。
もうここまでくるとヤケクソである(笑)。
というわけで、どどんと登場!!
サルシカ3号チーム(左からムネちゃん、隊長、キヨちゃん、大工さん)。
みんな少し目がうつろであるが、気にしないでもらいたい(笑)。
隊長のワタクシとキヨちゃんは、テレビの撮影用カメラをヘルメットに取り付けている。
なんとこの様子はテレビでも放映されてしまうのだ。
サルシカ隊は生き恥をさらしていきる宿命なのである(笑)。
レース直前。
他局のテレビや新聞から取材を受けまくる。
ペットボトルいかだの存在感があまりに大きかったからであろうか。
しかも隊長のワタクシは、三重テレビのレポートもしなくてはならない。
で、結局、肝心のレースのことをなんにも考えられないまま、レース会場へ移動の時間に・・・・。
次回、いよいよ壮絶な戦いがはじまるのだ!!!