「大門BBQ④〜驚きの賑わい」第574回サルシカ隊がいく

投稿日: 2017年06月29日(木)09:01


写真/エネオス稲ちゃん(稲垣博文)  文/サルシカ隊長

最初はちょろちょろという感じであったのだ。
が、1つのグループが席につくと、みんな競うように席に座りはじめた。
そして人の流れができると、それに釣られるようにどんどん商店街の外から人がなだれ込んできた。

まさにそんな感じであった。

あっという間に客席は埋まり、ビールやおつまみの注文がはじまった。
もう止めようのないイキオイであった。

「もう満席だし、早めにバーベキューをはじめたほうがいい。
その方がすでに順番待ちしてる客さんを待たせなくていい」

誰かが言った。
そのとおりだと思った。

すでに汗だくのカマジイたちのところにいくと、もう七輪の準備は万全だという。

「もういつでもいけまっせ!」

ならば悩む必要はない。
午後4時50分。
本来の開催時間は午後5時だが、10分早くお肉の販売を開始した。

「お肉の販売をはじめます〜!
みなさんそれぞれでお買いもとめください〜!!!!」

一瞬にして、朝日屋さんの販売ブースに行列ができた。

こちらが朝日屋さんが用意してくれたお肉パックなのだ。
あのね、一番最後の「松阪肉特選リブロース」2人前なんて、通常店頭価格6000円でっせ。
それが半額の3000円!

飛ぶようにお肉が販売されていき、一番最初になくなったのが、この特選リブロースであった。

愛知県から父のために駆けつけてくれた中谷娘が、ビールタンクをしょって出動!!!

「あーらお客さん、おとこまえ!!
さあさあ飲んで!
泡が多い? 文句いわないの!!」

父よりも豪腕である(笑)。

生ビール販売所も休む暇なく。

ここでひとつお詫びなのだが、実は会場にて、席料というか、七輪や炭、食器や調味料代として、ひとり300円程度の志をいただいた。
最初はこちらで負担しようと思っていたのだけれど、思っていた以上に負担が大きく、きゅうにお願いすることになったのだ。

強制ではないものの、たくさんの人にご協力いただいた。
心より感謝いたします。

次回から受付時にご説明させていただきますので、何卒ご理解くださいませ。

商店街はすごい賑わいであった。
お客さんも驚いていたが、わたしたち主催者や、商店街の関係者も驚いていた。

商店街で一品料理屋をやっているおばちゃんが、

「この商店街にこんなに人がおるのを見たのは何十年ぶりやろか・・・・」

と、行き交う人に驚いていた。

七輪から煙と炎があがる。

本当は煙でアーケードは真っ白な状態になるかと思っていたのだけれど、煙はそんなに目立たなかった。
風がうまく抜けていたのと、たぶん隙間だらけのアーケードだからであろう。
商店街はぼんやりと白くなっている程度であった。

「このままでは肉の在庫が足りない!!」

ってことで、朝日屋さんは店舗からどんどんお肉を運んでくれた。
車両通行止めになっているので、商店街の外からぞくぞくと肉が運ばれる。

到着が遅れていた尾鷲市早田のチームがようやく到着!!

あるはずのお刺身がなくて、みんな「魚はどこだ!魚は!!」という状態だったので、並べるそばから売れていき、20分もしなうちに完売。
販売がはじまったことも知らないお客さんもいた。
大変申し訳ない。
次回は最初から、量を増やして販売してもらいます。

さて。
6月24日の初日だけのスペシャル企画「極上松阪肉と極上ワインのコラボ」も、キャンプバー・ランタンにてはじまっていた。

ワインをセレクトし、サーブするのは、フリーアナウンサーの稲葉さん。
そう、わたくしも出演させてもらっている「とってもワクドキ!」(三重テレビ)のメインキャスターで、ワインのソムリエの資格も持っているのだ。

そして!
極上松阪肉を焼くのはこの人!!
朝日屋社長、香田さん!!

本当に夢のようなコラボでみなさんをおもてなし、なのだ!

花屋の中村さんもカマジイ。
汗だくになって七輪を運ぶ。

途切れることなく、ぞくぞくとやってくるお客さんに、呆然としている商店街理事長のチカちゃん。

「隊長、これはいったいどういうこと・・・??
どっからこんなにたくさんの人が流れてくんの・・・??」

そんなこと聞かれてもわたくしも知らん(笑)。

キャンプバー・ランタン周辺は席待ちの人でごった返していた。
はじまって1時間もしないうちに、順番待ちは15組を越えていた。
待ちきれず帰るお客さんも出てきた。

想定外というだけでは許されない状況になっていた。
われわれの見込みが甘かったのだ。

テーブルも七輪も肉も、すべてが足りなかった。
席はもう商店街のすべてを使っているので増やすことはできないが、七輪を増やせば、相席をしてもらって何組もの人たちに入ってもらえるはずであった。

「次の1日は七輪を2倍の数にしよう!!!」

お客さんにお詫びしつつ、そう思っていた。

>>7月1日の「大門まちなかバーベキュー」のお知らせ