写真 隊長・M子/文 M子
こんにちは。
最近メグーちゃんがどんどん記事をアップしてくれるので、すっかりサボっていたM子です。
そんなメグーちゃん怒濤の『めぐみごはん』ラッシュの間に、こっそり小ネタをば。
小ネタとは言っても、これは潮干狩りマニアにとっては、たまらないネタですばい!(と、何故か博多弁)
訪れたのは、大潮の御殿場海岸。
平日にもかかわらず、潮干狩りニストが大勢おります。
こちらに越して来てから知りましたが、三重県民って潮干狩りを日常的に楽しんでいますよね。
M子が川崎に住んでいた頃は、『潮干狩り』なんて言ったら、それこそ一日がかりの大レジャーでした。
東京湾アクアラインを通って、東京湾を横断し木更津へ。
入浜料はかかるわ、駐車場代はかかるわ、人で一杯だわ・・・普通に貝を買った方が間違いなく安いです。
しかし三重のいくつかの海岸は、サクッと来て、サクッと貝を掘ってサクッと帰ることができるのです!
ビバ!三重!
こちらに来て、すっかり潮干狩りにハマった私でしたが、この2年ほどはご無沙汰していました。
2年の沈黙を打ち破って、獲るZ!
と、ひとしきり熱くなったところで、狩り場探索。
あ、格好は麦わら帽子に、首に巻いたタオル、そして膝上までのパンツ、長袖のパーカーがデフォです。
・・・が、掘れども掘れども、アサリの姿はなく。
ゴールデンウィークの間に、獲り尽くされてしまったのでしょうか・・・。
となれば、さっさと作戦変更。
マテ貝を狙います。
ぬかりなく、ちゃんと塩も持って来ていたのですよ。ふふふ。
気づけば、まわりの人も、みんな塩を手にしています。
もしかしたら、この日はマテ貝の日だったのかも。
マテ貝獲りが楽しいのは、やはりその獲り方!
潮の引いた場所にちょっと縦長の穴を見つけたら、それがマテ貝!
鍬で表面を10cmほど水平に削ると、穴が大きくなるので、そこにすかさず塩を投入!
結構多めですよ。
この日は手で塩を入れましたが、マテ貝ハンターが使うのは、100均で見かけるドレッシング入れ。
あれが一番、塩を穴にすすぎやすいです。
5〜10秒ほど待つと、ニュウウゥッ・・・と穴の中から姿を現すので、すかさずつまみます!
けっこう力が強いくせに殻がもろいので、しっかりつまみ、慎重にゆっくりと引き出します。
すると、ほら!
長さ12〜3cmほどのマテ貝ゲット!
ヒャホーイ!
※これは夫の手です
その後も続々とゲットン!
およそ30分弱で、これだけの量が獲れました。
どこを掘ってもマテ貝の穴があり、御殿場海岸はまさしくマテ貝天国。
これは御殿場海岸が激しく遠浅で、マテ貝の生息できる場所が多いからなのですが、逆に危険もあります。
遠浅なだけに、かなり沖で掘っているとと、満ちて来た潮にとらわれる危険があるのです。
なので、潮干狩りをしながらでも、必ず海の方を見て、潮が満ちて来たのを感じたら、すぐに撤退すること。
「あともうちょっと・・・」なんて欲を出したらいけませんよ!
ちなみに始めた時はこの水量でしたが、帰る時には潮が満ちて来て、膝上まで来ていました。
本当にお花を摘む感覚でマテ貝獲り。
マテ貝は砂抜きせずにそのまま食べられますが、念のために砂抜き。
結構、いろいろなゴミが出てきます。
あとは調理!
フライパンにバタとニンニク(今回はチューブ)を入れて、やや強火。
ここにマテ貝を投入!
軽くフライパンを揺らして、熱をまんべんなく行き渡らせ。
白ワインを注ぎ、強火でアルコールを飛ばし、蓋をして今度は弱火に。
火が通って身がふっくらしたら完成です!
ぬおお、美味しそう!!
「そう」じゃなく、美味しい!!
あさりやはまぐりに比べても、旨味が非常に濃い!
というか、『出汁』としての威力がすごそうな、奥深い旨味。
これを出汁にしたら、間違いなく最強のお吸い物が出来上がるはず!
炊き込み御飯にしても美味しいに違いありません。
ちなみにこの『マテ貝狩り』、福岡や千葉、そして三重が有名で、他の地域ではあんまりないそうです。
こんなに美味しい貝を海岸で掘れるなんて、実は貴重な体験なのかも。
次の大潮は6月26日からの3日間!
獲るZ!
ごちそうさまでした!