めぐみごはん第6回『岩田さんとこのムカゴでムカゴごはん』

投稿日: 2011年10月11日(火)23:38

先週、珍しく用事がすべて終わり、丸一日フリーを満喫できるはずの日。
娘を学校に送り出した後、ヒャッホホホゥゥウ!とばかりにお布団にダイブ!
堕落的な二度寝の惰眠を貪っていると、突然夫に起こされ、着替えさせられ、ワケもわからず車の中へ。

ひゃああ。
ここはどこ。私は誰。
ここは美杉に向かう国道165号から一本入った道路。
私はM子。

今は走っていない『名松線』の線路と、それに続くトンネル・・・。
復活するとのことですが、いつぐらいになるんでしょか。

それにしても・・・言っちゃあ何ですが、私が暮らす美里町より、かなり山深いですね。
さすが三浦しをんの『神去りなあなあ村』の舞台になっただけはあります。

そしてようやく到着。
美杉町の旅籠『なかや』さんです。
なんと先月、TV番組『人生の楽園』に登場しました。

ご主人の岩田さん。
M子一家と同様、都会暮らし→田舎暮らし生活を選択し、なおかつその時期も近かったり・・・で、お付き合い。
ちなみに奥様のあだ名は「クリスティーナ」。自分で名乗りました。

こちらは「あずきちゃん」。
里親センターから引き取ってきたそうで、持病があったり何かと大変。
だけど可愛い!人間のおじいちゃんみたいな表情をしています。
昨日は用水路に片足落ちたそうです。

で、ここまで長くなりましたが、私たちが何をしに来たのかと言うと。

これじゃわかりませんね。
「ムカゴ採り」です。
岩田さん宅の裏庭にたんまりあると聞いた夫が、「ム、ム、ム、ムカゴごはん食べたい!」と、突撃かましたわけです。
もちろん作るのは私なんですが・・・。
しかも、たんまりどころか、そんなに・・・。

場所を移動しながら、ムカゴを探す岩田さんとM子。
ツルを引っ張りながら、ムカゴを探し出します。
何だかこうして見ると、「山の恵みをいただく」ではなく「ゴミ漁りをしている」ようで悲しい絵面・・・。

2人で30分近く(散策しながら)頑張った成果。
若干頼りなく感じましたが、この量で2合は炊けるとのお墨付きをいただきましたに!

ついでと言っちゃ何ですが、『なかや』さんのインフィメーションを。

■農家民宿『なかや』
住所 津市美杉町上多気1312
問合せ TEL 059-275-0205
E-mail g.t.misuginokaze@live.jp
HP http://www.zb.ztv.ne.jp/htf-iwata243120/
ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/htf_iwata243120
宿泊料 3000円(1泊:1名)
17500円(1週間:1名)
63,000円(1か月:1名)
夕食:かまど体験自炊プラン3,000円(1日)
旬彩結城屋田舎ご膳2,000円(1名)
お持ち込み自由プラン2,000円(1組)
朝食:天然酵母パンセルフプラン500円(1名)
お持ち込み自由プラン500円(1組)

『なかや』の岩田さん、ありがとうございました!

テンテカテカテカテンテンテン♪
帰ってさっそくレッツ、ムカゴクッキング!!

と言っても、調理は超簡単。
伊賀は長谷園の『かまどさん』使用。
お米2合に対し、お水が380ccほど。
そこに薄口醤油と日本酒を。量はテキトー。
舐めてみて丁度良かったらOKですに。
これでだいたい、400ccとなります。

そこに綺麗に洗ったムカゴ投入!!
軽く拭った『函館産 根頭真昆布』も投入!
アーンド着火!

炊き上がり。
蓋を開けたとたんに、「土と実」の香り。
農耕をはじめた頃の日本人って、こんな豊かな香りを一日の感謝とともに・・・味わっていたのだなぁ、と。
軽く祖先帰りしちゃいました。

自然薯の味を、さらに凝縮したような味わい。
栗のように自己主張をしないのに、滋味深さは間違いなくそれ以上。
枯れてきたアラフォー女子の舌は、炊き込みご飯部門ナンバー1の称号を与えたいです!

ご馳走様でした!