業者さんによる工事は昨年11月から。
われわれサルシカ隊による内装工事は、昨年の12月25日のクリスマスからスタートし、ちょうど1カ月。
ようやく。
ようやくキャンプバー・ランタンの工事を終えたのだ。
オープンまで1週間とちょっと。
ほんとうにハラハラドキドキの1カ月であった。
さて。
最終の工事の様子をちと振り返ろう。
工事最終日となるその日も、三重県津市美里町にあるサルシカ秘密基地周辺は先週に引き続き大雪であった。
しかも前回よりもはげしい積もり方。
これはきっと神様による手荒い歓迎・・・いや嫌がらせに違いない(笑)。
新店舗を出す津市の中心部にある繁華街「大門」周辺には雪はまったくなかったが、風が恐ろしいほど冷たかった。
そんな中、ランタンのある商店街に業者さんや関係者の車がずらりと並んでいる。
近隣のみなさん、ご迷惑をかけてすいません。
この日はエアコンの取付工事。
そうなのだ。
これまでエアコンがなかったのだ。
寒い中、工事をし、メニュー開発をしてきたのだ。
これでようやくブルブルから解放される。
エアコンは3基。
本当は控室を入れると5つ必要なんだけど予算がないので、控室は見送り。
スタッフすまぬ。
稼いでまずはエアコン買おうな。
ランタンにエアコンが入った。
温かい風が吹き出して、みんなで歓声をあげる。
かわいそうな隊員たちである(笑)。
サルシカ1号店「おばんざいバルすみす」の女将すみちゃんが応援に駆けつける中、中谷の父ちゃんががんばる。
命を削るラストスパート。
厨房。
みずのっちが動きやすいように動線を考え、収納棚などを設置。
ミニスキレットも格納!!
かっちょいい!!
2Fの通称「テントルーム」のテーブルをつくる。
ぴったりのサイズがなかったので、父ちゃんがオリジナルでつくってしまった。
ごらんあれ。
テントルームはわれわれも公開したくてしたくてたまらない。
豪華なテントで過ごすグランピングのような、そんな素敵な空間だ。
サルシカ隊長の奥田などは、ここが気に入ってしまって完成もしていないのに原稿を書いたり打ち合わせをしたり、ここから動こうとしない(笑)。
デザイナーの橋本さんから「テントができましたよ〜」とメール。
上が添付されていた写真。
なんと、テント(ティピー)型の看板なのだ。
デザイナーの橋本さんは、それをデザインするだけでなく制作までしてくれたのだ。
橋本さんが納品にやってくると、続いて照明担当の「ひかりの魔術師」鳴海さんがやってくる。
すぐさまテントにLEDの照明を仕込みはじめる。
そして最後の工事。
看板の取り付け。
マスターみずのっちが支え、中谷の父ちゃんがインパクトで打ち付ける。
そしてひかりの魔術師が監督する。
「ちょっと右がさがってる!
もう少し父ちゃんの方によって!
今度は左が低すぎる!
もっともっと父ちゃんの方によって!!」
脚立の上では、おっさんが二人羽織みたいに密着し、もみあっている(笑)。
「やめろ、みずのっち! ケツにチンコが当たってる!」
「だってもっと近寄れって鳴海さんが」
「変態かおまえは」
「だってだって鳴海さんが・・・・」
みずのっちはどんどん股間を押し付けていくのである。
このようなすばらしいエンディングをもってして、キャンプバー・ランタンの工事はすべて完了した。
看板とランタンの点灯。
このランタンの灯りは、大門を、津の町を、そして三重県を明るく照らすのだ!!!