美里プロジェクト

名前が『町』に変わっても、ここには『村』があります。 顔の見える人と人のつながり 守り継がれてきた文化と風習 四季を映し出す里山の自然 歴史あるものと新しきものとの出会い

美里の里山工房めぐり

豊かな自然から作品へのインスピレーションが生まれ、里山の静かな環境が創作に適しているからでしょうか、美里町にはたくさんの作家の工房があります。
2011年の秋には家具、木工、陶芸、写真など地元で活躍している作家が中心となり、期間限定で工房を一般の人々に開放する『里山の工房めぐり』が開催されました。

20011年11月11日から13日の3日間、美里町を拠点に活躍する作家たちが、その工房を一般公開するイベントを行いました。
自分たちがもの作に取り組んでいる場所で作品を見てもらいたいという作家たちの想いから誕生したイベントは、近隣の作家やカフェなども巻き込んだ大きなものになりました。




開催中の3日間は主催者が予想していた以上の見学者が訪れ、トータルで千人を超える人出がありました。
マップを手に里山の秋を散策しながら工房をめぐる人々の姿が町のあちらこちらで見られました。



各工房では見学の他、作品の展示販売、イベント限定の食事やお菓子の販売、制作体験など趣向を凝らした企画も用意しました。
訪れた人々は日ごろ目にすることのできない作家の活動の場を見て、作り手と話をする時間を楽しんでいました。また作家にとっては、工房での出会いから生まれたものを制作につなげていくための有意義な時間でした。
主催者の話によると今後の開催も検討中で、作家たちは第2回里山の工房めぐりに向けて日々研鑽を続けているとのことです。