「男のやまき会」第138回サルシカ隊がいく

投稿日: 2011年10月06日(木)00:56

photo:加納準(フォトグラファー加納)

前もって言っておくが、これは企画でもイベントでもなく、ただの飲み会なのだ。

いや・・・。
最初は「第3回(臨時)M子会」という企画であった。
しかもかなり突発的にスタートしたものであった。
が、諸事情によりその開催が不可能になったのだが、みんなの勢いのあまり中止にもできず、結果として飲み会になってしまったのである(笑)。

その要因は何のかを分析しつつ、今回のレポートにしたい。

まず2011年09月20日頃、
赤○左の住職と赤○右のやまぴーが、このやまきで会食をしたことからすべては始まるのである。
この二人は共にこのやまきの常連であるものの、二人で肩を並べたことがなかったということから「ではまあ一献・・・」となったらしい。

で、その翌日。
二人はFacebookで「ごちそうさまでした」とか「うまかったですね」とかやりとりしつつ、そしてワタクシや妻M子に見せつけるようにやまきの料理の写真の数々をアップしたのである。

そしてやまぴーが「今度はいつ行きましょうか、住職?」と不用意にFacebookでつぶやいたのがいけなかった。
住職はすぐさま「いつでも!すぐに!」に答えた。
そしてワタクシとM子が怒りを込めて「ボクも!アタシも!」と答えた。
なんと神奈川にいるM子姉のゆかり「私も~!!やまきの肉食べたい~」となった。

そして松阪に家がありながら、東京と大阪に事務所を構え、日本全国、海外を飛び回っている映像プロデューサーの「こさやん」(写真上)までもが、
「いく!」といった。

そもそも彼はネットでサルシカ隊員になった第1号である(たぶん)!
もりやん、たかおさんとサルシカ隊員との知り合いは多いが、実はサルシカの宴会にはまだ参加したことがない。

そんな彼が、
「何がなんでも仕事を調整する」と言い切った。
男である!!
それでこそサルシカ隊である!!

そしてトンデモナイところから、トンデモナイ男が、
「オラも行くだ!」とFacebookで書いたのだ。
サルシカ隊山形支部長のでこさんである!!

ちょっと話は長くなるが、彼の話を書いておかないとこの先がつながらない。

彼は2009年にサルシカ隊がツリーハウスを制作した際、ネットをみて山形から参加したのだ。
仕事の都合でたった1日だけであったが、彼はそのためだけにはるばる800キロをひとり車を走らせ三重へとやってきた!

ワレワレはその彼の姿に心の底からカンドーし、
ワタクシなんぞは会った瞬間から、親友となったのだ。
以来、距離を越えて濃厚な付き合いをしている。

ツリーハウス完成後、彼が仕事で東海地方にやってきたので、
三重を案内したことがあった。
そのときに「やまき」へ連れていった。

彼は大いにやまきを気に入ってくれ、ワタクシやM子が「やまきなう」とつぶやく度に、山形の自宅のパソコンの前で悶絶していたのである。

で、ある日、彼は唐突に「やまき、なう」とつぶやいたことがある。
しかも写真つきで。
それには「やまき」と書かれた箸と突き出しがあった。
前の写真を使ったいたずらだろうと思っていたら、彼は本当にやまきで飲んでいた!
仕事で岐阜にきていて、少し時間ができたので驚かせてやろうと黙ってやってきたらしい。
その時は本当に慌てた。
仕事をほったらかして歓迎したものである。

かといってやられてばかりではない。
ワタクシは、家族を連れて山形へと行き、でこさんちを襲撃!
それだけではない。
東北にボランティアにいったサルシカ隊「まさやん」はわざわざ山形を経由し、でこさんの家をピンポンダッシュ!(笑)。

本当にいい大人が何をやっておるのかという素敵な関係なのである。

遠方からぞくぞくと来るというならば、それに応えないわけにはいかないではないか、ということで、
サルシカ隊員の家々のサイレンが鳴り響き、「ただちに緊急M子会を召集せよ!!!」と相成ったわけである。

が、それがなぜ男ばかりの宴会となったのか。
それには深いワケがあったのだ。

なんとM子会を召集して3日後、
つまりM子会まであと3日という日。

ワタクシとM子の娘であるm子が、マイコプラズマ肺炎であることが判明!
ずいぶん風邪が長引いていておかしいなと病院で再検査を受けたところ、そう診断されたのだ。
ウィルス性なのですぐさま登校禁止。
自宅で安静となったのだ。

娘をどこかに預けることも連れていくこともできず、
M子会はキャンセルかと思ったが、
もうでこさんは山形を出てしまっているのである!
こさやんも仕事を調整してしまっているのである!

そこで急遽メンバーを入れ替え、男のやまき会となったわけである!!

ワタクシと同じ美里からは、サルシカ隊宴会部のキヨちゃん隊員と木こりのやっさんが参加。
撮影しているので当然写っていないが、あとフォトグラファー加納が参加。

よくよく考えてみると、
これまで顔を合わすことがなかったサルシカ隊の面々が、地域や職種を乗り越え、いまここに結集したのである。

だって、職業にまったく一貫性がないのだ。

住職。
銀行マン。
板金屋。
木こり。
映像プロデューサー。
自動車屋。
カメラマン。
放送作家。

すごいメンバーではあるが、集まったからといって何も出来ないメンバーである(笑)。
あまりに異業種すぎるのだ(笑)。

やまきの座敷には、ワレワレの宴会のために、大将がわざわざ山からとってきてくれたアケビが飾られていた。

M子会であれば、このあたりから絢爛豪華な料理の数々が詳細されていくのであろうが、これは宴会である。
控えめに料理を紹介するのである。

最後の2つは、こさやんのお土産の「ままかり」。

そしてほどよくアルコールが回り、ビールから他のお酒へ・・・。
やまぴーが持っているのは、サルシカ隊の夜の帝王のりとん先生のボトル。

先生も覚悟されていたようなので遠慮なく完飲いたしました!!(笑)

と、ここまで書いてきて、
メンバー構成なり、集まった経緯はそれなりにスゴイなあとは思うのだけれど、
このあとはやはりごくごく普通の飲み会なのだ。

歳相応じゃなくはしゃぐ酔っぱらいのオッサンたちなのだ(笑)。

こうしてこの夜も、次の店、また次の店と果てしなく続いたのである。

「え、おい、これで終わりかい!」って声が聞こえてきそうだけれど、
最初にも断った通り、ただの飲み会なのだ。

ごめんなさい(笑)。