めぐみごはん第8回『恒例!栗の渋皮煮』

投稿日: 2011年10月15日(土)14:30

毎年、何故か作ってしまうのが『栗の渋皮煮』。

もちろん栗は、前回、野田っちの栗林で採らせてもらった物。
栗ごはんやら、ポタージュやら、煮物やらを作りましたが、このためにちゃんと残しておきました。

まずは皮を剥きやすくするため、軽く茹でます。
今回は水から茹で、沸騰して5分ほどで栗を引き上げました。
が、やまきの大将によると、「20分くらい茹でて良い」とのこと。
ガーン・・・。
どうりでまだ硬く、剥きにくかったわけです。

ま、まあ、気を取り直して剥き剥き。
今回作る量は、およそ1,5㎏。
「はかま」部分が硬く剥きづらく、また、実まで剥いてはいけないので細心の包丁使い・・・。
気の遠くなるような作業です。

試しに先日購入した『剥きむき坊主』を使用。
やってできなくはない・・・ですが、微妙な刃の角度が合わせづらく、断念。
その『剥きむき坊主』を手にしたのは、夫。
珍しく手伝ってくれました。
しかし時々・・・ていうか頻繁に、「アッ!」とか「もう!」とか「やっちゃった」とか言うの、やめてください。
心臓に悪いです。
しかも「ちょっとくらい実が出てもええやろ?」と。
これは『渋皮煮』なので出ちゃだめなんだよ、と言うと、「そうなん?」と。
そうなん。
まあ、手伝ってもらえたおかげで、予想より早く剥き終わりました。
夫、ありがとう。

渋みを抜くための下茹で開始。炭酸をティースプーン1杯分を入れて、水からクツクツ。

沸騰したら弱火で15分。
茹でこぼして、今度は水に炭酸1/2を入れて同じく15分。
さらに炭酸を1/3にして15分。

計3回渋抜きをした後、残っているスジみたいなのを丁寧に取り除きます。
これも一歩間違うと、皮を傷つけてしまうので、慎重に。

そしてようやくここから甘く煮ます。

皮を剥いたりで重さが減り、栗の重さは約1,2㎏くらい。
砂糖は甘さ控えめで450g。

弱火でコトコト3時間。
アクが出てきたらこまめに取らないと、エグミが残りますよ!
私は2時間でいったん火を止め、一晩寝かせて、甘味を染み込ませました。
そして翌日、もう一度火を入れ1時間・・・。

冷めたら完成!
おおお。
どうです、この色艶。
けっこう味もしっかり染み込んでいて、程よい甘味。
夫いわく「甘味が淡いので、酒のつまみにもなりそう」とのこと。

煮沸した瓶に詰めてみました。
今年は思ったより出来上がり量が少なく、そんなには配れないのが残念。
チャンスがあったら、もう一度トライしたいなあ。

ご馳走様でした、で、いいんかな?