「大門BBQ2日目①〜反省して改善!!」第576回サルシカ隊がいく

投稿日: 2017年07月03日(月)13:34

三重県津市にある最古の商店街。
昭和33年につくられ、その当時は行き交う人の方がぶつかるほどのにぎわいだっという大門商店街。

当時は八百屋さんがあり、魚屋さんがあり、乾物屋、タバコ屋、雑貨屋・・・生活に必要なものはほとんどこの商店街で手に入った。
その後、飲食店が幅を利かせるようになった。

が、それも昔の話。
70以上の箱(店舗)があるが、現在営業しているのは10店ほどであろうか。
ほとんどがシャッターを下ろし、普段は人通りも少ない。

そんな商店街を少しでも明るく、にぎやかにしようと、サルシカが店舗開発に着手したのが、昨年の12月。
今年(2017年)4月までに、キャンプバー・ランタン、歌声サロンまりりん、串揚げまるう本店と3つの店を続けてプロデュースし、そして商店街と共同で100個のランタンを通りに灯し、通りの名前も「南通り」から「ランタン通り」に変更した。

で、人通りは増えたのか。

増えたのだ。
自慢しちゃうと、なんと100倍から200倍ぐらい人通りは増えた。

マジかよ、と思った人がいるかも知れないけど本当なのだ。
普段が100人であれば、1万人から2万人というトンデモナイ数になってしまうのであるが、そもそもが3人とか5人という極小レベルであったので、300人とか500人が歩けばいいのだ。
で、実際、それぐらいの人がランタン通りを歩くようになったし、お店にやってきてくれるのだ。

それぐらいの人通りがあれば、現在あるサルシカや既存のお店だけなら十分にやっていけるであろう。
しかし、さらにお店を増やさなくてはいけないのだ。
人が増えたら店が増え、店が増えたら人が増える・・・その流れをつかまなくてはならぬのだ。

で、大門商店街、ランタン通りをさらに多くの人に知ってもらおう、たくさんの人に来てもらおうという目的ではじめたのが、大門まちなかバーベキューなのである。

6月24日(土)に開催された第1回。
予想を大幅に越えるお客さんにご来場いただいた。

開場と同時に行列ができ、一瞬にして満席。
席も七輪もお肉も、すべてが足りない状況だった。

何よりも足りなかったのは、われわれスタッフの経験値。
いろいろ考えて準備をしたつもりだったけれど、実際にやってみるとまるで勝手が違う。
想像もしなかったところで人が集中し、溢れ出してしまう。

前回は、スタートして5分でパンクという悲惨な状態であった。
たくさんのお客さんに注目してもらって足を運んでもらったところまでは大成功だけれど、その後のオペレーションを含めると、もう0点状態。
スタッフが本当によくがんばってくれてフォローしてくれたけど、これは間違いなくマネジメントをしているわたくしの責任だ。
本当に申し訳ない。

で、第1回が終わった翌日だけとりあえずみんなで倒れてお休みして、その翌日から会議と打ち合わせのオンパレード。
反省点、改善点など課題をみんなから集め、優先順位を決めて改善していった。

そして出来ないとわかったことは、バッサリとやめた。
中途半端にやってお客さんに迷惑をかけるよりも、そっちの方が絶対にいい。

具体的には、前回、生ビールなどのドリンクはスタッフが席まで運んでいたが、スタッフの数が相当必要なのでそれをやめた。
その代わり、販売ブースを2ヶ所にした。

追加の物資がぞくぞくとサルシカ秘密基地に届く。
食器や調味料など、4回分だと思って購入したものが、最初の1回でなくなってしまった。
それほど想定外の人出であったのだ。

毎日大きな箱が10個ほど届くので、宅急便のお兄さんも「いったい何をはじめるんですか」と驚いていた。
で、大門まちなかバーベキューの話をすると、風のうわさで知っていたらしく、「ああ、なるほど」と膝を打ってくれたのであった(笑)。

今回一番驚いたのが、焼肉のたれの消費量だ。
あれ結構高いのよ。
大きいのを買って、何かのボトルに入れたらいいのかも知れないけれど、数が多すぎてそんな作業をやっていられない。
で、安いものをみんなで探していたのだ。

「100円ショップのダイソーに焼肉のたれがあるぞ! 結構それがうまいんよ!」

そんな話を聞いて、さっそくダイソーに言ってそのたれを購入。
もちろん100円。

大量に買う前に、念のため味をチェックしておかねばならぬ。
舐めるだけではわからないので、実際に肉を買ってきて試し焼き。

本番と同じように肉を焼いてたれにつけて食べてビールを飲む。
われわれはまじめな性格なのだ。
大変なのだ(笑)。

翌日。
今回のお肉の撮影。
この季節、お肉をあまり外に出して置けないので、この写真で選んでもらい、保冷車から肉を出すのだ。

中谷の父ちゃんが撮影をしている間、隊長のわたくしと妻M子はお買い物。
津にあるダイソーの全店舗と亀山と鈴鹿の一部をまわり、焼肉のたれ(中辛)をすべて買い占める(笑)。

たぶんダイソーのポスレジはエラーを出すであろう。
なぜか焼肉のたれの中辛だけが全店舗から消えたのである。

たぶん来月ぐらい、大量の中辛が店舗に納入されるにちがいない(笑)。

ランタン通りで炭を起こしてさらに撮影。
ここまでやる必要があるのであろうか。

「全種類焼いちゃおうよ!
やっぱりね、売る人はその味を知っとかなきゃいかんのよ。
責任よ、責任!」

そんなことを言いつつ、どんどんお肉を七輪に載せていく。

今回の目玉のひとつ、ぷりぷりホルモンがじゅわ〜と炎をあげる。
その煙と匂いに、商店街をいく人たちが足をとめる。

「え、きょうバーベキューやったっけ?」
「か〜ええ匂い!! もうさ、これから毎週バーベキューやったら?」
「おい、ここ座ってええんか、おいいくらや?」

なんだかどんどん大変なことになりつつあるのだ。

などと言いつつ、買い物から戻ってきたわたくし、すっかりハートランドを飲んでますけど(笑)。
ま、よいのだ。
お祭り騒ぎなのだよ。

そしてついに2回目の大門まちなかバーベキュー当日。
つまり7月1日(土)。

この日は朝から気温、湿度ともに高く、風がまったくなかった。

午後2時に商店街が車両通行止めになって準備がはじまるので、それまでに他のやれることをいろいろやる。
大門商店街商業協同組合理事長のチカちゃんと、サルシカ隊長のわたくしは、お酒の量販店にお買い物。
ハイボール4箱、酎ハイ6箱、ウーロン茶4箱・・・・
とんでもない量。

理事長とか隊長とかいう肩書があるのに、ひいひいぜえぜえ汗を流しながら箱を運ぶ。

早く来てくれた準備チームは、新規に追加発注した30個の七輪の箱出し作業。
ひとつひとつが重いので大変。

七輪は計61個!!
単純計算すれば、前回の2倍は一度に楽しんでもらえるわけだ。

が、今度は炭の着火、管理が大変になる。

午後2時。
商店街の入口を閉鎖。

またもや時間に追われての設営作業に入る。

2回めなので作業がスムーズ。
早い。

前回と同じに見えるが、机の位置などを微妙に変えた。
通路が狭くて人が動けないという問題があったので、テーブルの両端の席をなくした。
その分、テーブルの数を増やした。

次回、そのパワーアップした部分の中心にご紹介しようと思う。