「秘密基地の御柱祭なのだ!」第159回サルシカ隊がいく

投稿日: 2012年10月23日(火)10:54

いよいよ今週末、サルシカ秘密基地建造計画の最終プロジェクトの実行日なのである!
何十人ものサルシカ隊員や友人たちが集まり、2日間で一気につくりあげてしまおうという作戦であるが、さすがに人力では無理なところがある。
かといってたくさんの人が集まる当日、クレーンやリフトを動かくのは危険なので、そういった大掛かりな作業は事前にやっておくことにしたのだ。

今回登場したウルトラマシーンは、このオーガ車。
建柱車ともいう。
つまりは、電柱を建てるためにドリルで穴を掘り、またクレーンにもなる優れものである。

夢と妄想だけはすぐに大きくなってしまうサルシカなので、今回の秘密基地も大掛かり。
が、夢に反比例してお金がないので、いろいろな工夫とみずから汗を流す必要がある。

まずは柱や梁となる材料であるが、これは古い木製の電柱を利用。
古い看板や住所を記す札から推測すると、昭和のかなり古い時代のものだと思われる。
年季は入っているが、これらの電柱にはコールタールが注入されているので、そうそう簡単に腐らないのだ。

が、その反面やたら重く、コールタールが入っているので切るのが大変である。

地面に大型ドリルでガリガリガリと掘り、この電柱を地面におっ立て、がしがしと組み上げていくのだ。
まことに男らしく、必要以上に丈夫なものに仕上がる予定である(笑)。

ちなみに今回の参加者は、秘密基地計画のリーダーの大工のT橋、電気工事リーダーの西川さん、銭湯企画のケロリン、サルシカ副隊長のキヨちゃん、そして隊長のワタクシと、オーガ車のオペレーターのNさん。

この男たちは、地面に深く開いた穴に電柱を差し込むために、やたら「挿入! 挿入!」と騒ぐのである。
とてもこの40代と60代の男たちのふるまいとは思えないのである(笑)。

しっかりと休憩をとりつつ、バカ話で大笑いしつつも、作業は順調に進んだ。

おっ立てる電柱は10数本。
どんどん屹立していく。
ぐいんぐいんと(笑)。

ま、しかし、穴に電柱を入れたあと、石を放り込み、土を少しずつ入れながらつき固めていくのであるが、これが大変!
汗がだらだら流れる。
最初、その作業はケロリンとワタクシが担当していたのだが、3本目にして「もうダメや~」と根をあげた。

この日、柱をすべて建てることができたら十分だと思っていた。
が、この調子だと昼前にすべての柱が立ってしまいそうな勢いであった。

で、急遽、梁もつけてしまうことに。
チェンソーで電柱を切り、つなぎ合わせるための加工をする。
なんか丸太小屋をつくってるみたい。
硬い木なのでチェンソーの刃はすぐダメになってしまうけれど、妙に萌える!(笑)

おっ立てた柱の高さを切りそろえ、その上に梁となる電柱を置けるように受け皿状にチェンソーで加工。
そしてオーガ車のクレーンを利用して梁をあげる。
これは機械の力がないとかなり大変な作業である。

本来は2日にわけて考えていた作業を1日で終えることができれば、それだけ予算も節約できる。
みんなで力を合わせ抜群のチームワークで作業をすすめたのだ。

かっちりと見事に梁がはまる。
大工のT橋がつくった模型通りにどんどん形ができあがってくる。

トレーラーハウス横に見事に立ち上がった柱と梁。
なんだか遺跡のようであるな。

最後に10メートル級の電柱を見晴らしのよい場所におっ立てる。
2メートル掘って埋めたので、8メートルの木柱である。

これまで秘密基地計画のことをいろいろ読んできた方はもうお分かりであろう。
大工のT橋が萌えに萌えている「鬼太郎ハウス」の柱である。
いや、しかし、あまりに高すぎないか。
オレ登るの、絶対ムリ、と、ケロリンもワタクシもすでに及び腰である(笑)。

オーガ車のオペレーターのお父ちゃんは、やれここ掘れ、もっと掘れ掘れとうるさいワレワレを見てどう思ったのであろうか。
しかも無意味に8メートルの柱をおったて、ウホホウホホと喜んでいるのである。
こんなヤツらと長くかかわっていたら自分もバカになると思ったに違いない。
オペレーターのお父ちゃんは穴掘り作業が終わるやいなや、すぐさま帰ろうとしたが、いやいやまだなのだ。

大量の建材を森林組合やT橋の工房からトラックで運んでくる。
オーガ車のクレーンを利用してどんどん搬入する。
楽をするためなら、人と機械をどんどん使う・・・これがサルシカ隊なのだ(笑)。

かくして。
午後4時30分。
この日の作業はすべて完了した。

建材を運び込んだだけでなく、垂木や屋根の材料は梁の上へと運び上げた(クレーンで。笑)。
あとは、今週末の人力勝負を残すばかりなのである。

27日と28日は、この柱と梁の上に屋根を張る。
その下にウッドデッキをつくる。
ウッドデッキの一部に事務所となる小屋をつくる。
これがメインの作業。

そしてサブの作業として、
サルシカ秘密基地の周囲を柵をはりめぐらす。
枕木を敷いたスペースをつくる。
焚き火をするところをつくる。

そしてそして!
できれば、鬼太郎ハウスをつくってしまう!!!

以上である。

あとは、天気がいいことを祈るばかりである。

梁の上でひとり悦に入る大工のT橋(笑)。

まもなくサルシカ秘密基地最終建造プロジェクトの最終の案内を出します!!
ぜひみなさんのご協力をお願いいたします!!!